独立してから10年間で何を学んできたかの歴史をすべて晒す

独立してから10年間で何を学んできたかの歴史をすべて晒す

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

みなさんは学び直したいこと、ありますか?

リスキリングなどと言われますが、何を学べばいいの?という方も少なくないかも知れません。

僕の場合は、独立してからどんどん学んできている印象でして、そういえばどんなことをどうして学んできたのかなというのを振り返ってみたいと思います。

ということで、今回は「独立してから10年間で何を学んできたかの歴史をすべて晒す」と題してお送りしていきます。

では、行ってみましょう!

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学び直したいこと

学び直したいこと」というと、過去にたとえば学校で学んだことをもう一度学ぶニュアンスがありますね。

英語という人は多いかも知れません。実務でも使えそうです。

数学、とくに統計はデータを扱う仕事やAIブームでやっておけばよかったなという方は少なくないかも知れません。

歴史とか、暗記科目でつまらなかったけれども、大人になってみると面白い!と、開眼している方もいるかもですね。

リスキリングでいうと、時代の変化に合わせてスキルを獲得していくということになるわけですが、僕の場合は目的を成し遂げたいために、その手段として学び続けてきたように思います。

ストレングスファインダーでいうと、学習欲は1位の信念に次いで2位。まさに、信念のために学ぶ、そのことを表しているように思います。

独立してから10年の学びの歴史

では、2015年に独立してから、どんな学びをしてきたか。10年間の学びの歴史を振り返っていきたいと思います。

2015年

独立の年、ということで会社設立、創業融資、経理、そういった事務的、法的(最低限ですが)なところ、それから実務として必要な、とくに集客ですね。

集客はブログでの発信によるものを想定していましたので、WordPressはこの年にがっつり学びました。

プログラミングでいうと、VBAはある程度身につけていましたが、それだけ。ですから、追加でHTML・CSS・JavaScript・PHPなどを学んでいたようです。

このあたりはあまりものになっていませんけどね。

ものになったものでいうと、Google Apps Script(GAS)ですね。VBAとともに、しばらく僕の二枚看板として大活躍してくれました。

2016年

引き続き、GASを学習。その延長でAPIに手を伸ばしていたようです。

GASとChatworkとの連携がとても便利でしたので、まとめてアウトプットしてました。

2017年

この年は、出版デビューの年で、『Excel VBAを実務で使い倒す技術』と『詳解!Google Apps Script完全入門』(GAS本)を上梓しました。

また、年の終わりにコミュニティ「ノンプロ研」も立ち上げました。

流れとしてはターニングポイントの年でしたね。

技術としては、Word VBAPythonを学び始めたようです。

Pythonはノンプログラマーでいうと、主にスクレイピングとデスクトップアプリが使いどころで、あわよくば本職への道が開けるという狙いでした。

また、今はなきローコードツール「App Maker」のこの年に着手。時代を先取りすぎましたね…。

2018年

LinkedInラーニングで動画講師をしていた流れでYouTubeを開始しました。

技術面では、JavaScriptでスマホアプリを作る「Monaca」という開発環境を学んでましたね。全然ものになりませんでしたがが…。

また、GASでサイドバーとかWebページとかUIを作れるのですが、それがとてもやりづらかったんですね。それを解決しようとして、JavaScriptのフレームワーク「Vue.js」を学びました。

ノンプログラマーでいうと、あわよくば本職ITエンジニアへの道の可能性も開けるのでは…と思ったのですが、ハードルが高かったですね。

また、RPAブームがきていまして、当時は「UiPath」が無料で使えていました。しかし、すぐに有料になってしまいトーンダウンしてしまいました。

そして、おそらく翌年『パーフェクトExcel VBA』を出版するのでVBAとだいぶ戯れているはずの年でもあります。

2019年

GASのデータベースはスプレッドシートなのですが、本格的なデータベースを使うならということで、Googleが提供している「Cloud SQL」を学んでいました。

あと、App Maker…まだ頑張っていましたね。

「ノンプログラマーがどうすればアプリ開発をラクにできるのか」という問いをなんとかしたい感がにじみ出ています。

また、『Pythonプログラミング完全入門』(ノンプロPython本)も執筆開始しました。

2020年

いよいよApp Makerが終了しました…。代わりに、Googleはノーコードツール「AppSheet」を買収して、それを推し進めていく方針に。

MicrosoftもPowerPlatformでPower Appsとか、Power Automateとかを打ち出してきたので、ノンプロのアプリ開発のニーズはそちらで解決…という流れになってきました。

また、GASにJavaScriptのエンジン「V8ランタイム」が導入されたので、GAS本の第2版執筆しました。これまでは「Rhinoランタイム」というJavaScriptのエンジンだったのですが、古い構文しか使えなかったのです。新しい構文が一気に使えるようになりました。

さらにこの年、英会話スタートしてますね。毎日がんばりましたが、ちょうど2年できれいに挫折することになります。

2021年

GAS本第3版と、事情により塩漬けになってしまっていたノンプロPython本が発売となりました。

また、ノンプロ研のほうでは「技術ライティング講座」と「技術同人誌プロジェクト」がスタートします。

そのために、VS Codeをつかった書籍執筆、Git・GitHubによる共同作業などなど、大量にインプットしました。

別の大きな動きとしては、「ノンプログラマー協会」を設立しました。

これまでは自分が技術を学んで、それをノンプログラマーのみなさんに伝える、教えるというのが活動の中心でした。

しかし、それよりも技術を学ぶ環境、技術を学んだ人が活躍できる環境のほうが、もっと大きな課題なのでは?そして、その活動をしている人はあんまりいない?と思い、こちらに軸足をシフトしていきます。

ですから、DX、実践共同体、学習する組織、越境学習といった分野をひたすら学び始めました。エキサイティングだった印象です。

一方で、VBAはもちろん、GASもそうですし、最近でいうと生成AIについても、SNSやブログで発信する人はとても増えましたね。ありがたいことです。

2022年

東京から糸島に引っ越ししました。そして、Voicyでの音声発信もスタートしました。

ノンプロ研では「はじめてのコミュニティ活用講座」「インストラクション講座」をスタートしました。

このために、インストラクショナルデザインという教える場づくるいの分野についてがっつり学びました。

それから、リスキリングブームがスタートしましたので、それも学びの対象としてがっつり入るようになりました。

2023年

その学びの集大成として『デジタルリスキリング入門』を出版しました。

また、そのためにOODAループ戦略といった分野もかなり学びました。

それから、読書コミュニティ「flier book labo」に入会しました。

これまでは仕事に直結する本しか読まない、最短距離で目的に到達することばかり考えていました。

『なぜ働くと本が読めなくなるのか』でいうところの、「ノイズ」も、ゆっくりとした学びとして、また活力としてよいものだと知る機会になりました。

これによって、哲学書とかもときどき手にとるようになりました。

2024年

マイナビ出版さんからお声がけいただき『ChatGPTで身につけるExcel VBA』を上梓しました。

生成AIはふつうに使っていましたが、これを機にChatGPTはたくさん触れる機会に恵まれました。

また、発信活動を強化しようということで、flier book laboの野村高文さんの講座、DJ Nobbyさんの講座を立て続けに受講。

さらに、野上英文さんのセミナーをうけてテキストも含めた発信活動を見直ししています。

くわえて、今は柳瀬博一さんの「じぶんコンテンツづくり」の講座を受講中。発信をさらに魅力的にするには?をテーマに取り組んでいます。

今年の別テーマとして、「対話」がありました。DX、リスキリングなど、組織を変えていく手法でいうと越境学習がまさにそれだったのですが、それにプラスして対話が効果がありそうということで注目しています。

それからもうひとつ「コミュニティ」ですね。とくに「実践共同体」です。

もう一度、学び直しをしながらも、学習コミュニティフォーラム、高松Setouchi-i-Baseでのデジタルリスキリング実践講座、糸島市100人カイギなど、ノンプロ研とは別の実践の機会も積極的にとらえてみています。

この一連の動きの中で、実践共同体をつくる・まわす人のための「コミュニティコーディネーター養成講座」が開発できたらと思っています。

10年振り返ってみての気づき

ひとつの気づきとしては、課題をずっと追いかけているという点ですね。

それが、ノンプログラマーのみなさんがVBAやGASを学ぶための教材を提供することから、学びやすいまたは実践しやすい環境づくりに大きくシフトしていった感じです。

もう一段、抽象度が低いところだと、ノンプログラマーがアプリ開発するにはとか、自ら実践共同体をつくりには、とかそういった問いが駆動力になっていました。

もうひとつの気づきとしては、意外とというかかなりムダも多いなということでした。

英会話を筆頭に、一連のWeb開発系スキルもたいがいものになってませんでした。あと、時代の流れとともに不要になってしまったApp Makerとか。

生き残っているスキルは、書籍執筆、講座開発など具体的な使い道があるものでした。

その実体験がみなさんのリスキリング支援にもいきていますね。「実務で使う」がプログラミングの8つの約束の筆頭に挙げられているのもわかります。

まとめ

以上、「独立してから10年間で何を学んできたかの歴史をすべて晒す」についてお伝えしました。

10年間の学びの歴史を綴ってみました。みなさんのお役に立つ部分はあったでしょうか?

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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