みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、「叱る」という行為自体いらないのでは?です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
叱るという行為自体必要ない
今日はハッシュタグ企画「#叱る技術」についてお話します。
最初に言っちゃいますが、僕の意見ですけど、ビジネスの現場や大人のコミュニケーションでいうと、叱るという行為自体が必要ないというのが僕の意見です。
「叱る」と「怒る」
辞書を引いてみると
「叱る」とは「目下の者の言動のよくない点などを指摘して、強くとがめる。」こんなふうにあるんですね。
「怒る」については
- 不満・不快なことがあって、がまんできない気持ちを表す。腹を立てる。いかる。「真っ赤になって―・る」
-
よくない言動を強くとがめる。しかる。
つまり、怒るには、叱るという意味も含まれているんですね。
世の中では、怒ると叱るは全然違うという意見も聞きます。
感情を強くぶつけるのが怒るで、叱るは強い口調であるものの理性を持って相手のために強く指導をする、なので叱るのほうはいいけれど、怒るのはやめようねという話もあります。
怒ることは稚拙なコミュニケーション
たしかに、怒ること、つまり感情をぶつけて人をコントロールするというのはそもそも違うと思っています。
怒ることは自分自身の都合を一方的に押し付けること
主に怒りでそういうことをしようとする人がいるけど、僕はそれは、心の弱い人がやる稚拙なコミュニケーション手段と思っています。
なぜなら、怒っている人は、怒りを覚えているというその人自身の都合があるのだけど、それを一方的に押し付けて相手をコントロールしようとしてるだけです。
コミュニケーションというのは、ざっくりいうと言語的・非言語的なやり取りを通して、お互いとそれを取り巻く状況がより幸せになるためにするものだと思うわけです。
なので、相手には相手の言い分や、考え方や、状況がある、視点があるわけです。
そういうインプットを拒否して、自分の都合だけを一方的に押し付けることで、お互いとそれを取り巻く状況がより幸せになるかといったら、それは無理だと思います。
言語という素晴らしいツールがある
人は幸い、言語という高度で素晴らしいツールを使えるんです。
生まれたばかりの赤ちゃんだとしたら、言葉が使えないので、泣くことで、大人に気を引いて、色々と汲んでもらわないと行きていけないのは確かにあります。
しかし、3,4歳くらいになれば、言葉が理解できるようになるので、不快だとか、こういう欲求があるとか、本人とその状況を、稚拙ながらも説明できるようになって、歳をとるとより詳細に説明ができるようになります。
大人であれば、当然その3,4歳がわかる言葉をつかってコミュニケーションをとる努力ができるわけです。そこは諦めずにやるべきというのが僕の考え方です。
怒るということをコミュニケーションで使うべき手段ではないと僕は思います。
叱ることは相手のことを思っていればいいのか
では、一方で相手のことを思って叱る、理性的で相手のことを思っていれば、それで良いか?という話なんですけれど、もう一回定義から考えてみます。
「目下の者の言動のよくない点などを指摘して、強くとがめる。」
この定義でいうと、ビジネスパーソンどうし、大人のコミュニケーションでいうと、叱るというコミュニケーションは必要ないとうのが僕の意見です。
人と人は対等で上下であるべきではない
なぜなら相手のことを「下」と思っているからです。
大人だろうが、子供だろうが、コミュニケーションにおいて人と人は対等だと思うわけですし、上下はあるべきではないと思います。
知識や経験の差があれば、それを埋めるようなコミュニケーションをとればいいし、それが埋まったとしても、相手の言い分や、考え方や、状況がある、視点がある。
そこに納得はできないとしても、尊重はしないといけないと思います。
どういうふうにかというと、「僕はそうは思いません、なぜならこうこうこう思うし、そのほうがあなたのためになる」と率直な意見を言う事はできるわけです。ただそれを受容するかどうかは相手次第になります。
アンフェアな欲求が隠れていないか
「目下の人をとがめる」という時点で、自分がコミュニケーションにおいて上位に立ちたいという、アンフェアな欲求が見え隠れするんですね。
相手のことを思って…とやっている人は、一度、他人をとがめるという行為を通して、気持ちよく感じている自分がいないか、冷静に考えてみたほうがいいかもしれません。
子供を叱るということについて
唯一、子供のうちは、感情的に興奮しているとか、そういうときに大きな声を本気で出して、空気を変えたりとか、流れを止めたりということはあるかも知れません。
それは、目下だからというよりは、子供は心が未発達で感情のコントロールまだできないから、そういう手段が必要になるというだけの話です。
感情のコントロールができているであろう大人に対して、そのような方法を使うというのは、よほど相手を見下しているのでは?と思うんですね。
お互いがハッピーであるためのコミュニケーションが必要
ということで、僕は大人どうしのコミュニケーションで感情をぶつけて怒るということもする必要はないし、相手をとがめて叱るということも、おこがましいことだと思っています。
人なので、どうしても感情が出て、心の弱さが出てくることはあるかもしれませんが、それを肯定するわけではありません。
必要な技術というのは、怒ることも叱ることもなく、お互いがハッピーになるためのコミュニケーションをとれる技術だと思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「「叱る」という行為自体いらないのでは?}」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。