価値がある仕事だけを選択する

価値がある仕事だけを選択する

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、価値がある仕事だけを選択するです。

#59 価値がある仕事だけを選択する | タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「タカハシノリアキ」の「#59 価値がある仕事だけを選択する(2022年8月5日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

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価値がある仕事だけを選択する

今日はハッシュタグ企画「#これだけは譲れない」についてお話をします。

このテーマがVoicyさんから提供されたときに、自分に譲れないこと、あるのか?とちょっと考えたんですね。

たいがいのことは譲ってもなんとかなるかなと思ったりするんですけれども、どうだろうみたいなかんじでしばらく考えてました。

と考えていたら、ありました。

何かといいますと、「価値のある仕事だけを選ぶ」ということなんですね。

起業当時はなんでもやるスタンスだった

2015年に僕が起業して、当初数年は仕事を選べる状況ではなかったので、何でもやるというスタンスだったんですね。

当時は業務効率化系の開発仕事が多くて、クライアントさんから要件聞いて、見積もりして、開発して、納品して、という仕事です。ただ納品した後、「そのクライアントの『働く』の価値は上がったのか?」を考えるとモヤモヤしていたんですね。

というのも、この受託開発による業務効率化系の開発物のケースで言うと納品時が価値MAXだったりするんです。

そのときは業務効率が上がって、利用者の時短とか時間の創出を一定実現することはできるんですけども、ただ、業務というのは必ず変更が伴うものです。

業務が変更になったときに、その開発物も改修する必要が出てくると。

そのとき、また僕のところに連絡が来て、改修の依頼が来るんです。その会社のビジネスとか業務フローなんてだいぶ忘れてしまっているものだから、資料とかコードとか過去のものを漁って、それを取り戻すのに、けっこうなリソースがかかります。

その上で要件聞いて、見積もりして、開発して、納品して、とするんです。

クライアントにとっては、業務変更の未来予測はなかなかできないので、開発ツールの改修になると、想定外の予算が出ていくことになることが多いので、何かムダにお金が出て行っちゃったということになるんです。それに加えてコミュニケーションコストと、それにかかるリードタイムも必要になってきます。

本来、業務改善なんていうのは素早くどんどんすればいいという話なんですけど、僕が納品した開発物のおかげで、時間がかかってしまうし、業務を変更するの大変だなぁみたいな感じになって、ビジネスの俊敏さも失われるという役割も果たしてしまうわけです。

そんなかんじでずっとのその開発ツールについてやりとりが発生してしまいます。

このやり取りの繰り返し…何か良い価値を生み出しているのかなとモヤモヤしてたんです。

プログラミングを教えることにシフトした理由

やはり、せっかくお金をいただくなら、クライアントに資産として残るものを納品したいんです。知識やスキルを身に着けてもらったほうがいいな、とプログラミングを教えることにシフトしていったわけです。

VBAやGASなら学習時間さえ確保できれば多くの方が身につけられるし、何か業務に変更があってもすぐに現場で対応できる。追加予算は不要になりますし、コミュニケーションコストもかかりません。新たな業務改善をするときはそのツールも開発することができます。

それで、教える仕事向けにどんどんシフトしていって、企業向けの研修や個人向けの講座を始めたわけなんです。

ただ、個人向けの講座は、数百時間の学習を伴走するほど、講師がリソースを割くのはできないんですね。なぜなら膨大な費用感になってしまうからです。個人向けの講座という形は難しいなと。そこで編み出したのがコミュニティというしくみだったんです。これがうまく回って、今活動している学習コミュニティ、ノンプロ研に至ります。

こんなかんじで、起業以来、自分のやってる仕事って価値があるかというところをモヤモヤして、解消するためにどうしたらいいか、と新しいアイデアを生み出して、ビジネスとして継続的に成立するように考え続けて、シフトしていったというのがあって、今の自分があります。

未来に良い影響を与えそうなものには赤字覚悟でも受ける

今で言うと、色々とお声がけいただくのですが、開発案件はほとんどお受けしてないんです。そもそも、だいぶ前からサービス一覧に乗せていません。開発したいのであれば、教えますよと逆に提案します。

研修については、内容が最初決まっていて、「自分がやる意味がないのでは?」というものはお断りすることが多いです。

というのも、研修をいただいた先の課題ややりたいことがあって、それに合わせて自分であればどういった研修をするのがベストかを考えて、研修をデザインしてくわけで、その余地がないならそこはフィットする可能性がかなり低いので積極的に受けないんです。

一方で、事例や経験として、未来に良い影響を与えそうなワクワクするものに関しては、収支抜きにして、場合によっては赤字でもお受けしたりするんですね。

たとえば、越境学習支援プロジェクトとか、技術同人誌の制作プロジェクトなどは、はっきりいって全く利益が出てないんです。たぶん稼働を考えたら赤字かなというかんじです。

ただ、越境学習によって成功事例をつくって発信していくことや、ノンプログラマーにとって情報供給が足りてない技術情報を書籍化していくことは、僕にしか関われない部分があるし、未来にとって大きな意義があるんです。

仕事を選択できるのは「幸せ」に直結

自分にとって価値があるかどうか、これでやる仕事を選択できるというのは、僕にとってはかなり「幸せ」に直結していると今感じています。

こんな話をすると、リスナーさんの多くは、企業に雇われていたりとか、もしくは、いつものクライアントから仕事をもらっていて「仕事なんてなかなか選べないよ」と思うかも知れないんですね。実際にその通りだと思います。

いきなり状況を変えることは難しいかも知れないけれども、そんな未来を描いて、学びを重ねてスキルや知識を身につけることや、ゆるいつながりをたくさんつくって貢献して実績を積んだりとか、信頼できる人的ネットワークをつくることだったり、価値があまり感じられない仕事に遭遇したときに自分なりの工夫をこらすこととか、そういうことを少しずつ繰り返すことで、自分ができる良い選択の回数を徐々に増やしていけるのではないかと思うんです。

僕も独立してから7年かかっていて、ビジネスパーソンになってから逆算すると16年かかってここまで来れたということがあります。

時間はかかるにしても、どうせあと何十年も働くわけですし、理想の働き方に向かっている実感を得られるだけでも幸せを感じられるので、ぜひ皆さんもそのような一歩一歩を日々重ねていただければいいかなと思っています。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「価値がある仕事だけを選択する」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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