
みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
Voicy毎日放送の3年の振り返り、本日はその後編です。
前回は、僕のVoicy毎日放送が4年目に突入したことを記念して、スタートから暗黒の2年目までを振り返りました。いやはや、今思い返してもなかなかにヘビーな時期でしたね(笑)。
さて、今回はその後編。紆余曲折を経て迎えた3年目、そしてこれからの活動についてお話ししたいと思います。
ということで、今回は「Voicy毎日放送4年目に突入!これまでの紆余曲折の配信活動を振り返る②AIフル活用の3年目そしてこれから編」です。
では、行ってみましょう!
AIとの出会いが変えた3年目の配信スタイル
2年目の苦しい時期を乗り越え、3年目に入ると配信活動は少しずつ落ち着きを取り戻し、淡々と、しかし着実に続けられるようになりました。
我ながら、少し成熟してきたかな、なんて感じています。
そんな3年目の中で、新たな取り組みといえるのが、2025年の年始から本格的に導入したAIの活用です。AIをフル活用することで、配信の効率を劇的に上げつつ、クオリティも担保、いや、むしろ向上させることを考えています。
Voicy台本をWeb記事へ!Gemini「Web記事メーカー」の実力
まず、Voicyの配信をWeb記事にするプロセスです。
それまでの僕は、Voicyの放送をWeb記事化する際に、その書き起こし作業をパートナーさんにお願いしていました。
しかし、正直なところ、当時のVoicyチャンネルもブログも、思うように伸びているとは言えない状況でした。そんな中でコストをかけ続けるのも…という思いがあり、AIの進化をきっかけに「これは自分でやったほうがいいかもしれない」と考えるようになったんです。
今ではAIと一緒に僕自身でやっています。
具体的には、Voicyの収録で使った台本をAIに渡すだけ。すると、僕のいつもの語り口や文体のクセを学習したAIが、Web記事をササッと書き上げてくれるんです。
今はGoogleのGeminiに搭載されている「Gems」という機能を使って、「Web記事メーカー」という僕専用のAIアシスタントを作っています。こいつがなかなかに優秀でして。
もちろん、AIが生成した文章をそのまま公開するわけではなく、最後は僕自身が手直しをします。それでも、作業開始から公開設定まで、だいたい30分ほどで完了するようになりました。
「週刊Work&Techニュース」を支えるPerplexity
毎週金曜日に配信している「週刊Work&Techニュース」というコーナーも、AIの力を借りています。
このコーナーでは、僕が気になったIT・ビジネス関連のニュースを5本ピックアップしてご紹介しているのですが、その台本作りをAIの「Perplexity」が手伝ってくれています。
Perplexityの「スペース」という機能にあらかじめ出力形式などを設定しておき、選んだニュースのタイトルをポンと入れるだけで、ニュースの概要や僕が話しやすいような構成案を盛り込んだ台本を自動で作成してくれるんです。
このおかげで、台本作成の手間が大幅に削減されたのはもちろん、副次的な効果もありました。
AIにニュースを要約させるプロセスを通じて、僕自身のニュースを読む感度や、世の中の情勢を判断する力が格段に上がったと感じています。AIは、僕にとって良いリズムメーカーにもなってくれているんですね。
このコーナーだけは逃さず聴いてくださっているリスナーさんもいらっしゃるようで、本当に嬉しい限りです。
ネタ出しもAIのおかげで楽ちんに
土日は生放送のアーカイブを配信、金曜日は先ほどの「週刊Work&Techニュース」があるので、平日に考えるべきネタは実質4つで済む、というのも精神的にかなりラクになりました(笑)。
じゃあ、その残りの4つのネタはどうやって考えているのか?
Voicyが定期的に開催してくれる「#(ハッシュタグ)企画」に乗っかったり、日々の活動からネタを見つけたりするわけですが、ここでもAIが登場します。
ハッシュタグ企画のネタを考えるときなんかは、Geminiを相手に「こんなテーマなんだけど、どういう切り口があるかな?」なんて壁打ちをするんです。
AIが出してくれた台本案をそのまま採用することは、ほとんどありません。でも、その中に含まれているいくつかのエッセンスや、自分では思いつかなかった視点を「なるほど、その切り口は面白いな」と使わせてもらうことは多々あります。
意外と人気の「AIとのおしゃべり」
また、ChatGPTのボイスモード「Maple」とのおしゃべりをそのまま配信する「AIとのおしゃべり」もスタートしました。
準備時間はゼロ、収録時間もとても少なくて済むのに、意外と人気があったりします。
ただ、おしゃべりのネタがなかなか思いつかず…ここが課題ですね。うまい仕組みを考えたいものです。
新たな挑戦!プレミアム放送と「ノンプロ研ラジオ」
最近はじまった新たな取り組みが2つあります。「プレミアム放送」とサブチャンネル「ノンプロ研ラジオ」のスタートです。
有料でも届けたい!プレミアム放送への想い
プレミアム放送は、月額課金制のクローズドな配信です。
収益面での支えになるという側面はもちろんですが、それ以上に、お金を払ってでも僕の発信を支えたいと思ってくれるリスナーさんがいるという事実が、僕にとって何よりの励みになっています。本当に、ありがたいことです。
現在、プレミアム放送では、僕ならではの、より一歩踏み込んだAI活用の具体的なノウハウなどを中心にお届けしています。
また一度だけ試しに放送した、「話して成仏」。僕が過去に経験した失敗談や葛藤を赤裸々に語ったシリーズは、大きな反響をいただきました。この手のネタがどれだけ続くか…という課題はありますが、まだいくつか話せることはあるので、ご期待ください。
一方で、「ガチコンサル」や「ひとこと物申す」といった企画は、なかなか応募が集まらないのが現状です。このあたりは、内容を見直す必要があるかなと考えています。
仲間とつくる「ノンプロ研ラジオ」の楽しさと発見
そしてもう一つの大きな挑戦が、サブチャンネル「ノンプロ研ラジオ」です。
これは、僕が主宰するコミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会(通称:ノンプロ研)」のメンバーがパーソナリティを務めるチャンネルです。
現在、空回りお父さんと、はたさんによる「スキルアップラジオを振り返るラジオ」や、なーさんによる「なーの講座ラジオ」が動いていて、さらに新しい番組企画も1つ、2つと進行中です。
この「ノンプロ研ラジオ」を始めてみて、僕自身、たくさんの発見がありました。
何よりもまず、パーソナリティを務めてくれているみんなが、本当に楽しそうなんです。
始める前は「ちゃんとできるかな…」といった不安が前に出ていたメンバーも、いざマイクの前に座ってみると「これ、楽しい!みんなもやろうぜ!」というモードに変わっていく。
そして、配信を重ねる中で、少しずつ話し方がうまくなったり、企画に工夫を凝らしたりと、成長していく姿を見せてくれるんです。その姿を見ていると、なんだか自分のことのように、いや、もしかしたら自分のこと以上に嬉しくなってしまいます。
仲間がいて、みんなで一つのチャンネルを作り上げている。この感覚は、僕にとってすごく新鮮で、そして何より楽しい。
これまで一人で配信を続けてきたので、「ああ、僕、ずっと孤独だったんだな」と、仲間がいることで相対的に気づかされたのかもしれません。
これからのVoicy配信とコミュニティの未来
この「仲間と音声配信をする」という経験は、僕の活動に新たな可能性をもたらしてくれそうです。実は、この点をさらに深めるために、近々ある講座を受講することにしました。
それは、読書コミュニティ「flier book labo」で開催される「コミュニティ化するための音声配信実践講座」です。
なんと、大人気ポッドキャスト「COTEN RADIO」でおなじみの樋口聖典さんが講師を務めてくださいます。
僕には「ノンプロ研」という大切なコミュニティがあり、そして「Voicy」という強力な発信ツールがあります。この二つを、もっと有機的に連携させ、大きな相乗効果を生み出せるのではないか。そんな予感を、今、強く感じています。
この講座で得られる学びが、僕たちの活動をどう進化させてくれるのか、楽しみにしておいてくださいね。
まとめ: 4年目もさらにパワーアップした放送をお届けします
というわけで、僕のVoicy配信3年目の振り返りと、これからの展望についてお話しさせていただきました。仲間たちと共に、4年目もさらにパワーアップした放送をお届けしていきたいと思っています。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします!
以上、「Voicy毎日放送4年目に突入!これまでの紆余曲折の配信活動を振り返る②AIフル活用の3年目そしてこれから編」についてお伝えしました。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!