こんにちは!Gatlinです。
普段はG Suiteの営業をやっております。
今回ご紹介するのはスプレッドシートのAIの機能です。
現場ではたまーにお客様から質問を受けますが、スプレッドシートのAI機能とは一体どのようなものなのでしょうか?
実際にどのような挙動をするのか画面ショットをご覧いただきながら、スプレッドシートの「データ探索」機能に迫りましょう。
スプレッドシートとは何か?
まずは簡単におさらいです。
スプレッドシートとはGoogleが提供するWeb上の表計算アプリです。
いわば「Google版エクセル」と形容できるもので、エクセルが提供する基本的な関数群はおおむね網羅されています。
ではもうちょっと詳細にスプレッドシートの特徴を見てみましょう。
50人の同時編集・200人の同時閲覧ができる!
「スプレッドシートって、みんなで一気に編集ができるものだよね?」
はい、その通りです。スプレッドシートは50人で一気に共同編集ができます。
また200人までの同時閲覧が可能になっており、スプレッドシートは無料で使えるWeb上のホワイトボードだ!としてかなり歓迎されました。
シートの変更履歴はファイル作成時から追える!
「でもさ、みんなで一斉に編集したら、だれがどこを書き換えたのかわからなくなるよね?」
これも良く聞かれました。ご安心ください。
ファイルが作られてから最新の状態まで、すべての編集履歴が保存されています。
画面の上の方のメニュー群から、
《ファイル》→《版の履歴》→《変更履歴を表示》
と選択していくと、そのスプレッドシートが「いつ」「誰が」「どのように」編集したのかが一覧で表示されます。
まだまだたくさんのメリットがあるスプレッドシート。ご紹介した2つのポイントだけでも、かなり使えるサービスですが、それだけではありません。
スプレッドシートに追加されたAI機能
さてさて、「Google版のエクセル」であるスプレッドシートには、もう1つ大きな特徴があります。
それはAIアシスタント機能である「データ探索」です。
「データ探索」とは何か?
「データ探索」とはスプレッドシートに搭載された機能で、シートに入力された各セルの値を自動的に分析して、グラフ化してくれるものです。
現在「データ探索」はスプレッドシート以外にもGoogleドキュメントやGoogleスライドにも組み込まれており、それぞれのアプリごとにできることが変わります。
今回ご紹介するのはスプレッドシートの「データ探索」です。
セルの値を自動的に分析してグラフ化!
実際にスプレッドシートで試してみましょう。
まずは何でもいいのでスプレッドシートを用意しましょう。
今回使うのはTwitterアナリティクスから取得したデータです。
準備ができたら画面右下の「データ探索」のボタンを押すだけです。
そうすると次の画像のように、画面の右側に各セルの値と項目が分析結果として表示され、様々なグラフが生成されます。
棒グラフから折れ線グラフ、円グラフなど様々なグラフパターンが表示されます。
まるでスプレッドシートから「こんな風に分析してグラフ化してみましたー!」と声が聞こえてくるようですね。
このようにボタンひとつでスプレッドシートの各セル・各項目を分析してくれるのが「データ探索」です。
さすがにぐちゃぐちゃのシートだったり、データ量が少なすぎるものに関してはこういう形でのアウトプットは難しいので要注意です。
ただ、普段業務で使っている購買データや、Facebook、Twitterなどが提供するデータであれば、「データ探索」がこのようにしっかりと仕事をしてくれます。
AIが資料の作成をアシスタントしてくれる!
「データ探索でAIが自動で分析してくれるのはわかったけど、それをどうやって活用したらいいの?」
これもよく聞かれる質問です。やはりデータを分析してくれただけでは物足りませんね。
なので、せっかくAIが作ってくれたグラフを利用してみたいと思います。
操作は非常に簡単です。画面右側に表示された分析グラフをそのままドラッグ&ドロップしてみましょう。
するとこのようにスプレッドシート上でグラフが利用できるようになりました。
ちなみにこのグラフ、GoogleドキュメントやGoogleスライドで利用する場合にも、コピー&ペーストで簡単に表示させられます。
AIに分析してもらい、グラフ化までやってもらい、それをさらに別のドキュメントやスライドにコピーして利用する。
「データ探索」が僕らの資料作成を大幅に楽にしてくれることでしょう。
まとめ | スプレッドシートのAI機能の可能性
いかがでしたか?
Google版のエクセルとも称されるスプレッドシートの「データ探索」機能についてご紹介しました。
いままではシートに入力されたデータをグラフに落とし込むには、自分で切り口を設定して形を整えなければなりませんでした。
ところがこの「データ探索」を利用すればグラフ化までの道のりを大幅に短縮してくれます。
もちろん、データが整っていなかったり、そもそもデータ量が少なすぎる場合には「データ探索」がしっかり機能しないこともあります。
それでも、こうした「省力化機能」がもっと進化すれば、僕らの働き方にきっとポジティブな影響を与えてくれるのではないでしょうか?
スプレッドシートが提供するAIアシスタント機能である「データ探索」、ぜひ試しに使ってみてくださいね!