みなさん、こんにちは!
たまにポケットにティッシュを入れたまま洗濯してしまうタカハシ(@ntakahashi0505)です。
インプットって大事ですよね。
必要な情報を集めて、それを整理したり組み合わせたりすることで、企画だったり、プログラムだったり、デザインだったり、文章だったりをアウトプットするのが仕事においての1つのサイクルとなっています。
良い仕事をするためには、整理の仕方や組み合わせ方などの途中の処理も非常に重要なのですが、その材料となるインプットも重要です。
良いアウトプットをするためにどのようなインプットが必要なのかについて明らかにしつつ、PocketやEvernoteなどのツールを活用して上手なインプットをするための情報収集をする仕組みについて、前編・後編に分けてお伝えしていきたいと思います。
今回はその前編です。
どうぞよろしくお願いします!
上手なインプットの定義
まずはじめに、どのようなインプットが理想的かについてお話をしていきます。
質の良いインプット
インプットの質は良いに越したことはないように思えます。
では質の良いインプットって、そもそもどう定義されるべきものでしょうか?
こちらの記事は書評サイト「HONZ」の創設者、成毛眞さんのインタビュー記事です。
その中で、インプットについて語られているので、少し抜粋をします。
アウトプット、つまり人に話したり原稿に書いたりすることが前提にあるので、アウトプットをするはずのない情報はインプットしません。
このインプット不要の情報は、私流に言えば「バカ情報」です。バカ情報をインプットしないため、たとえば、私はフェイスブックでバカ情報ばかりを書いている友だちをブロックすることを厭いません。
「バカ情報」というキツめの表現ではありますが、この定義でかなりスッキリとすると思います。
要は自分がアウトプットに使える情報が質のいいインプットで、そうでない情報は質の悪いインプットということです。
自分のものにするための時間
良いインプットができたとしても、自分なりの良い組み合わせや整理ができない限りは、良いアウトプットにはなりません。
そのためには、その組み合わせや整理をして、自分のものにするための時間が必要になります。
こちらの記事はまさにそのことが書かれているのですが
主体性・独自性のあるアウトプットのために、インプットを即アウトプットしない
インプットを自分のものにするための3つの方法として
- 体験する
- 自分の知識と組み合わせる
- 自分の考えを付け加える
が紹介されています。
インプットを自分のものにする間、貯めておいたり、整理をするたの場所としてPocketやEvernoteがかなり有効に使えますので、後程紹介させて頂きますね。
適正な量
インプットがなければ材料がないので、当然何もアウトプットできません。
だから、質さえ担保できれば量はたくさんあってよいと思いがちですが、多すぎても少なすぎてもダメなんです。
前述のとおり、インプットはアウトプットの前に自分のものにするための時間が必要になります。そしてその時間というのは有限です。
インプットが多すぎると処理しきれないですし、人は処理しきれないことにストレスを感じ始めます。
食事でいったら便秘と同じ状態ですね。
ちなみに、人間は身体から何かを出すという行為に気持ち良さを感じるようです。涙を流す、くしゃみをする、排せつをする、歌を歌う、大概はスッキリします。
情報や仕事におけるアウトプットも同じで、適正なアウトプットは気持ちが良いものです。
ですから、インプットの量としてはギリギリ少し頑張って処理できるくらいの量を、定期的にお届けするのがオススメです。
情報をうまくインプットする仕組み
質の良いインプットを適正な量で収集し、自分のものにしながらアウトプットまでもっていく際の情報フローに関するオススメシステムをご紹介します。
図で描くとこんな感じです。
ポイントはPocketとEvernoteで、それらのアプリやツールが良い感じの”タメ”を作っています。
ではこの図を使って順を追って説明をしていきますね。
各iPhoneアプリからPocket
まず、情報のインプットに関しては極力PCは使わずに、移動中や休憩中にiPhoneアプリを使って行います。
というのも、インプットした後の情報の組み合わせや整理の作業は、PCでやるほうが効率が良い場合が多いので、PCに向かえる時間帯は出来る限りその時間に充てたいのです。
従ってインプットは極力PCに向かっていない時間に済むように、iPhoneアプリを駆使することになります。
さて、それを前提としまして、こちらの図をご覧ください。
インプットの一歩目としては、いくつかのiPhoneアプリを使って読みたい記事をPocketしていきます。ここではPocketするだけですので、記事を読むことはしません。
後で読むサービスPocket
Pocketは「後で読む」サービスの代表格のアプリです。ここに入れておくことで、時間があるときに、PCでもスマホでも、後でゆっくり読むことができます。
主要なアプリやサイトの多くがPocketと連携しているので、色々なところからPocketできちゃいます。
私の場合、主に以下の4つのアプリからPocketをしていまして、紹介順にPocketをしていきます。だいたい、SmartNewsとグノシーが終わったあたりでPocketの数が物足りなければTwitterとFacebookも…といった流れです。
ニュースアプリ SmartNews
SmartNewsは大定番のニュースアプリですね。掲載記事も比較的硬派でバランスが良いです。
Pocketも右上のシェアアイコンからすぐにできます。
私は主にテクノロジー、経済、はてなのチャンネルを見ます。
ニュースアプリ グノシー
こちらもSmartNewsと並んで大定番のニュースアプリです。グノシーは「マイニュース」が特徴で、そのユーザーの閲覧履歴やSNSでの投稿記事などを参考に最適化された情報を掲載する(キュレーションといいます)という仕組みです。
正直、今のように有名になる前はもっと良い感じのキュレーションがきいていたのですが、「マイニュース」のキュレーション具合はほんのりといった感じです。
ただ、たまにきらりと光るキュレーションがあるのと、Pocketのしやすさで採用をしています。
Pocketは右下のメニューアイコンからすぐにできます。
iPhone6だとアイコンは画面下にあるほうが片手で届くのでありがたいですね。
TwitterとTweetbotを併用しています。ツイートを見て情報を仕入れるときは、Tweetbotのほうを良く使うかも知れません。
IFTTTというツールを使って、お気に入りをするとその記事が自動でPocketされるように設定をしています。
ツイッタークライアントがTweetbotではないですが、こちらの記事と同じやり方で設定が可能ですよ。
正直、ニュースソースとしてはFacebookが一番良い気がしています。が、Pocketとの相性が良くないので一番優先順位が下がってしまっています。
Pocketの仕方ですが、右上のシェアから「リンクをのコピー」を選択。その後、Pocketアプリを立ち上げると「コピーしたURLをリストに追加しますか?」と表示されるので「OK」。
やっぱり面倒ですよね。
でも、仕事関係のリアルの繋がりからのシェアは良質なときが多いです。
検索結果もPocket
何か調べようとWEB検索したときも、読みたい記事であればPocketします。
SafariでもGoogle ChromeでもシェアボタンからすぐにPocketできますよ。
ちなみに私は、WEB検索の場合Seeq+とGoogle Chromeを連携していますが、現在(2015/8/20時点)でAppStoreにSeeq+が見つからないですね…。
まとめ
良質なインプットとは何か、またそれを得るための情報収集の仕組みについての前半についてお伝えしました。
まず良質なインプットの条件としては
- 質の良いインプット=アウトプットに使えるもの
- 自分のものにするための時間
- 適正な量
とすることができましたね。
そのようなインプットを得るためにはツールとしてPocketを中心としたiPhoneアプリ群が活用できることをお伝えしました。
Pocketでタメを作ることで、必要な記事の取のがしを防ぎつつ、自分のペースで情報の整理や加工をする時間を作ることもできます。
Pocketする前段階に活用できるアプリは他にもたくさんありますので、お好みで選んで頂ければと思いますよ。
Pocketをした後の話はこちらの別の記事にてお話しています。
なかなか力作ですので、合わせてどうぞ!