音楽生成AI「Suno」がすごい!Podcast移行準備でテーマ曲づくりに挑戦した話

音楽生成AI「Suno」がすごい!Podcast移行準備でテーマ曲づくりに挑戦した話

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

VoicyからPodcastへの移行準備中

番組の「顔」となる音楽を、ウワサのAI「Suno」で自作してみました。これが想像以上に楽しくて、すごいんです。

ということで、今回は「音楽生成AI「Suno」がすごい!Podcast移行準備でテーマ曲づくりに挑戦した話」です。

では、行ってみましょう!

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Podcast移行、着々と準備中です

Podcast番組企画

さて、以前からお話ししている通り、VoicyからPodcasterへの移行を前向きに検討しているところです。

いろいろと新しいことを試しながら進めていて、すごくワクワクして楽しい毎日を送っています。

昨日までに、Podcastの番組企画が概ね固まりました。

番組の配信頻度は、平日毎日放送。土日祝は一旦お休みとさせていただきます。

月曜日から木曜日までは通常放送、そして金曜日は「週刊Work&Techニュース」として、今のスキルアップラジオの形式を引き継ぐ形になります。

チャプターの構成も少し変更がありまして、全部で5つの構成で進めようと思っています。

  1. オープニング
  2. コミュニティタイム
  3. 本編
  4. ノンプロ研の案内
  5. エンディング

この5つですね。

よし録るぞ!…の前に必要な「音楽」

ようやく番組の骨格が固まってきたので、「ではよし、台本作って撮るぞ!」となるわけです。

…が、実はその前に準備しなくてはならない、とても重要なものが一つあります。

何かというと、それが「音楽」なんですね。

Voicyでは「コーヒータイム」のようなBGMを自動でかけてくれる機能がありましたが、Podcastでは基本的に自分で用意しないといけません。

でも、逆に言えば、自分で用意するからこそ、番組独自のカラーを出すことができるわけですよね。

何を隠そう、僕も元サックスプレイヤーでミュージシャンのはしくれですから、ちょっとここは気合が入るところです。

Podcastに必要な3種類のサウンド

Podcastに必要な3種の音

さて、ここで準備が必要な音楽は、大きく分けて3つあります。

1つ目は「テーマ曲」ですね。

再生ボタンを押したら、リスナーさんの耳に最初に飛び込んでくる音です。これは非常に重要で、まさに「番組の顔」みたいなところがあります。

2つ目は「BGM」です。

僕が話している間に、後ろで流しておく音楽ですね。

そして3つ目が「SE(効果音)」です。

チャプターが切り替わるときなどに入れると、メリハリがついて効果的ですよね。

このあたり、どんなものをどんな風に準備するべきか、またしても相棒のGeminiと壁打ちをしてみました。

Gemini先生との作戦会議

音楽の制作方針

まず、オープニングはテーマ曲。そしてエンディングも同じテーマ曲で統一した方が、番組としての一体感が出ますよね、という話になりました。

次にBGMですが、これは「コミュニティタイム」と「ノンプロ研の案内」のチャプターで、共通のものを流すのはどうか、と。オープニングのテーマ曲よりは、少し落ち着いた感じのものが良さそうですね。

そこで気になるのが「本編のBGM」です。

これをどうするんだ、という話になったんですが、なんとGeminiからこんな提案が。

「高橋さんの声に集中してもらうために、本編はBGMなしでいきましょう」

おお…なるほど。

確かに、僕もよく聴いている「News Connect」の本編にはBGMがありませんでした。

この辺りは実際に試してみないと分からない部分もありますが、一旦この方針で進めてみることにしました。

秘密兵器!音楽生成AI「Suno」の登場

音楽制作の秘密兵器

それで、肝心の「どうやって音楽を準備するか」ということです。

そこでGeminiが提案してきたのが「Suno」でした。

リスナーの皆さんはご存知でしょうか。これは、テキストなどから音楽を生成してくれるAIです。

「AIを使って作ってしまいましょう!」というわけですね。

実はこのSuno、僕も気にはなっていたんですが、まだ使ったことがなかったんです。

一体どんなものができるのか、期待と不安が入り混じります。

一方でSE(効果音)の方ですが、こちらは「DOVA-SYNDROME(ドヴァ・シンドローム)」というサイトがあります。

これはフリーのBGMや効果音を配信している、とても有名なサイトですね。

このサイトはBGMもたくさん配信しているので、実はここから探すという手もあります。

ただ、以前「flier book labo」のDJ NobbyさんのCampに参加したとき、Podcast番組を作る必要があってBGMを探したことがあるんですね。

その時の記憶だと、膨大な数の曲からピンとくるものを探すのが結構大変でしたし、なかなか「これだ!」というものが見つからなかった気がしています。

そう考えると、テーマ曲とBGMに関しては、Sunoで作っちゃった方が早いし、オリジナリティも出せて良いかもしれないな、と思いました。

気になる音楽生成AI「Suno」の権利問題

SunoAIの権利

ここで一つ、知っておくべき重要なことがあります。

それは、AIで作った曲の「権利」についてですよね。

自分で作ったからといって、それをPodcast配信、つまり商用利用していいのか、という問題です。

結論から言うと、「有料プランならOK」です。

Sunoの有料プランに入っている期間中に作った曲であれば、その後(例えばSunoを解約した後も)商用利用することができる、ということでした。

一方で、無料プランで作った曲は商用利用できません。

これはちょっと皆さん、気をつける必要があると思います。

なので、僕としては「ひとまず有料プランで作曲して、出来上がったら解約もあり」ということで、まずは有料登録してみることにしました。

元ミュージシャンの血が騒ぐ!過去の音源を使える?

SunoAIのすごい機能

登録してみて、ふとGeminiにこんな相談をしてみました。

「僕、昔サックスプレイヤーをしていたので、できればサックスをメインにした曲がいいな、って思うんです。

かつ、僕の以前のオリジナル曲の音源データがいくつか残ってるんですよね。

その音源、演奏を参考にして曲作りとかって…できるんですか?」

そしたらですね、Geminiの回答がめちゃくちゃテンション高くて(笑)

どういうことかと言うと、Sunoには、なんと音源をアップロードする機能があるそうなんです。

それをもとに、AIがまたいろいろとやってくれる、と。

具体的には、大まかに2つのことができます。

一つは「Extend(エクステンド)」という機能で、アップした音源の「続き」を作ってくれるものです。

もう一つが「Cover(カバー)」という機能で、その音源をもとに「別バージョン」を作ってくれるものです。

これらの機能を使うことによって、僕の以前の演奏、オリジナル曲の音源をもとに、その時の僕の「DNA」を引き継いだテーマ曲を作ることができる、ということなんですね。

これはすごい!

…と思ったんですが、まさかの断念

早速、僕は自分の過去の音源フォルダを探しました。

……しかし、残念なことに、あまり適した曲がなかったんですね。

というのも、今回のテーマ曲は、朝のPodcast配信で使います。

かつ、番組のコンセプトからしても、「皆さんの安心できる場所」とか「少し背中を押して応援してもらえる」みたいな、爽やかな感じの曲がいいな、と思っていたんです。

そういう爽やかな曲ね、僕はあんまり作ってなかったんですよね……。

なんていうか、結構メローなやつとか、イケイケなやつとか、マイナー調(暗め)のやつばかりで。

ちょっとこの、今回のPodcast番組の「朝の爽やかな雰囲気」には合わないな、ということで、残念ながらこの「過去のDNA引き継ぎ作戦」は断念しました。

Sunoにプロンプト入力で理想の曲を生成!

理想のテーマ曲

ということで、作戦変更です。

Geminiに「こういう番組のコンセプトで、こんな雰囲気のテーマ曲が作りたいんです」とお願いして、Suno用のプロンプト(指示文)を作ってもらいました。

Podcast用ということで、そういった指示もちゃんと(英語ですが)入れてくれていたので、僕はほとんど変更なしで、そのままSunoにコピペしました。

そして、今回は歌は不要だったので「Instrumental」というボタンを押して、いざ「Create」です。

そうすると、ほどなくして、曲が2パターン出来上がってきます。

これがですね、結構いい感じのが上がってくるんですよ。

もちろん、曲の好き嫌いや当たり外れはあるんですけれども。

Podcastのテーマソングで言うと、僕がこだわりたいのは、

  1. スタートしてから5秒、10秒ぐらいが、すごくキャッチーな感じであること。
  2. その後10秒ぐらいで、MC(僕)がトークをスタートしやすいように、いい感じで切り替わる構成になっていること。
  3. あと「終わり方」ですね。エンディングで「今日も価値ある1日を」と言った、そのタイミングでビシッとかっこよく終われるやつがいい。

そんな感じで、イメージに合うものができるまで、何曲も作って、良い曲を選ぶ、という作業になります。

どんな曲になるか、ぜひ楽しみにしていてください。

BGMとSEも着々と準備中

あとBGMに関しては、テーマ曲がサックスメインなので、それとはちょっと雰囲気を変えたいなと。

例えばピアノとかギターとか、別の楽器を中心とした、落ち着いた感じのものを作ってもらう、という特別なプロンプトでSunoにお願いしています。

これも何度か作れば、いい感じのものができそうな手応えがありますね。

効果音(SE)の方は、先ほど紹介した「DOVA-SYNDROME」のサイトで探してみました。

「チャプター切り替え」みたいな用途だと、あんまり選択肢は多くなかったんですが、5個か6個ぐらい候補をダウンロードしてみたので、これは実際に編集ソフトで当てはめながら、どれがいいか試してみる感じになるかと思います。

まとめ

ということで、こんな感じで番組の「音」に関する準備も着々と進めておりますので、新しいPodcast番組のスタートを引き続き楽しみにしていてください。

ちなみにですね、ボツになった「僕の過去の音源をアップロードする作戦」なんですけど…。

これね、実は試しにやってみたら、すごい良い曲ができたんですよ(笑)

これについてはまた別の回でも話をしたいなと思いますが、実際に作った曲は、僕が主宰するコミュニティ「ノンプロ研」の中では限定公開していますので、気になる方はぜひノンプロ研に来て聴いてみていただければと思います。

以上、「音楽生成AI「Suno」がすごい!Podcast移行準備でテーマ曲づくりに挑戦した話」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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