みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、X(旧Twitter)有料化テスト開始 新規登録&投稿するなら年1ドル「Not A Bot」です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
X有料化テスト開始
今日は、ニュースを紹介していきます。
記事のタイトルなんですが、「X(旧Twitter)有料化テスト開始 新規登録&投稿するなら年1ドル「Not A Bot」」という記事になります。
こちらの記事、リンク貼っておくんですが、他にも解説として色々情報追加しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
Xが有料化という話なんですが、詳しくお伝えしていきます。
ニュージーランドとフィリピンでNot A Botテスト運用
10月17日にニュージーランドとフィリピン、この2カ国限定でテストを開始しました。
どういったテストかというと、投稿可能なアカウントに対して少額を課金するプログラム、「Not A Bot」こちらのテストを開始したってことなんです。
ポスト可能な新規アカウントを作成する場合有料
この2か国でポスト可能な新規アカウントを作成する場合、電話番号の認証を行った後に、年間1ドル相当のNot A Botの登録が必要になるということなんです。もしくは、既存のX Premium。こちらのサブスクリプションに加入する必要があるということなんです。
このNot A Botに加入することで、 Xでの投稿や投稿へのいいね、返信、リポスト、引用、ブックマークなどが実行可能になるということなんです。
ただ、このNot A Botに加入しなくても、投稿を閲覧したり、動画を見たり、アカウントフォローしたり、そういった読み取り専用のアクションは、することができるということなんです。
なので、ポイントとしては、投稿、発信、そういった活動をしようとするアカウントには、年間1ドルの課金が発生するということなんです。
すでに作成済みのアカウントは影響なし
今回、もう1個重要なポイントとしては、すでに作成済みのアカウントに関しては、影響は受けないということなんです。
パッと見、既存ユーザーにも課金するのかと、イーロン・マスクだったらやりかねないと思いがちなんですが、今回は既存ユーザーに関しては影響を受けないので、そこは一安心というところです。
Not A Botを導入理由はスパムボット対策
このNot A Botを導入する理由についてなんですが、Xとしては、スパムボット対策のための施策としています。決して利益を上げるためのものではないと強調しています。
このスパムとかボット。これが、どうして対策が必要なのかみたいなことについてお伝えしていきたいと思います。
ボットとは
まずボットなんですが、これはプログラミングを使ってXへ自動投稿する機能になります。
たとえば、僕が運営しているコミュニティノンプロ研のノンプロ君というアカウントがあるんですが、そちらでノンプロ研のお役立ち情報みたいなのを、随時投稿しているんです。
あらかじめ決められた投稿内容を、指定したタイミングで投稿するように、そういったプログラムによって動いているです。
ボットが良くない理由で使われる例
ただ、このボットが良くない理由で使われていることがあります。
たとえば、ニセ情報を拡散しようとか、あとヘイトスピーチ。これを拡散しようとか、そういった目的で使われてしまうことがあるんです。
Xでいうと非常に多くのユーザーが利用していますし、さらにテレビとか、他のメディアでも、Xでの投稿を拾って、ニュースにする、そういった動きもありますので、かなり影響があるんです。
しかし、そこで、ニセ情報とか、偏った情報ばかりが拡散されていると、そこにも影響を与えてしまうということで、よくない問題になっていたんです。
ボットだけではなくて人力でも結構勢いよくやられている
良くない情報の拡散というのは、ボットだけではなくて、人力でも結構勢いよくやられてたりします。
たとえば、サイエンスライターの片瀬さんという方がいらっしゃるんですが、一時期他のアカウントからの誹謗中傷、これに大いに苦しめられていたんです。
それで、裁判に踏み切ろうということで、当時、Twitter社になりますが、情報開示を受けて、それら誹謗中傷を受けていたアカウントを特定したわけです。するとなんと、ある1人の方が数百のアカウントを保持していて、誹謗中傷を繰り返していたことが判明したんです。
なので、ボットもそうなんですが、人力でも、そういったことが起きていて、1人のユーザーが大量のアカウントを持っているとか、1つのアカウントで大量に投稿したりとか、そういった傾向があるということが言われているんです。
課金により新規のアカウントを大量作成を防ぐのを期待されている
そこで、年間1ドルでも課金を発生させることで、その新規のアカウントを大量に作成する、この行為を防ぐことができるということが期待されています。プラス、今回、電話番号の認証に加えて、決済も必要になるわけです。
なので、よりアカウントに個人の情報が紐づいていく形になります。たとえば自分のクレジットカードが紐づいているアカウントで、そういった誹謗中傷を繰り返すというのは、心理的にも、やりづらくなるんじゃないかなということが期待されているわけです。
ただ一方で、組織的なネット工作が、これによって、どこまでやりづらくなるのかというのは、意見が分かれるところなんです。
完全に防ぐのは難しいのかもしれないんですが、今までよりは、手間もコストもかかることになりますので、やりづらくなるんじゃないかなということは、期待できます。
この施策に対して、有料化するなんて何事だと、ちゃんと人手をかけて、スパムとかボットとか、対策すればいいじゃないかといった意見もあるんです。
ただ、これまでもTwitter時代からあれこれいろんな議論があって、あの手この手でやってきたんですが、かなり人手がかかってしまうんです。しかも、完全に撲滅するのは相当難しいということが分かっています。
そこで、新規アカウントには年間1ドルの課金をしようと、こういったアイデアが出てきたわけです。これは本当にイーロン・マスクならではの奇策だなとは思います。
全世界で適用された時どういったことが起きるかの予想
これを受けて、ニュージーランドとフィリピン以外の国々も含めて、全世界で適用された時に、どういったことが起きるのかというのを、ちょっと予想してみたいなと思います。
新規で複数アカウントを作るのは、かなり抑制されると思いますので、今以上に、そういったニセ情報とか、ヘイトスピーチとか、そういったのが拡散されるようになるってことはなさそうだなということが期待できます。
ただし、既存ユーザーはそのままなので、既存でそういった行動を繰り返している人の抑制には、あんまりならないかなというところです。
1番影響を受けるのはティーンエイジのユーザー
おそらく、1番影響を受けるのは、ティーンエイジのユーザーかなと思うんです。
たとえば13歳になって、X使おうとティーンエイジャーの傾向として、役割ごとに、複数のアカウントを運用していることは、よく言われています。
しかも、決済が必要になると、彼ら自身の判断ではできない可能性も十分にあります。
なので、ほとんどのティーンエイジャーが、今まで通りの運用ができなくなるんじゃないかなという気はしています。
全年齢においても新規登録ユーザーは減少する
全年齢において、新規でXを使おうと、そういったユーザーの登録も、減ってしまうかなというところです。
閲覧はできるってことなんですが、ちょっとやってみようかな、でもお金かかるんだったらいいかなってなっちゃう人は、中にはいるんだろうなと思います。
これに関して、個人的には僕が主催しているコミュニティノンプロ研では、Xのアカウントを皆さん作って、で、SNS上で繋がりを作ったりとか、学習の成果をアウトプットしたりとか、そういったことしようとオススメしているんです。
なので、皆さん課金あるんだったらいいかなとなると、やだなとは思っています。
既存ユーザーにも課金をしていくのか
あと、気になるのは、既存ユーザーにも課金をしていくんじゃないかみたいなところです。これに関しては本当に全く読めないところなんです。
ただ、そこをやると、かなり既存ユーザーの行動にも影響が出てきて、Xの広告収入などにも影響がある可能性がありますので、いきなりガツっとやってくることはないんじゃないかなって個人的には思っているんです。
ただ、昨今のXの様子を見ると、何が起きるかわかんないなというところがありますね。
ちょっと注視して見ていきたいところです。
メタ社のThreads対策としても悪くない
ということで、Xの新規アカウントは課金していきますよ。そういった動きがあるよってことをお伝えしてきたんですが、個人的には、ボットとか、スパム、この対策としては、悪くないんじゃないかなと思います。
あと、ライバルとして、虎視眈々とサービスを伸ばしているメタ社のThreadsなんですけど、彼らも売りとしては、今のところ、より平和なTwitterみたいなところを押している感じもあります。
なので、Xがより平和になったら、そのチャームポイントもスポイルできます。もしかしたら、そんな狙いもあるのかなと個人的には思ったりしました。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「X(旧Twitter)有料化テスト開始 新規登録&投稿するなら年1ドル「Not A Bot」」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。