みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
初心者ノンプログラマーがプログラミング学習にChatGPTの活用術、前回はキーワード解説をしてもらう方法をお伝えしました。
今回は意外なテクニックを紹介します。
何かというと「クイズを出題してもらう」というもの。
実は、学習においてめちゃくちゃ有効な使い方なので、ぜひ読んでいってくださいね。
ということで、今回は「学習効果バツグン!ChatGPTにプログラミングのクイズを出題してもらおう」についてお伝えします。
では、行ってみましょう!
プログラミング学習の理解度を確認するには
初心者ノンプログラマーがプログラミング学習にChatGPTを活用するのであれば、以下手順がおすすめです。
- サンプルコードを解説してもらう
- わからないキーワードを解説してもらう
こうして、新しいコードの書き方や、新しい概念をひとつひとつ獲得していくのです。
さて、それらキーワードや概念について、ちゃんと理解できたかどうか、どうやって確認しますか?
ChatGPTにクイズを出題してもらう
ここで紹介したい手段が「クイズを出題してもらうこと」です。
そう、学校時代を思い出してください。
学んだことを理解できているか、定期で実施される「テスト」で確認していましたよね?
しかし、学校であれば先生がテストをつくってくれるのですが、独学の場合、先生はいませんので自分でつくらなければいけません。
自分でつくるのはたいへんです(クイズづくりは実はけっこう学習効果はあります)。
ここで、ChatGPTが登場します。
ChatGPTに依頼すれば、何度でも、毎回異なるパターンのクイズを出題してくれます。
ChatGPTにクイズを出題してもらうプロンプト
ChatGPTにクイズを出題してもらうプロンプトはこのように書きます。
以下の対象についての理解を確認するため、選択式のクイズを出していただけますか?
# 対象
- イミディエイトウィンドウ
- Subプロシージャ
- デバッグ
- ステートメント
- Debug.Printステートメント
# 問題数
5問
もちろんです。以下にクイズを用意しました。
- イミディエイトウィンドウは何に使われるか?
- a) 文字列を表示する
- b) プログラムのデバッグに使われる
- c) 数値を計算する
- d) ファイルを保存する
(以下略)
すると、以下のように回答が返ってきます。
これに対して、以下のようにクイズの回答を考えて送信すれば、採点してくれます。
1. b
2. a
3. c
(以下略)
クイズにハルシネーションが含まれる問題
少し生成AIに詳しい方なら、ChatGPTにクイズの作成を依頼することについて、このような疑問が出てくるかも知れ前せん。
「ハルシネーションの発生の可能性があるのだからクイズの答えには誤りが含まれることがあるのでは?」というものです。
たしかにその通りなんです。
しかし、それでもあえてChatGPTにクイズを出題してもらうことには、大きな意味があります。
研究によると、人が学んだことを復習するとき、テキストを読み返すよりも、「想起する」つまり思い出すほうが効果的といわれています。
さらに、思い出せなかったとしても、「思い出そうとする」だけで、きちんと効果があると言われています。
そして、想起をうながす手法として、クイズはとても適していますよね(しかも楽しいですしね)。
つまり、理解度の確認のためにクイズをお願いするわけなのですが、それがプラス復習になっているということです。
もちろん、ChatGPTが出題するクイズの答えに誤りが含まれている可能性がありますので、もし「おかしいな?」と思ったら、ChatGPTの履歴や他の文献などを参照するようにしましょう。
クイズの出題は、プログラミングに限らず、いろいろな分野での学習活動に有効だと思いますので、ぜひ活用してみてくださいね。
まとめ
以上、「学習効果バツグン!ChatGPTにプログラミングのクイズを出題してもらおう」についてお伝えしました。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。
次回はChatGPTに表をつくってもらう方法をお伝えします。お楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!