みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
いざお仕事でChatGPTを使おうと思ったとき、ちょっと悩むのが有料版のChatGPT Plusに登録すべきかどうか…
無料版との機能の違いはとても細かくて判断に困りやすいですし、加えて、正直2024年8月の現時点ではかなり微妙なラインなのです。
ということで、今回は初心者ノンプログラマーが有料版ChatGPTを使うべきかどうか、お伝えしていきます。
では、行ってみましょう!
そもそもアカウント登録すべきかどうか
まず、無料の範囲でも、アカウント登録するかどうかの分岐があります。
さっと使うだけなら、ブラウザでChatGPTを開いて、アカウント登録せずにChatGPTに依頼をすることができます。
しかし、アカウント登録はひとまずしておくのをオススメしてます。
というのも、チャットの履歴を残しておく、回答の再生成など、必須ともいえる機能がアカウント登録しないとできないからです。
有料版ChatGPT Plusに登録すべきかどうか
次に、本題の無料版か有料版かの分岐について考えます。
無料版はChatGPT Freeというプラン名で課金なしで使用することができます。
有料版はChatGPT Plusというプラン名で月々20ドル(3000円くらい)となります。
では、FreeプランとPlusプランの違いについて見ていきましょう。
AIモデルGPT-4oの使用制限について
ChatGPTで使える最も高性能なAIモデルが「GPT-4o」です。
FreeプランでもPlusプランともに、この使用回数に制限があります。
Freeプランでは、10メッセージのやりとりをした時点で制限がかかり、下位のモデル「GPT-4o mini」に切り替わります。
Plusプランではその回数がFreeプランの5倍に設定されているので、より多くGPT-4oを用いることができます。
しかし、GPT-4o miiniが下位のモデルといっても、これは最も最近発表されたGPT-4oの軽量版で、以前中心だった「GPT-3.5 Turbo」と比べても高い精度を誇るAIモデルです。
GPT-4o miniが使えるのであれば、業務としては十分という判断ができることも多いでしょう。
ファイルアップロードとデータ分析
Excelやスプレッドシートを使う機会の多いビジネスパーソンにとって、ファイルアップロードとデータ分析はとても強力な機能です。
たとえば、Excelをアップロードすると、ChatGPTはそのExcelファイルのシートの構成や、シート上のデータの状態を分析し、把握してくれます。
その上で、ChatGPTと依頼をしたり、やりとりをできるのです。
Excel VBAでマクロをつくってほしいときも、Excelの状態をわざわざプロンプトで伝えなくてよいので、とてもありがたい機能です。
Freeプランでもこれらの機能は使用できますが、その使用制限が3回までとなっています。それ以降は使用することができず、15分程度でロックが解除されます。
一方でPlusプランでは、無制限に使用することができます。
Webブラウジング
ChatGPTが学習データとして使用しているデータは、少し前のものですので、最新情報について正しく回答できません。
そこで、Bingの機能と連携して、検索した情報をもとに回答をしてくれるというのがWebブラウジングの機能です。
Plusプランは制限なく使えますが、FreeプランではこのWebブラウジングも使用回数の制限があります。
しかし、これに関しては、PerplexityやCopilotなど、他の生成AIサービスの無料プランでも同様のことが可能ですので、この機能のためにChatGPTを、わざわざ有料にする必要はないと思います。
GPTsの作成と使用
GPTsとは、自分ならではのオリジナルのAIチャットをプログラミング不要で作成できる機能です。
GPTsを作成するのはPlusプランである必要があります。
Freeプランでも他者がつくったGPTsを利用することはできますが、GPT Storeで公開されている中で無料で使えるものがあまり多くはありません。
画像生成
ChatGPT Plusプランであれば、OpenAIが提供する画像生成AI「DALL-E 3」を用いることができます。
Freeプランのユーザーでは使用することができません。
アーリーアクセス
今後、追加される新たしい機能はPlusプランのみで早期に提供されることが少なくありません。
早く新機能を体験したい場合は有料登録をしておくのがおすすめです。
初心者ノンプログラマーは有料版のChatGPTを使うべき?
このように、Plusプランを使うべきかどうかはかなり微妙なラインです。
初心者ノンプログラマーでいうと、プログラミングの入門時は、ChatGPTとのテキストのやりとりだけで進むことも少なくありませんので、まずはFreeプランでスタートしても問題がなさそうです。
そのうち、実務で使い始めたときに、Excelやスプレッドシートのファイルアップロードが必要になったときに、制限を気にせずガンガン使いたいのであれば有料登録するという方針で良いかも知れません。
どうぞご参考くださいね!
まとめ
以上、「初心者ノンプログラマーは有料版のChatGPTを使うべきなの?」についてお伝えしました。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。
シリーズ次回は、最初に設定しておくと便利な「カスタム指示」についてお伝えします。
お楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!
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