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みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
「週刊Work&Techニュース」 2025/03/07版をお送りします!
今週のワークとテックの主なニュースをざっとチェックし時流をつかんでいただくことができますよ。
では、行ってみましょう!
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OpenAIが「GPT-4.5」提供開始–知識量や感情的知性も向上、幻覚リスク減
OpenAIは最新のAIモデル「GPT-4.5」を発表しました。このモデルは従来のGPTシリーズを大きく進化させ、より自然で人間らしい対話を可能にするとされています。
GPT-4.5は知識量が拡大し、感情的知性が向上したことで、ユーザーとのコミュニケーションが「思慮深い人物」と話しているような感覚を提供します。また、幻覚(誤情報生成)のリスクが約63%減少し、より信頼性の高い回答を生成できるようになりました。さらに、多言語対応力やプログラミング支援能力も強化されており、幅広い用途で利用可能です。
現在はChatGPT Proユーザー向けに提供されており、今後順次他のプランにも展開される予定です。

OpenAIの「GPT-4.5」で特に注目したいのは、「感情的知性」の向上です。ユーザーの気持ちや言葉のニュアンスをより深く理解して、適切な応答ができるようになりました。
たとえば、ユーザーが落ち込んでいることを話したとき、ただアドバイスをするだけでなく、共感するような言葉をかけながら対話を続けることができます。
GPT-4.5は「非推論型」という設計で、高度な数学や科学の問題を解くことは得意ではありません。しかし、その分、日常のさまざまな場面で広く使える、汎用性の高さが特徴です。
次の「GPT-5」では、推論型と非推論型が一つになると言われていて、もうすぐ登場するとされています。今回のGPT-4.5は、その前段階として、少し控えめな進化とも言われていますね。
Anthropic、最新モデル「Claude 3.7 Sonnet」リリース 「拡張思考モード」で性能ブースト
Anthropic社が最新の人工知能モデル「Claude 3.7 Sonnet」をリリースしました。
この新モデルの最大の特徴は、「拡張思考モード(Extended Thinking Mode)」と呼ばれる新機能です。ユーザーはこのモードをオンにすることで、Claudeにより深く考えさせ、複雑な問題に取り組ませることができます。
標準モードでは迅速な応答が可能ですが、拡張思考モードでは問題を詳細に分析し、解決策を計画し、複数の視点を考慮してから回答を提供します。これにより、特に複雑なコーディングや数学的計算、包括的な推論が必要なタスクで性能が大幅に向上しています。

AIの進化の方向性を各社比べると面白いですね。
これまでOpenAIやGoogleは、一般的な作業が得意なモデルと、難しい問題を考えるのが得意なモデルを別々に提供することが多いです。それが、GPT-5では統合されると言われています。
一方、Anthropicは「ハイブリッド推論モデル」という方法で、両方の機能を1つのモデルにまとめています。
この方法だと、ユーザーは状況に合わせてモードを切り替えることができ、より便利に使えます。例えば、簡単な質問には標準モードですぐに答えてもらい、複雑な問題には拡張思考モードを使う、という使い分けができます。
note、クリエイターにAI学習の報酬を還元するトライアルプロジェクト
コンテンツプラットフォーム「note」は、クリエイターがAI学習の対価を受け取れる仕組みを構築するためのトライアルプロジェクトを開始しました。
この実証実験では、参加クリエイターのテキストコンテンツがAI事業者の学習データとして利用され、一定の基準に基づいて還元額が決定されます。還元はAmazonギフトカードで行われる予定です。対象となるコンテンツはテキストのみで、有料記事やメンバーシップ限定記事も含まれます。還元金額は3月下旬に決定され、4月中に支払われる予定です。
この取り組みは、日本の著作権法におけるAI学習と著作物利用に関する課題を踏まえ、クリエイターの権利保護とAI技術の進歩を両立させることを目指しています。

このプロジェクトは、AI技術の進化で注目されている「生成AI」と「クリエイターの権利保護」の問題に対応するためのものです。
今の日本の著作権法では、AIの学習のために作品を使うことは、原則として問題ないとされています。しかし、多くのクリエイターから「自分の作品が無断で学習に使われているのではないか」「きちんと対価を支払ってほしい」という意見が出ています。
そこで、noteは「意向表明機能」と「対価還元」の仕組みを導入することにしました。
ユーザーが検索からAIに行動を移す中、僕の運営するブログもなかなかアクセスが稼げなくなっていますからね…トライアルの結果が気になるところです。
3/1 「Skype」が5月にサービス終了、約22年の歴史に幕–通話履歴はTeamsに移行
マイクロソフトは、インターネット通話サービス「スカイプ(Skype)」を2025年5月5日に終了すると発表しました。約22年の歴史に幕を下ろすことになります。
ユーザーは、マイクロソフトチームズ(Microsoft Teams)の無料版に移行するか、データをエクスポートするかを選択できます。チームズへの移行を選んだ場合、既存のスカイプアカウントでログインすると、チャット履歴や連絡先が自動的に引き継がれます。
マイクロソフトは、VoIPの普及や携帯データ通信料の低下により、スカイプの従来の通話機能の需要が減少したことを理由に挙げています。

Skypeは2003年にエストニアで生まれ、無料で国際電話ができるサービスとして、あっという間に広まりました。2011年にはマイクロソフトが85億ドルで買収し、その後もコミュニケーションツールとして多くの人に使われてきました。
1対1のビデオ通話や音声通話、チャットができます。チャットはグループでも利用でき、ビジネスでもよく使われていました。しかし、いつの間にか、プライベートでもビジネスでも、他のサービスにユーザーが移っていきました。
個人的には、以前勤めていたブラック企業で、365日24時間連絡が取れるようにSkypeを強制されていたので、サービス終了そしてその日が僕の誕生日である5月5日と聞いて、いろいろな気持ちが込み上げてきます。
3/3 Google翻訳、大幅な品質向上の日が近い AI「Gemini」で追加質問なども可能
Google翻訳が間もなく大幅な機能アップグレードを迎え、翻訳の質と利便性が劇的に向上する見込みです。
新たに導入されるAI「Gemini(ジェミニ)」を活用した機能により、翻訳後に追加の質問を行ったり、文脈に応じて訳文を微調整することが可能になります。これにより、文化的背景や語調の変更など、より自然で適切な翻訳が提供されるようになります。
Geminiを搭載したGoogle翻訳は、200以上の言語をサポートしつつ、従来の直訳的なアプローチから脱却し、文脈やニュアンスを考慮したインタラクティブな翻訳体験を実現します。さらに、「簡略化」「フォーマル」「カジュアル」などのボタンを活用して訳文をカスタマイズできる機能も搭載される予定です。
これらの新機能は、日本語のように社会的コンテキストが重要な言語において特に有用とされています。

翻訳といえば、以前はGoogle翻訳のみといっていいほど圧倒的一番人気でしたが、最近はDeepLや他の生成AIサービスに、その座を奪われつつありました。
そのGoogle翻訳が、AI「Gemini」を使って大きく進化するという話ですね。
リアルタイム翻訳にも対応する予定とのことで、会議やお客様対応、海外旅行など、さまざまな場面で言葉の壁を越えることができそうで期待です。
GoogleはYouTubeも擁していますからね。これまで言語が壁になっていたコンテンツにも、一気にアクセスできるようになるかもしれません。
まとめ
以上、「週刊Work&Techニュース」 2025/03/07版についてお伝えしました。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!