非エンジニアのためのGitバージョン管理~Bitbucketの登録とはじめてのプッシュ

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

非エンジニアのためのGitバージョン管理の使い方についてお伝えしています。

前回はこちらの記事で

429 Too Many Requests

リモートリポジトリとは何かってことについてお伝えしました。

ネットを介して他の人とソースコードやバージョン管理を共有して共同作業をしたい場合にはリモートリポジトリが必要で、それを簡単に使わせてくれるのがホスティングサービスってなわけです。

ということで、今回はリモートリポジトリのホスティングサービスであるBitbucketの登録とリモートリポジトリへの最初のプッシュについてお伝えしていきます。

では、行ってみましょう!

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Bitbucketにログインするまで

リポジトリホスティングサービスBitbucketは、これまでシリーズで紹介してきている、グラフィカルなインターフェースでGitを操作できるアプリケーションSourceTreeを提供をしているAtlassian社がサービスをしています。

だから相性がいいんですね。

あと、ユーザーが5人までであれば非公開リポジトリでも無料で使うことができます。

Bitbucketにサインアップ

では、早速登録をしていきましょう。

Bitbucketにアクセスして「無料で始める」をクリック。

Bitbucketを無料で始める

メールアドレスを入力して「Continue」をクリックします。

Bitbucketでアカウントを作成

既に登録済みのAtlassianのアカウントと統合

すると、「We meet again!」ということで、既にAtlassian社にアカウント登録があるんですね。だって「SourceTree」で既にユーザー登録していますからね。

ということで、ここは「Sign up with your Atlassian account」。

Bitbucketで「We meet again!」

Googleアカウントの場合は「Log in with Google」、またはメールアドレスを入力して「Next」。私は、Googleアカウントで進めました。

BitbucketにGoogleアカウントでログイン

ユーザー名を決定

続いて、Bitbucketで使用する「ユーザー名」を入力して「続行」。

Bitbucketでユーザー名を入力

しかし、どうでもいいですが、なんでここだけ日本語で「続行」なんだろう…。さっきは「Continue」だったのに…。

これでBitbucketにログインができました。Dashboardの画面になっているはずです。

BitbucketのDashboard画面

Bitbucketにリモートリポジトリを作成する

ではでは、Bitbucketでリモートリポジトリを作成していきます。

今回のケースは、既にローカルリポジトリが存在することを想定して、それをリモートリポジトリに反映します。

段取りとしては

  1. Bitbucketで空のリモートリポジトリを作成
  2. SourceTreeでローカルリポジトリをプッシュ

という流れです。

Bitbucketに空のリモートリポジトリを作成

まず、Bitbucketに空のリポジトリを作成します。

先ほどのDashboardの画面から「リポジトリの作成」をクリック。

BitbucketのDashboardからリポジトリの作成

「Repository name」にリポジトリ名を入力、「これは非公開リポジトリです」にチェックを入れて、「リポジトリの作成」です。

Bitbucketでリポジトリを作成する

これでリモートリポジトリ「VBAマクロ」が完成です!まだ空っぽですけどね。

Bitbucketで空のリポジトリを作成した

ここで、右上に表示されているURLをコピーしておきましょう。これはリモートリポジトリのパスで、後でローカルリポジトリから最初にプッシュするときに使いますので。

SourceTreeでローカルリポジトリにリモートリポジトリを設定する

次いでSourceTreeでプッシュをしていきたいのですが、プッシュ先のリモートリポジトリを設定する必要があります。

対象となるローカルリポジトリをSourceTreeで開いたら、右上の「設定」アイコンをクリックします。

SourceTreeでローカルリポジトリの設定

「リポジトリ設定」というウィンドウが開きますので「追加」を選択。

SourceTreeでリモートリポジトリの追加

「リモートの詳細設定」というウィンドウが開きますので

  1. 「デフォルトリモート」にチェック
  2. 「 URL/パス」リモートリポジトリのパスを入力
  3. 「OK」

とします。

SourceTreeでBitbucketのリモートリポジトリを設定

「リポジトリ設定」の画面に戻りますので「OK」です。

SourceTreeでリモートリポジトリを設定した

これで、プッシュ先のリモートリポジトリが設定されました。

SourceTreeでリモートリポジトリにプッシュする

では、リモートリポジトリにプッシュをしていきましょう。

上部のアイコンから「プッシュ」を選択します。

SourceTreeでローカルリポジトリをプッシュ

「プッシュ:プロジェクト名」というウィンドウが開きますので、対象のブランチをチェック、または「全て選択」をチェックして「プッシュ」です。

SourceTreeでリモートリポジトリにプッシュ

「Authenticate」というウィンドウが開きますので、ユーザー名とパスワードを入力して「Login」します。

SourceTreeでBitbucketのログイン情報を入力

これでプッシュは完了です。

パスワードの不備でプッシュ時にエラーが発生した場合

ちなみにですが、実は私がプッシュを実行したときに、以下のようなエラーが発生しちゃったんです。

SourceTreeでプッシュ時にエラー

If you log in via a third party service you must ensure you have an account password set in your account profile.

とあります。Google翻訳してみると

サードパーティサービスを使用してログインする場合は、アカウントプロファイルにアカウントパスワードが設定されていることを確認する必要があります。

だそうです。パスワードに問題ありそうですね。Googleアカウントでログインしたので、Googleのパスワードかと思ったのですが、もしかしたらそれとは異なるパスワードを設定しないといけなかったということでしょうか。

ということで、Bitbucketをいったんログアウトしてトップ画面から「パスワードを忘れた場合」からパスワードのリセットをしました。

Bitbucketでパスワードをリセット

これで無事にプッシュができるようになりました。

1Passwordなどのパスワード管理ツールできちんと管理しておきましょうね。

プッシュ内容をBitbucketで確認する

では、Bitbucketにプッシュした内容を確認していきましょう。

BitbucketにログインしてDashboardを開き、該当のリモートリポジトリを選択します。

BitbucketのDashboardでリポジトリを選択

リモートリポジトリの概要を見る

左側のメニューで「概要」を開くと、それこそ概要がチェックできます。

Bitbucketでリモートリポジトリの概要を見る

この画面で

  • ブランチやフォークの数の確認
  • ユーザーの招待
  • READMEの追加
  • 最近の活動の確認

などができます。

リモートリポジトリのコミットを確認する

左のメニューから「コミット」を選ぶとコミットの詳細を確認できますね。

Bitbucketでリモートリポジトリのコミットを見る

まとめ

以上、Bitbucketの登録とリモートリポジトリへの最初のプッシュについてお伝えしました。

手順としては何てことないと思うのですが

  • バージョン管理特有の単語と概念
  • ほんのり日本語だけど英語の部分もあるBitbucketの表記
  • 多分けっこうハマるパスワードのエラー

など、いくつかのプチ障害がありますので、この記事を参考に乗り越えて頂ければと思います。

では、次回以降はBitbucketからのクローンの方法や、プルの方法についてお伝えします。

どうぞお楽しみに!

連載目次:非エンジニアの初心者向けSourceTreeによるGitバージョン管理

  1. 非エンジニアのためのバージョン管理Git~メリットと導入前の準備
  2. 非エンジニアでもSourceTreeを使えば超簡単にGitでのバージョン管理ができる
  3. SourceTreeでGit管理しているファイルのバージョンをリセットする方法
  4. SourceTreeでバージョン履歴を分岐したりマージしたりする方法
  5. コンフリクトって!?Gitバージョン管理でマージしたときに発生した衝突を解決する
  6. 非エンジニアのためのGitバージョン管理~BitbucketとかGitHubって何?
  7. 非エンジニアのためのGitバージョン管理~Bitbucketの登録とはじめてのプッシュ
番外編:
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