人生を変える方法は「脱獄」のようなものだと思う


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photo credit: Ingrid Taylar Every Gopher’s Working for the Weekend via photopin (license)

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

いつもチェックをしているサイト「Books&Apps」にその名も「人生の変え方」という記事が出ていました。

人生の変え方について。
社長 「最後です、「人生を変えようと思った時点で、既に人生は変わり始めている」と思ってください。」 私 「…どういうことでしょう?」 社長 「50歳で人生を変えたい、という決意がどれほどのものか、安達さんに分かりますか?…

「振り返りマンガ」ということで、過去の記事の一部分をマンガ化したものと見受けられるのですが、その元記事はこちらです。

50歳以上しか採用しない会社の社長が言った、「人生の変え方」
1週間ほど前に、おもしろいツイートが回ってきた。 これほどまでに人々を陰鬱な気持ちに陥らせる画像が、今まであっただろうか pic.twitter.com/Av9LNVkdRi — さい (@saiculture) 201…

50歳にもなって、人生なんか変えられないだろうと多くの人は思うかも知れませんね。

さて、私ですが、こどもの日が誕生日ということで、昨日41歳になりました。

もう世の中ではオッサン中のオッサンです。

しかしそんなオッサン中のオッサンでも人生を変えることができました。これ、自分の経験ですからホントです。

まさに上記記事のように変えてきたわけですが、私の場合の人生の変え方はこうだったということで、より具体的に書き残しておければと思います。

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人生を変えるのは長期戦

まず、「人生を変える」のは長期戦です。

  • 仕事をやめる
  • 転職をする
  • 異動や転勤がある

こんなライフイベントがあったらその時点から急激に人生が変わると勘違いしがちですが、それは違います。

仕事をやめたら生活を維持するための資金が必要ですし、転職をするためには転職先に自分のスキルや能力を価値として見い出してもらわなければなりません。

それら資金やスキル・能力がないのであれば、それを培うための時間が必要になります。

「人生を変えたい」などと思うときは、その資金やスキル・能力がないときがほとんどですので、その時点から長期戦を覚悟することになります。

この時期になると人事異動や転勤も気になりますね。受動的な意味で人生は変わるかもしれませんが、能動的に「変えた」とは言い難いですね。

針で穴を掘り進めていくかのように

私の場合、「人生を変えたい」と思った瞬間はサラリーマンでしたから、フルタイムで働いていました。

残業は激しい会社ではありませんでしたが、朝10時から19時が定時。通勤は朝夕1時間強。帰宅は早くても20:30。そこからの数時間が唯一のゴールデンタイム。TVなんか観ている時間はありません、もったいない。

収入面ですが、残念ながら会社からの給料は生活費でほとんど飛んでいきました。だから黙っていたら貯蓄はできません。

この中で、いかにして資金、スキル・能力を蓄積するのか…私の作戦はこうでした。

  • PCを自分で購入して会社に持ち込み
  • 業務をVBAで効率化
  • 帰宅後の数時間+土日でブログと副業

日々の時間はとてつもなく限定的です。

その限られた少ない時間の間で、針で穴を掘り進めていくかのように、少しずつ道を切り開いていくのです。

PCを自分で購入して会社に持ち込み

会社で用意されていたデスクトップPCは、国内で有名な格安PC屋さんのM社製。しかも前任者のおさがり。

まあ処理が遅いんですよ。

PCの起動に5分、エクセル開くのに1分、再計算とかも1分。

PCは消耗品、一般的に使うほどパフォーマンスは落ちます。また、仕事用とプライベート用はその求めるパフォーマンスも違いますよ。

さすがに我慢できなかったので、性能の良いノートPCを自腹で購入して会社に持ち込みました。

一時の出費はかかりましたが、これで無駄な時間を減らして時間を捻出できます。

業務をVBAで効率化

これは効果絶大でした。

前任者のエクセル業務はコピペの嵐でしたので、VBA化することでかなり効率が上がりました。前任者の仕事は少なくとも10分の1以下の時間に圧縮できたと思います。

当然、事業としてはVBAを組むことではなく、別のミッションがあったのですが、上司が思っているよりも少ない時間でミッションをこなすことができるようになったので、業務内で時間を捻出することができます。

その余った時間で、もっとVBAを勉強して他の業務を自動化したり、チャットワークやDropboxなどのサービスを研究したり、そういう日々を過ごしました。

VBA自体でもたもたするわけにはいきませんし、VBAで毎日10分でも稼ぐことができれば、それだけ掘り進めていくことができます。

ちなみに宣伝ですが、VBAに関してはこの時期に苦労した内容がかなり著書に詰め込まれています。

副業で資金を貯める

「独立」という選択肢ではなくて、例えば「転職」という選択肢であれば、資金はさほど必要はないかも知れませんが、私はサラリーマンにはこりごりだったので、独立を目標としていました。

資金を貯める、これは時によってかなり難易度が高いです。

なぜなら、今の日本では多くの場合、ほとんどの時間が会社に拘束されていて、さらに副業も禁止されていることが多いからです。

私の場合は副業は禁止とはされていませんでしたが、諸般の事情を気づかって、なるべくクローズドで動いていました。

信頼できる人に慎重に声をかけて…「よかったら仕事のお手伝いしますよ~」という活動です。

そこで、うまいことお仕事をすることができましたが、稼働時間がそれほど多くはありませんので、十分な資金を手に入れるためには長期戦を強いられました。

ブログは資金源としてはアテにならない

そして、ブログもまさに長期戦です。

毎日から数日に一本ずつ記事を更新していっても、私の場合はそこから受注を得ることができるまでにブログが成長したのは開始から半年以上経ってからです。

広告収入に至っては、今でもお小遣い程度。

資金に関してはブログを頼っていたら、いつまでたっても貯まりません。なんとか、副業か、節約で頑張ることを考えたほうが懸命です。

ですが、その後の「発信力」という視点でいうと、多少無理をしてでも早めに立ち上げておくことをオススメします。

まとめ:人生の変え方とは

そうこうして、サラリーマンをしながら1年半ほどで、独立に見合うスキル、資金、発信力を手に入れることになりました。

そして、実際に独立を果たした後も、約2年間、同じように少しずつスキル、資金、発信力を積み重ねてきています。

ですから、合計で3年半くらいですね。結果としてこのように人生が変わりました。

  • 独立して社長になった
  • VBA、GASなどプログラミングで仕事ができるようになった
  • 年収がサラリーマン時代の最も多い時期を超えた
  • 毎月40万PVほどのブログメディアによる発信力を持つことができた
  • 商業出版ができた
  • 憧れの会社とお付き合いができるようになった
  • 今日は終わったから閉店ガラガラ!
  • 大切な記念日はお休み!

何度か表現として使っている通り、人生を変えるのは針で穴を掘るようなものです。

実際の内容は、決して難しいことではありません。誰でもできることです。

世の中に自分が役に立つための勉強をして、ITを勉強して、ブログを書いて、副業をして資金を貯める。そういったことを毎日、ほんの少しずつです。

それが人生の変え方です。

もし、人生を変えたいと思っている方がいれば、参考にしてみてください。3年半あれば、けっこう変わると思いますよ。


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