みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
前回は、ChatGPTに質問をしてもらってプログラムをつくる方法をお伝えしました。
ChatGPTを使えばExcelやスプレッドシートのプログラムを作成できるわけですが、加えて活用してほしいのが「ファイルアップロード機能」です。
活用することで、より楽ちんにChatGPTの力を借りることができるようになりますよ。
今回は、ChatGPTのファイルアップロードの機能と、その使い方について紹介します。
ということで、「Excel&スプレッドシートのプログラミングに超便利!ChatGPTのファイルアップロードを活用しよう」です。
では、行ってみましょう!
ChatGPTのファイルアップロード機能がどう魅力的なのか
ChatGPTを使えば、プログラムを作成できるわけですが、そのために必要な情報を渡さなければいけません。
プログラムの手順を示したり、ChatGPTから質問をしてもらいそれに回答したり、いろいろな方法はありますが、いずれにしてもたくさんプロンプトを考えて、書く必要があります。
そこでファイルアップロードの機能です。
Excelファイルやスプレッドシートを添付することで、シートやデータの内容についての情報をまるっと渡すことができるのです。
その上で、やり取りをして、プログラムを作成してもらうことができます。
無料プランでも一定時間内の回数制限がありますが、数回でよいのであれば使うことができます。試してみて、もっとたくさん使いたいとなった場合に、有料のPlusプランなどの利用を検討するとよいと思います。
ChatGPTのファイルアップロードの使い方
では、ChatGPTのファイルアップロードの使い方をみていきましょう。とてもシンプルです。
- ファイルの添付方法
- チャット入力欄のクリップ型のアイコンをクリックします。
- Excelファイルの場合: 「コンピューターからアップロードする」もしくはExcelファイルを画面にドラッグ&ドロップすることでアップロードできます。
- スプレッドシートの場合: 「Google Driveと接続する」を選択し、認証接続を済ませた後に「Google Driveから追加する」でスプレッドシートをアップロードできます。
- プロンプトの入力
- アップロードしたファイルがプロンプト入力欄に添付されますので、その上でファイルについての質問や依頼内容をプロンプトとして入力して送信します。
ファイルアップロードを用いたプログラム作成の例
たとえば、ファイルを添付した上で以下のようなプロンプトを入力、送信してみましょう。
このファイルについて説明していただけますか?
すると、「分析しています」と表示のあと、以下のようにシートの内容を説明してくれます。
ファイルには「Sheet1」という名前のシートがあります。このシートの内容を確認して、どのようなデータが含まれているか説明しますね。
このファイルには「Sheet1」というシートがあり、次のようなデータが含まれています:
| team | name | age | favorite |
|------|------|-----|----------|
| A | Bob | 25 | apple |
| A | Tom | 32 | orange |
| B | Jay | 28 | grape |
| B | Ivy | 24 | banana |
このシートには、各チームのメンバーに関する情報が含まれています。具体的には、以下の列があります:
- **team**: チーム名
- **name**: 名前
- **age**: 年齢
- **favorite**: 好きな果物
何か特定の情報が必要ですか?それともこのデータを使って何かしたいことがありますか?😊
このように、シートの構成や、シート上のデータの状況などを、ChatGPTに正しく伝わっていることがわかりますよね。
続けて、以下のようにプログラムを作成するプロンプトを入力、送信すればOKです。
Sheet1のすべてのメンバーについて、『team A: Bobは25歳でappleが好きです』という形式でデバッグ出力するプロシージャを作成しましょう
ChatGPTはこの指示に基づいて、コードを生成してくれます。
データの扱いに関する注意点
ファイルアップロードを利用する際には、次の点に注意してください。
お仕事で使っているExcelファイルやスプレッドシートの多くは、機密情報や個人情報を含んでいます。
プロンプトとして与えたデータを学習に使用されないようにするために、オプトアウトの設定をすることができますが、サーバーには30日間保存されることがあります。また、データ漏洩のリスクもゼロではありません。
ですから、オプトアウトしていたとしても、個人情報や企業の機密情報が含まれるファイルをアップロードすることは避けるのが懸命と言われています。ファイルアップロードをするときは、ダミーデータに差し替えた上で使うようにしましょう。
ファイルアップロードは他のファイル形式にも対応
ChatGPTでは、Excelやスプレッドシートだけでなく、テキストファイル、PDF、プレゼンテーション、その他のドキュメントなど、他の形式のファイルアップロード可能です。
これにより、さまざまなやり取りが可能になり、仕事の幅が広がります。
ぜひいろいろと試してみてくださいね。
まとめ
以上、「Excel&スプレッドシートのプログラミングに超便利!ChatGPTのファイルアップロードを活用しよう」についてお伝えしました。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!
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