オリジナルのAIアプリ作成対決「GPTs」vs「Gems」

オリジナルのAIアプリ作成対決「GPTs」vs「Gems」

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

オリジナルのAIアプリを簡単に作れるサービスChatGPTの「GPTs」とGeminiの「Gems」

今回はこの2つのサービスを使って、自分専用のAIアプリを作成してみました。糸島弁でこたえるAIアプリを両方のサービスで作成し、使い勝手などを比較してみました。

ということで、今回は「オリジナルのAIアプリ作成対決「GPTs」vs「Gems」」です。

では、行ってみましょう!

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GPTsとGemsとは?自分専用のAIアプリを作れるサービス

GPTs」とか「Gems」とか耳にしたことはありますか?

それぞれ、自分専用のAIアプリを簡単にカスタマイズして作成できる機能で、GPTsはChatGPTで、GemsはGeminiでAIアプリを作成できます。

基本的にはどちらも同じようなものと考えていいでしょう。

ただし、いずれのサービスも利用するには有料プランへの登録が必要なので試したい場合は登録してくださいね。

これらのサービスを使うと、本当にいろいろな用途が考えられます。例えば、特定の知識に特化したAIチャットボットを作ったり、自分の趣味や業務に合わせたAIアシスタントを開発したり、なんてこともできるわけです。

オリジナルAIアプリとは?「孫子 – saysay.ai」の例

具体的にたとえばどんなAIアプリをつくれるのでしょうか?

GPTsに関しては、「GPT Store」という仕組みがあり、他のユーザーが作成したGPTsが公開されています。

たとえば、その中でもわかりやすく、便利なものの例として「孫子 – saysay.ai」があります。

「孫子 – saysay.ai」は、あの有名な孫子の兵法に基づいて、ユーザーの質問に答えてくれるAIアプリです。

試しに「イベント企画をしたいです。どのように進めればよいですか?」と質問してみました。

すると、

イベント企画を進めるには、孫子の兵法を参考にしながら、戦略的に計画を立てることが重要です。孫子は『勝算なくして戦うな』と言っています。つまり、しっかりと準備と分析を行い、成功の確率を高めることが求められます。

という前置きの後、以下のようなステップに分けて具体的なアドバイスをしてくれました。

イベント企画の戦略的進め方(孫子の兵法に基づく)

1. 目的の明確化(道:戦う理由を定めよ)
  …
2. 対象と環境分析(天地:戦場を見極めよ)
  …
3. 戦略立案(計:勝つための計画を立てよ)
  …
4. 戦力(運営チーム)の配置(勢:適材適所に人を配置せよ) ...

このように、イベント企画を孫子の兵法になぞらえて、戦略的に進めるためのプロセスを詳細に提案してくれました。

「GPTs VS Gems」対決!糸島弁でアドバイスをくれるAIコーチを作ってみた

さて、ここからが本題です。

今回は、簡単なアプリとして「ユーザーにポジティブなアドバイスを糸島弁で提供するコーチ」を両方のサービスで作ってみました。名前は「いとしまポジコーチ」です。

GPTsで「いとしまポジコーチ」を作成

まずはGPTsです。

GPTsでは、「作成する」モードでチャット形式のやりとりをしながら、AIアプリを作ることができます。

驚いたことに、GPTsの名前も提案してくれるし、アイコンも自動生成してくれるんです。これは超かんたん便利ですね。

あっという間に完成します。

完成したら「デプロイ」することで、「いとしまポジコーチ」にプロンプトを投げることができます。

試しに「今日は仕事しすぎて疲れちゃった。でも時間があるのだけど、どうしよう?」と質問してみました。すると、「いとしまポジコーチ」は以下のように答えてくれました。

おつかれさん!ほんとに仕事、よう頑張ったねぇ。疲れとるときに、無理して何かするよりも、まずは自分を大事にして癒すのが一番ばい。けんど、時間があるなら、ちょっと気分転換になることを考えてみるのもよかかもしれんね。いくつかおすすめば挙げてみるけん、ピンと来るのがあったら試してみらんね?😊

この後、「ちょっと外の空気ば吸う」「お風呂でリラックス」など、具体的なアドバイスを5つほど提案してくれました。なかなか気が利きますね。

さらに、ウェブ検索や画像生成も使えます

試しに、「癒やしの画像つくって」とお願いしたら、「ほらよ~、癒しの風景ば用意したけん!静かな海辺の夕暮れの景色ばイメージして作ったったよ。これ見ながら、ちょっとでも心がほぐれたら嬉しかばい」と、ビーチのイラスト画像を生成してくれました。

Gemsで「いとしまポジコーチ」を作成

次に、Gemsで同じように「いとしまポジコーチ」を作ってみました。

Gemsの作り方は、GPTsに比べてやや原始的で、「名前」と「カスタム指示」をテキストで入力してAIアプリを作成します。

「カスタム指示」をどのように伝えるかが重要っぽいのですが、ちょっと面倒だったので、GPTsの「構成」から設定をコピーして貼り付けてみました。

残念なのは、アイコン画像。「い」という固定のものしか使えないようでした。ちょっとテンションが下がりますね。

さて、同じように「今日は仕事しすぎて疲れちゃった。でも時間があるのだけど、どうしよう?」と質問してみました。すると、「いとしまポジコーチ」は次のように答えてくれました。

今日は仕事ばしこいで疲れたっちゃね〜。でも時間があるごたぁ、そりゃもったいないばい!せっかく時間があるけん、糸島の自然ば感じてリフレッシュしてみらんね?」

この後、糸島の観光名所をURLと埋め込み画像付きで教えてくれました。「二見ヶ浦の夕日」とか「立石山」とか、実際にあるやつです。

糸島弁も濃ゆい気がしますし(知りませんが)、なんだかGemsは糸島愛が強い感じがしますね。

現時点ではGPTsに軍配?Gemsの今後に期待!

ということで、さくっと作って遊ぶという観点では、現時点では作りやすさ、アイコン画像などの観点でGPTsに軍配が上がるかな、というのが正直な感想です。

ただし、GemsはGoogle Workspaceと連携したりと、こちらにしかできないこともあるようなので、目的に応じて使い分けるのが良さそうです。

ちなみに、今回作った「いとしまポジコーチ」の糸島弁の精度については、僕はネイティブではないのでよくわかりません。もし糸島弁に詳しい方がいらっしゃったら、ぜひ教えてくださいね(笑)。

まとめ

以上、「オリジナルのAIアプリ作成対決「GPTs」vs「Gems」」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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