VoicyからPodcastへ。コンセプトとリソースを両立させる移行作戦

VoicyからPodcastへ。コンセプトとリソースを両立させる移行作戦

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

Voicyからの移行を機に、発信活動のコンセプトから見直し中。

Geminiと現状のリソースを整理し、無理なく続けるための新体制を模索します。

ということで、今回は「VoicyからPodcastへ。コンセプトとリソースを両立させる移行作戦」です。

では、行ってみましょう!

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VoicyからPodcastへの移行を本気で考えています

実は今、Voicyから離脱し…いえ、卒業して、Podcastなど他のプラットフォームへ移行することを真剣に検討しているところなんです。

昨日までの放送でもお伝えしてきたのですが、この件について、相棒のAI・Geminiと連日ガンガンやり取りをしています。「どうやって移行するのがベストか?」を話し合っているわけですね。

昨日までの活動でいうと、そもそも僕、タカハシの発信活動全体の「コンセプト」から見直した方がいいんじゃないか、という話になりました。

発信のコンセプト、すなわち、

  • Why(なぜ発信し続けるのか)
  • Who(誰に届けるのか)
  • What(何を提供するのか)

この3つの「軸」を、Geminiとの対話を通じて、いい感じに整理し直すことができたんです。

さて、コンセプトが固まったところで、いよいよ次は「How(どうやって実現するか)」の話に入っていこうか、とGeminiから提案がありました。

でも、ちょっと待てよ、と。

その前に、まずは「今、僕がどうなっているのか」という現状をしっかり整理して、Geminiと共有するステップが必要だと感じたんです。

まずは現状の「体制」と「リソース」を棚卸し

Voicy移行作戦_現状の課題

というわけで、僕の今やっている発信活動の現状、特に「体制」と「リソース(時間や労力)」について、Geminiにシェアすることから始めました。

今の僕の発信活動の流れは、大体こんな感じです。

  1. Voicyの台本作りと収録
  2. 収録したVoicyの文字起こし、または台本からWeb記事化
  3. それをブログ(いつも隣にITのお仕事)に投稿
  4. さらに、そのブログ記事からインフォグラフィックを生成
  5. Instagram、X(旧Twitter)、Facebookなど、各SNSで発信

これを、毎日やっているわけです。

もちろん、AIの力をかなり活用してはいるんですが、それでも一連の作業に、最低でも1.5時間くらいはかかってしまいます。ちょっと手こずったりすると、全部で2時間くらいかかってしまう日も珍しくありません。

毎日1.5時間から2時間。

このリソースを捻出し続けるのは、正直なところ、なかなか大変ですよね。

Podcast移行で増える「編集時間」という壁

ここで考えなければいけないのが、もしVoicyからPodcastに移行した場合、どうなるか。

Voicyは基本的に録って出し、つまり「編集」という作業がほぼ発生しないプラットフォームです。

それがPodcastになると、一般的には音源の追加や音質の調整、不要部分のカットなど、「音声の編集」という作業時間が新たに追加で発生してしまうわけです。

今の1.5時間~2時間に加えて、さらに編集時間が増える…。

これは、移行するこのタイミングで、なんとかして全体の作業リソースを抑える方法を考えておかなければ、継続が難しくなってしまいます。

今の「スキルアップラジオ」の構成

ちなみに、今のスキルアップラジオの曜日ごとの構成は、以下のようになっています。

  • 月曜日~木曜日: 通常放送 (僕自身の活動の話、フリーのネタ、Voicyのハッシュタグ企画、シリーズものなど)
  • 金曜日: 週刊Work&Techニュース (僕がピックアップしたワーク&テック関連ニュースを5本紹介)
  • 土曜日・日曜日: 生放送のアーカイブがメイン (生放送がなかった週は、通常放送)
  • その他: 週に1回くらいのペースでプレミアム放送

これがPodcastに移行すると、どうなるでしょうか。

まず、Voicyの機能である「プレミアム放送」と「生放送」。

これらは、Podcastにはそのまま持っていけない機能なので、今のスタイルのまま継続することはできません。ここは、何か別の形を考え直す必要があります。

次に、月曜日から木曜日までの「通常放送」。週に4本あります。

このネタ探し、台本作り、そして収録というのが、実は結構時間がかかりがちな部分なんですね。ここの負荷を、もう少し抑えていきたいところです。

そして「週刊Work&Techニュース」。

これは、毎週ぼんやり過ごしていて、木曜日あたりになって「あ、今週のニュース集めなきゃ!」と慌てて探し始めると、結構時間がかかってしまいます。

ですが、日々ニュースアプリ(僕はNewsPicksを使っています)などで、ちゃんとアンテナを張ってピックアップさえできていれば、金曜日の収録時点では、ほぼネタが出来上がっているので、スムーズに進められるんです。

なので、これは「日々の習慣化」を忘れさえしなければ、そこまで大きな負担にはならないかな、と踏んでいます。

そもそも「毎日配信」は続けるべきか?

ここで、根本的な問いが出てきます。

「音声配信って、結構手間暇かかるけど、そもそも毎日やるべきなんだろうか?

例えば、週3回とか、あるいは週1回の配信でもいいのではないか、という議論です。

世の中のPodcast番組を見ても、週1本というペースでじっくりと運用している番組もたくさんありますよね。

この点についても、Geminiと少し話し合ってみました。

そこで見えてきたのは、今「スキルアップラジオ」を聴いてくださっている方の多くが、平日の通勤時間などに聴いてくれていて、それが「習慣」になっているのではないか、ということです。

その「毎日の習慣」の中で、僕の放送に触れてもらう、というのは、もしかしたらすごく大事なことなのかもしれないな、と。

有名なPodcast番組でいうと、「News Connect」などがまさに平日毎日ニュースを放送していますが、目指すポジショニングとしては、あのように日々の生活に溶け込むような存在になれたら、と思っています。

毎朝、僕の放送を聴くことで、ちょっとホッとするというか。一種の「安全基地」のような、安心できる「居場所」を感じてもらえたり。

あるいは、「よし、今日もちょっと頑張ってみようかな」と朝に思えるような、ささやかな「声援」や「応援」を受け取ってもらえるような。

そんな場所づくりができたら、最高だなと思うわけです。

声を通じて、人柄とか、体温とか、そういったテキストでは伝わりにくいニュアンスが伝わるのは、音声メディアの本当に素敵なところだと、僕は思っています。

平日毎日配信。だからこそ「負荷を下げる」工夫が必要

一方で、そう考えると、土日や祝日の配信は、必ずしもマストでなくてもいいのかもしれないな、とも思いました。

これまでは生放送のアーカイブをお送りすることが多かったのですが、リスナーさんによっては、リズムの異なる日に配信された放送を追いかけて聴くことや、30分や1時間といった長い放送が、かえって負担に感じられてしまって、スキップされている方も少なくないんじゃないかな、と感じていたんです。

そのあたりは、場合によっては「別番組」として切り分けて、聴きたい人が聴けるようにする、という形でもいいのかもしれません。

…と、話を戻します。

そうなると、目指すのは「平日毎日配信」。

となると、やはり、先ほど課題に挙げた「通常放送(月~木)」の部分、そこの1回あたりの準備にかかる「負荷」を、いかにして下げるか。

これが、継続のための非常に重要なポイントになってきます。

「AIとのおしゃべり」が救世主になる?

そこで、ふと思い出したのが、スキルアップラジオで実は結構人気のシリーズ、「AIとのおしゃべり」です。

ChatGPTのボイスモード「Maple」と僕が対話する、あのシリーズです。

あれ、実は制作する僕の立場からすると、リソース的にはかなり「楽」なんですね(笑)。AIが話す内容を考える必要がないので。だから、なるべくこのシリーズを入れたい。

そう思っているにもかかわらず、現実は「AIとしゃべる良いネタが思いつかない…」となって、結局、頑張って自分でネタ作りをして、「一人語り」の通常放送になってしまう、ということが多かったんです。

「このAIとのおしゃべりを、いかにしてうまく、高頻度で運用するか?」

このテーマについて、Geminiとバチバチと議論をさせていただきました。

Geminiと見つけた「AI解説シリーズ」という活路

Voicy移行作戦_新戦略

そこで出てきたアイデアが、結構良かったんです。

それは、過去にやっていた「今更聞けないIT用語」というシリーズとの組み合わせです。

以前、IT用語を毎回1つ取り上げて、それを僕が解説して「こっそり学べる」というシリーズをやっていたことがあったんですね。

「この解説、AIにお願いしちゃえばいいんじゃないか?」

と、気づきました。

さらには、以前AIとのおしゃべりシリーズで「ファシリテーション」について解説してもらったことがあったんですが、あれが結構好評でした。

ということは、IT用語に限らず、例えば「社会学」とか「心理学」のキーワードや、ちょっと難しい「概念」なんかをAIに解説してもらっても、面白いのかもしれないな、と思ったんです。

ただ、ここで一つ考慮すべき点があります。

僕がよく使っているChatGPT(キャラクター名:Maple)は、一定以前の学習データしか持っていない、いわゆる「カットオフ」があります。そのため、最新のキーワード解説は得意ではないんですね。

例えば「AIの最新動向について教えて」みたいなのは、ちょっと苦手分野です。

そこで登場するのが、Perplexity(キャラクター名:Solva)です。

以前一度、Solvaとおしゃべりする放送をお送りしたことがありましたが、しばらくご無沙汰してますね…(笑)。今はちゃんと機能するか正直わからない部分もあるんですが、可能性としては大いにあります。

この二人に、うまく役割分担してもらう。

  • 普遍的な概念や用語の解説は、Maple(ChatGPT)に。
  • 最新のトレンドや技術に関する解説は、Solva(Perplexity)に。

こんな風にお願いできれば、「AIとのおしゃべり」改め「AIによる解説シリーズ」の頻度を、かなり上げられるかもしれない、と光が見えてきました。

新しい構成案と、これからのこと

Voicy移行作戦_新番組構成

これからの「スキルアップラジオ(仮)」は、

  • AIによる解説シリーズ(IT用語、ビジネス概念、社会学など)
  • 書評シリーズ
  • 深掘ってみた名言シリーズ
  • 週刊Work&Techニュース

こういったものを組み合わせて、平日の朝にお届けしていく。そんな形がいいのかもしれません。

やっぱり、こうして「コンセプト(Why, Who, What)」からしっかり見直してみると、具体的な「How(どうやるか)」の部分でも、いろいろな発見や改善点が出てくるものだな、と改めて感じています。

まだまだGeminiとじゃんじゃんやり取りをしながら、移行の準備を進めている真っ最中です。

きっと、また新たな気づきが出てくると思いますので、明日以降も、進捗をお伝えしていきたいと思います。

引き続き、どうぞよろしくお願いします!

まとめ

以上、「VoicyからPodcastへ。コンセプトとリソースを両立させる移行作戦」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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