リアルなデマを量産できる生成AI時代に信頼できる情報を得るためには?

リアルなデマを量産できる生成AI時代に信頼できる情報を得るためには?

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

インターネットやSNSの普及、加えて生成AIの登場により、僕らは大量の情報を便利に利活用できるようになりました。

しかし、その一方で注意しなければいけないのが、偽情報や印象操作、詐欺といった良くない影響を及ぼす情報たち。

そのような信頼できない情報をスルーして、信頼できる情報だけを得るにはどうすればよいでしょうか。

ということで、今回は「リアルなデマを量産できる生成AI時代に信頼できる情報を得るためには?」についてお伝えします。

では、行ってみましょう!

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どうして情報の信頼性を気をつける必要が出てきたか

これまでは、新聞、出版社、テレビ局など情報発信をする役割は権威のあるメディアだけに限られていました。

しかし、インターネット、SNSの普及により、スマホ一台持っていれば誰でも情報発信ができるようになりました。

これには望ましい側面もたくさんありましたが、望ましくない側面もあります。

ネットワークというのは、怒りや恐怖といった負の感情のほうが伝搬、拡散しやすいという傾向があります。

さらに、そのような土壌は、悪意を持った人たちにも利用しやすいという側面があります。偽情報を流したり、詐欺をしかけたり、そういうことがやりやすくなってしまっています。

それに加えてさらに、生成AIが登場しました。

画像も動画も音声もほんものそっくりに生成できるようになりました。

偽の画像や動画、音声を生成して、それがあたかも本物のように伝えることができるようになってしまいました。これは「ディープフェイク」と呼ばれて、新たな脅威となっています。

このような時代ですから、情報を受信する僕らの側に、信頼できる情報を見分ける情報リテラシーが求められるのです。

情報に触れるときに気をつけること

センセーショナルな情報は批判的に見る

まず、意識としてセンセーショナルだったり、極端だったり、そういった情報は批判的に捉えるということです。

たとえば、僕の子ども時代から、大手ハンバーガーチェーンで変な肉を使っているというまさかの情報が教室で噂話になっていました。

前述の通り、負の感情が引き起こす情報は伝搬、拡散しやすいという傾向があります。また、刺激のある情報は記憶に残りやすいとも言われています。

「そんなはずはない」と思える情報でも、気をつけなければいけません。

また、偽情報や極端な情報が拡散されやすいジャンルがありますので、これらのジャンルの情報はそもそも構えて接するというのも手です。

たとえば、健康・医療、金融・投資、政治、災害など。専門的知識が必要で事実の確認が難しいにも関わらず、僕らの生活への影響度が高く、センセーショナルさを演出しやすいのです。

センセーショナルな情報を見たあとの感情を押さえる

もうひとつのテクニックとして、感情を押さえるというものがあります。

僕らの脳は、何かの情報を得てから、それについて思考をするわけですが、その前に感情のほうが素早く反応をするという仕組みになっています。

つまり、知覚→感情→思考という順番です。

知覚してから生まれた感情が、その後のプロセスである思考に影響を与えてしまうのです。

たとえば、大きな負の感情のまま、思考がその影響を受け、負の感情たっぷりのリポストしたり、リプライしたりという行動につながってしまうおそれがあります。

ですから、感情がむくむくと湧いてきそうなら、「ちょっと落ち着こう」と押さえるのがおすすめです。

媒体別の信頼できる情報の取得

では、媒体別にどうやって信頼できる情報を取得するか、媒体の使い方をみていきましょう。

NewsPicks

NewsPicksは、信頼性を担保しやすいニュースメディアといえます。

NewsPicksのキュレーターのみなさんが、各メディアからニュースを紹介(キュレーションといいます)をしてくださっているというのがひとつ。

また、それに加えて、各記事には各専門分野を持っているプロピッカーのコメントが入る仕組みになっています。

ですから、記事に間違いやイマイチな点があると、プロピッカーからコメントによる指摘が入ります。

記事を見るだけでなく、コメントを見ることで、じっくり思考をする機会が生まれますし、理解も深まります。

僕もプロピッカーとしてコメント出してますのでよろしければフォローしてみてください。

Facebook

次にFacebookです。

知り合いに専門家がいて、その内容に関して発信しているなら、信頼できると思います。

Facebookは実名がベースになっているので、偽情報を発信しても、その人が信頼を失ってしまうというリスク(レピュテーションリスク)が高いのです。

ただ、Facebookのアルゴリズムで、友達じゃないのに広告だったり、くだらない投稿だったり、そういったものがタイムラインに流れてきやすいという傾向があります。

とくに注意なのは、広告をつかって詐欺をしかける集団がいて、それをプラットフォームが押さえきれていないという点です。

心配な方は、SNSで広告は踏まないと決めてかかってOKと思います。

X

Xはその投稿の手軽さ、拡散にしやすさから、最も注意が必要ともいえるかも知れません。

つまり、センセーショナルな情報がすぐ拡散する傾向があります。かつ、信頼性が薄かったり、極端だったり、そういった投稿が「おすすめ」のタイムラインに平気で乗ってきます。

そういうメディアだと理解して活用するものといっていいでしょう。

まず、極端だったり、過激だったりという発言が目立つアカウントは見なくていいと思います。

また、「おすすめ」は玉石混交の巣窟。批判的に感情を押さえて客観的に俯瞰して読みます。

「フォロー」のタイムラインは信頼できる人だけフォローしていれば良いのですが、気軽にフォロー返ししているとへんな人が紛れ込むので、そういう意味では「おすすめ」と同じ扱いになります。

そこで便利なのが「リスト」の機能です。信頼できる人たちだけを集めて、自分だけのリストをつくることができます。心が安らかになりますので、とてもおすすめですし、ジャンル別でリストをつくるとより便利です。

Voicy

Voicyは最も平和なメディアといっていいかも知れません。

人が前面に出ていますので過激な発言はしづらいですし、音声なので切り取りは起きません。

審査を経たパーソナリティしかいませんしね。

「ながら日経」「News Connect」など各ニュースチャンネルは耳から純粋なニュースだけを取り入れたいときに便利です。

また、世の中で騒いでいる件だったとしても、冷静に、客観的な意見をきけますので、信頼できるパーソナリティを何人かフォローしておくとよいと思います。

個人的には、ジャーナリストの佐々木俊尚さんがおすすめです。テクノロジーにも精通されているし、政治・社会の話題も多いのですが、バランスの良い発信をしてくださっています。

まとめ

以上、「リアルなデマを量産できる生成AI時代に信頼できる情報を得るためには?」についてお伝えしました。

信頼できない情報は冷静に華麗にスルーしつつ、うまいこと各メディアを活用していきましょう。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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