生成AIによる走り書き記事化選手権 第2回戦

生成AIによる走り書き記事化選手権 第2回戦

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

先日もお送りした「生成AIによる走り書き記事化選手権」ですが、第2回戦をお送りします。

第1回戦のようすはこちらです。

Voicyの台本をWeb記事化する際に、どの生成AIが最も優れているかを検証します。勝者は、どのAIになったのでしょうか?

では、行ってみましょう!

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記事化選手権2回戦の概要

さて、今回の生成AIによる記事化選手権、第2回戦です。

今回は、リスナーさんからの「振り返りってどうすればいいのか?」というVoicyへのコメントに答える内容のもの。

そのVoicy放送の走り書きを生成AIに渡して、記事化をしてもらいます

今回の対決に参加するAIは、次の5つです。

  • ChatGPT 4o
  • Claude 3.5 Sonnet
  • Gemini 1.5 Flash
  • Gemini 1.5 Pro
  • Gemini 2.0 Experimental Advanced

条件は以下の通りです。

  • 見出しをつける
  • 2000文字以上4000文字以内
  • タッチは誠実、やさしい、時々ユーモア
  • 装飾はつけない

前回はGemini勢が強かったのですが、今回はどうだったでしょうか?

各生成AIの出力結果と評価

ChatGPT 4o:堅実だけど、もう少し柔軟さが欲しい

まずは、ChatGPT 4oから見ていきましょう。

文字数は1691文字と、ちょうどいい感じ。前回の結果は、不完全燃焼でしたが、今回は少し復調したようです。

構成や見出しは悪くないのですが、やっぱりタッチが堅い印象です。

たとえば、「また、次の年の目標を宣言し、これまでのブログ記事を振り返りながら、目標の達成度を確認します。このプロセスを通じて、次の年に向けた改善策を練るようにしています。」という部分、だいぶ堅いですよね。

また、リスナーさんのコメントが要約されてしまったのは残念です。そのまま掲載したいですからね。

また、「月末になると「ノンプロ研」というプログラミング学習コミュニティでの振り返り会に参加します」という部分。惜しいけど間違いでした。

記事の後半になると、かなり端折ったり、要約しすぎるような、抜き感が出てしまうのは、ChatGPT 4oの傾向としてあるように感じます。

Claude 3.5 Sonnet:誠実なタッチだけど、捏造が気になる

次は、Claude 3.5 Sonnetです。

文字数は1302文字。タッチは誠実な感じで好感が持てます。が、今回はやや捏造感がありました。

しかし、「実はこれ、とてもよくある悩みなんです。僕自身も以前は同じように感じていました。」というのは、捏造ですね。僕は前からとくに感じていませんですよ。

また、「話すことで、より直感的に思考を整理できることがありますよ。」というアドバイスも、台本にはない内容です。

Gemini 1.5 Flash:親切な説明だけど、オリジナリティが強すぎる

Gemini 1.5 Flashは、文字数が1937文字と、今回は長めでした。

タッチは以前より柔らかくなりました。

OODAループの説明を入れてきたのは親切ですが、台本にはない内容です。それに伴って、構成も変わってしまっていました。

「振り返りを通して得られるもの」という節も追加されていましたが、丸ごと捏造でしたね。

Gemini 1.5 Pro:バランスが難しいけど、光る表現力

Gemini 1.5 Proは、文字数が1670文字。

途中、箇条書きだらけになっていたので、修正してVer.2を作成しました。その結果、文字数は2162文字に。タッチは悪くないのですが、修正部分とそれ以外のバランスが少し崩れてしまいました。

リスナーさんのコメントがすっかり抜けてしまったのは残念。

「日々の生活の中で「あ、これは!」と気づきや発見があったとき、」という表現は、人が書いてるっぽくてとてもいいですね。

あと急に「この後の22時からは、僕個人の振り返りタイム!」と、勢いが出てどうした?という感じで面白かったです。

Gemini 2.0:自然なタッチと的確なポイントが魅力

最後に、Gemini 2.0です。Ver.1は文字数が3913文字と、かなり多めでした。台本にない捏造も多かったため、「台本にある情報だけで」と指示してVer.2を作成しました。結果、文字数は2911文字に。

捏造部分の削除と構成の調整は必要ですが、テイストはとても自然で、僕の話し方に近いです。

今回、唯一リスナーさんのコメントをそのまま掲載できていました。さすが。

そして、「「方法」「タイミング」「カテゴリ」の3つの要素を組み合わせて、自分なりの振り返りの型を作ります。」という一文は、この記事の根幹となるポイントを捉えていました。

見出しの付け方も、場所も文字列もいい感じです。

今回の勝者はGemini 2.0!

さて、第2回戦の結果発表です。今回は、Gemini 2.0に軍配が上がりました

手直しやアイキャッチ作成、SNS投稿、ブログ公開まで、なんとか30分で完了しました。

そういえば、GeminiはGoogleドキュメントに書き出せるんですよね。さらに、Gemini Advancedなら、ドキュメント上でもGeminiを使える…。これは、かなり強力な組み合わせかもしれません。

ということで、記事化作業はGeminiを中心に使っていこうと思います。みなさまのご参考にもなれば!

まとめ

以上、「生成AIによる走り書き記事化選手権 第2回戦」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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