
みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
「週刊Work&Techニュース」 2025/08/15版をお送りします!
今週のワークとテックの主なニュースをざっとチェックし時流をつかんでいただくことができますよ。
では、行ってみましょう!
次世代AIモデル「GPT-5」登場 ChatGPT全ユーザーに提供開始 “博士並みの知能持つ友人”に進化

米OpenAIは8月7日(現地時間)、次世代AIモデル「GPT-5」を正式に発表し、その日からChatGPTの全ユーザーへ提供を開始しました。
これまでのGPT-4oや他の旧モデルに代わり、今後はGPT-5が標準モデルとして使われます。
GPT-5は、まるで博士号を持つ友人のような知能を持ち、専門的な質問にも自然な言葉で素早く、正確に答えられるように進化しています。

今回のGPT-5は、これまでのモデルと比べて知能や考える力、そして正確さが大きく向上しているのが特徴です。これまで「大学生レベル」と表現されていたGPT-4に対して、GPT-5は「博士号レベルの専門家」に例えられるほど、専門的な知識が深まりました。
また、AIが事実とは異なる情報を作り出してしまう「ハルシネーション」という現象が大幅に減ったことで、より安心して使える、信頼性の高いAIへと進化しています。
これまでは性能に応じていくつかのモデルを使い分ける必要がありましたが、それらも統合され、ユーザーは特に意識することなく最適なモデルを使えるようになりました。
無料ユーザーの方には利用回数に上限がありますが、有料プランのChatGPT Plusなどを使っている方は、より多くの回数を利用できます。もし無料ユーザーの方が上限に達した場合は、性能を少し抑えた「GPT-5 mini」というモデルに切り替わる仕組みです。
みなさん、もう新しいGPT-5は試されましたか?
公開後すぐにユーザーから様々な反応があり、とても興味深い展開になっています。そのお話は、また後ほどのニュースで詳しくお伝えしますね。
Google「Chrome」に5兆円で買収提案 米AI検索Perplexity

米AI企業のPerplexityが、Googleの人気ウェブブラウザ「Chrome」を約345億ドル、日本円で約5兆円の現金で買収する提案を行いました。
これは、Googleが米司法省から独占禁止法違反で訴えられ、事業の一部売却が求められている中での動きです。
Perplexityは、Chromeをより中立的で安全な運営体制に移行することで、一般ユーザーの利益になると主張していますが、Googleは売却には消極的な姿勢を示しています。

このニュースの背景には、Googleがインターネット検索や広告の市場で非常に大きな力を持っている「独占」の問題があります。
アメリカの司法省は、GoogleがChromeブラウザを自社で持ち続けることが、検索市場での独占的な地位をさらに強めることにつながると見て、事業の一部を切り離すよう求めています。
そこに手を挙げたのが、AIを活用した新しい検索サービスで注目されているPerplexityです。彼らは、Chromeの運営をより中立的にすることで、ユーザーの選択肢を広げ、市場の競争を促すことにつながると訴えています。
もちろん、もしPerplexityが買収に成功した場合、今度は彼らが独占的な立場になるのでは?という見方もありますが、まずは中立的な運営を約束しています。
しかし、GoogleにとってChromeは多くのサービスと連携する重要な事業の柱であり、簡単に手放すことは考えにくいでしょう。そのため、実際に売却される可能性は低いと見られています。
今後のポイントは、当局からの圧力がさらに強まるかどうかです。その状況によっては、Googleが何らかの事業再編や譲歩案を示す可能性も考えられます。
GPT-5の“性格”変更へ 「温かみがありつつ、GPT-4oほど煩わしくないものに」

OpenAIは、最新のAIモデルGPT-5において「会話の温かみは保ちながら、過度なおしゃべりを抑える」方向へ性格を調整すると発表しました。
前モデルのGPT-4oは親しみやすさが魅力でしたが、一部ユーザーからは「冗長で話が長い」との声がありました。
このため、GPT-5では返答の簡潔さと自然なやり取りを重視したチューニングが行われています。変更は順次全ユーザーへ反映される予定です。

最新モデルであるGPT-5が公開され、これまで利用できたGPT-4oなどのモデルは、一部のプランを除いて提供が終了となりました。
すると、GPT-4oとの親しみやすい会話に癒やしを感じていた一部のユーザーから、「GPT-5は返事が少し冷たい感じがする」「前のように寄り添ってくれなくなった」といった、寂しさを感じる声が次々と上がりました。
SNSでは「#keep4o」というハッシュタグが登場し、「GPT-4oを戻してほしい」と訴える運動が広がるなど、OpenAIは予期せぬ反応に素早く対応を迫られることになりました。
これはとても興味深い出来事だと感じます。
「博士レベルの性能になった」「ハルシネーションが減って正確になった」といった技術的な進化に対しては、ユーザーは比較的静かだったのに対し、AIの「性格」や「話し方」という部分に、これほど強く反応したのです。
この一件は、私たちがAIに何を求めているのか、そしてAIを選ぶ際のポイントが、性能の高さだけでなく、その「個性」や「相性」へと明らかに変わりつつあることを示しているのかもしれませんね。
通勤電車ガラガラ 「お盆休み」最長9日も 回答1位は「連休なし」

お盆休みシーズンを迎え、首都圏などの通勤電車は朝の混雑が大きく緩和されています。
今年はカレンダーの並びが良く、最長で9日間の連休が可能ですが、アンケートでは「連休なし」と答えた人が最も多い結果となりました。
業種や職種によって休み方に差がある状況が浮き彫りになっています。

お盆休みは、帰省や旅行で多くの人が移動する一方、都心部では通勤する人が減って電車が空く、という特徴的な時期ですね。
あるマーケティング会社の調査によると、今年のお盆期間中の連休取得状況で最も多かった回答は、意外にも28%の人が答えた「連休なし」でした。これは昨年に続いて最も多い回答だそうです。次に多かったのは「9連休」や「5連休」でした。
今年はカレンダーの並びが良く、大型連休にしやすい年ではありました。しかし、サービス業や医療関係のお仕事など、多くの人が休む時期にこそ忙しくなる方々もたくさんいらっしゃいます。休暇の取り方には、こうした格差があるのが現状です。
個人的には、みんなが一斉に特定の時期に休むというスタイルよりも、それぞれの人が自分のタイミングで、気兼ねなく良い休みを取れるような働き方にシフトしていくことが大切なのではないかと感じます。
リモート勤務のITエンジニア、約4割が「出社回帰なら転職検討」――“出社してもいい”条件は? レバテック調べ

レバテックがITエンジニア654名に実施した調査によると、現在リモートワーク中のエンジニアの約4割が「勤め先が出社回帰の方針を打ち出した場合、同職種での転職を検討する」と回答しました。
出社することに前向きになれる条件としては、「フレックスタイム制の導入」や「通勤手当・住宅手当の増額」「ランチ補助など福利厚生の充実」が挙げられています。
一方で、どんな制度があっても出社は難しいと考える人も一定数いるようです。

コロナ禍をきっかけに一気に広がったリモートワークですが、最近では企業側から出社を求める「出社回帰」の流れも少しずつ強まってきていますね。
調査によると、ITエンジニアの現在の働き方で最も多いのは、リモートと出社を組み合わせる「ハイブリッド型」で、その中でも「週に2~3日」出社する方が多いようです。
しかし、エンジニア自身の希望としては、約8割の方が「今後もリモートワークを続けたい」と考えており、その意向は非常に根強いことがわかります。
一方で、企業側の求人を見ると「原則出社」を求めるものがこの2年間で3.4倍に増えているというデータもあります。
アメリカでは、AIの進化によってITエンジニアの採用環境が大きく変わりつつあるという話も聞こえてきます。こうした技術の変化も踏まえながら、今後の働き方がどのように変わっていくのか、注目していきたいところです。
まとめ
以上、「週刊Work&Techニュース」 2025/08/15版についてお伝えしました。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!