みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
読書コミュニティ「flier book labo」で開催されている柳瀬博一さんの講座「コンテンツ化する技術〜じぶん新書を企画してみよう〜」のDAY2を振り返ります。
DAY1の振り返りはこちらでした。
テーマは「編集者目線を磨こう」です。自分コンテンツを魅力的にするために、編集者の目線を手に入れていくというもの。
プラス、今回は書籍の企画に生成AIをいかに使うかというところもポイントでしたね。
ということで、今回は「編集者目線を手に入れろ!その磨き方とAI活用法」についてお伝えします。
では、行ってみましょう!
自分の発信をもっと魅力的に
そもそも、僕がなぜこの講座に参加しているのかをおさらいしておきます。
日々、このようにVoicyやブログ、SNSで毎日毎日…発信をしています。誰かの役に立つ発信はできていると思うのですが、こと「自分のこと」となるとそれを魅力的に、おもしろく伝えられてないなと感じているんですね。
自分コンテンツを魅力的に伝えられるようになりたい、その思いから本講座に参加しております。
「目線」の磨き方
編集さんが必ず使っている目線を持とうということで、3つの目線について解説いただきました。
テーマと視座の設定~編集目線=読者目線
テーマと視座の設定をするときの目線が、いわゆる編集目線で、それはイコール読者目線を意識することです。
ここで、なんちゃって編集目線にならないように注意と指摘されてました。
例として、かつてMicrosoftのCEOスティーブ・バルマーが、iPhoneが登場したときに「こんなの売れるわけがない」と軽視したという話がありました。しかし、みなさんご存知のとおり、iPhoneは世の中を一気に席巻します。「市場の目線」を見誤ったという一例でした。
携帯電話のユーザーのニーズをきっちりつかむと同様に、書籍でいえば読者のニーズをきっちりつかむべしという話です。
一次情報の収集~探検家目線
次が著者自身が一次情報を収集するときの目線、探検家目線と表現されていました。
探検家のようにフィールドに出て、人と会い、一次情報をくまなく集める。さらに、歴史的、地理的な観点で見直してみるなどです。
自分の街でも「初めて訪れる」目線で見直すと新たな発見があります。
例えば、市ヶ谷では観光客をどこに連れていくか考えた時、柳瀬さんは「東京で唯一の釣り堀」を紹介するとおっしゃられてました。たしかに、地理的な視点での一次情報がないと、「東京のど真ん中で釣りができるんですよ、ここだけなんですよ」という魅力的な紹介できませんものね。
何が面白いか、面白がれるか~消費者目線
消費者目線というと、読者目線と混同してしまいそうですが、当事者それぞれの「環世界」を理解し、その目線でどう料理するかを考えます。
たとえば、整理整頓術は世の中に数多存在するわけですが、主婦とデスクワーカーと現場作業員では、「整理整頓」という対象に対する見方が大きく異なります。
消費者=読者であることもありますが、それ以外の登場人物の視点で対象を捉えることが、面白さにつながると理解しました。
編集目線でのフィードバック
講座では、講義中もしくはインターバルにグループワークの機会が多くあります。
そこでは、他の参加者の書籍の企画を、編集目線でフィードバックをしていくのですが、それが目線を鍛えることにもつながります。
その際のポイントはまずポジティブなフィードバックをすること。「相手の企画の最も良い部分を見つけ、本人もまだ形にできていないものを言葉にして伝える」こと。編集者としての役割は、企画の価値を発見し、それを引き出すことにあります。
書籍の企画をする際に、あるジレンマにぶつかることがあります。それは、ターゲットを絞りすぎると読者が少なくなり、広げすぎると凡庸になるというものです。
このジレンマを乗り越えるためには、著者=探検家目線で自分のコンテンツを探検し、編集=読者目線で価値を見つけるというこの両方で見ていくことが秘訣という話でした。
グループワークでは、お互いに面白さを見つけ、面白く打ち返す、その編集側の目線を意識したいところです。
企画へのAIの使い方
さて、後半はやや話題が変わりまして、企画でAIをどのように活用するかというお話をいただきました。
そもそも、現代の日本は「短文」で溢れかえっている状況です。LINEやXなど短文で人々は日々やり取りをするようになり、テレビや動画には短文のテロップがほぼついている。
ですから、我々は短文を書くのは慣れているわけですが、一方で長文は得意でないという事実があります。
長文を執筆する、論理的な構成をつくる、そのサポートとしてAIを活用することができるというお話でした。
使い方としては、壁打ち、アイデアのブラッシュアップ、アイデア出しなどです。たとえば、以下のようなプロンプトを活用できます。
以下の企画書をブラッシュアップしてこのテーマで触れるべきことがあったら加筆した上で、提示してください。
以下の企画書について、新しい切り口を考えてください。
注意としては決してFinishワークに使ってはいけないということです。たしかに、オリジナリティが失われてしまい、面白みがすっかりなくなる…そんなイメージがあります。
DAY2の課題提出
DAY2の課題は、DAY1で作成した企画のブラッシュアップと、まえがきの執筆でした。
正直、前回のDAY1で提出した企画は悩ましいもので、自分でもまあ面白くないと感じるものでした。DAY1は当日お休みしてしまった&インターバルでのグループワークも開催できなかったのでなおのことです。
今回はその反省からインターバルのグループワークも開催して取り組みました。企画も作り直しというレベルくらいに大きく変更、まだ弱い感じは否めずモヤモヤは残りますが…期日までにできることはやったという感じでしょうか。なかなかに苦しさがありますw
そういえば提出前に、AIも活用してみました。たしかに、不足分の加筆やアイデア出しはとても有効に感じますね。いくつかの加筆とアイデアは採用させてもらって、提出課題に含めています。
前回の「観察」でいういくつものレンズで観ること、環世界のハック、そして今回の編集者目線は、まだ頭ではわかったような気がする、使おうと思ってもまだまだ使えないという自己分析です。訓練の機会を持つ必要を感じてますね。どこかで用意してみようか…
そんなところですが、DAY3以降も引き続き、自分コンテンツを磨いていきたいと思います。
まとめ
以上、「編集者目線を手に入れろ!その磨き方とAI活用法」についてお伝えしました。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!