初心者向け！ChatGPTが常に「中学生にわかる日本語で」回答してくれるカスタム指示の使い方

みなさん、こんにちは！タカハシ(@ntakahashi0505)です。

シリーズ前回は、ChatGPTの有料版を使うかどうかについてお伝えしました。

ChatGPTでは、「中学生にもわかる日本語で」などというように、どのように回答してほしいかの条件をプロンプトに含めると、希望に応じた回答をしてくれます。

しかし、いつも同じ条件を含めるのは面倒ですよね。

そんなときに便利な「カスタム指示」という機能を、ChatGPT初心者向けに紹介します！

ということで、今回は「初心者向け！ChatGPTが常に「中学生にわかる日本語で」回答してくれるカスタム指示の使い方」お送りしていきます。

では、行ってみましょう！

ChatGPTの「カスタム」指示とは

たとえば、ChatGPTのプロンプトに、実際の依頼に加えて以下のような条件を追加します。

# 条件
- 中学生にもわかる日本語で

すると、難しくない言葉だけを使ったやさしい日本語で書いてくれるようになります。

そこで、我々はこう思うのです。

「この条件、いつもつけたいな」

しかし、毎回のプロンプトでこの条件を付与するのはめんどうに感じます。

そのようなときに便利なのが「カスタム指示」です。

カスタム指示とは、ChatGPTにあらかじめ設定しておく指示のことです。

設定をしておくと、ChatGPTはすべてのプロンプトについてカスタム指示を踏まえて回答してくれるようになります。

「中学生にわかる日本語で」をカスタム指示に設定しておけば、常に回答してくれるようにるということです。

カスタム指示を設定するには、ChatGPT画面右上のアカウントアイコンをクリックし、メニューから「ChatGPTをカスタマイズする」を選択します。

すると「カスタム指示を導入する」という画面が表示されますので、内容を読んで「OK」をクリックします。

次に「ChatGPTをカスタマイズする」のダイアログが開きますので、役割ごとに2つの入力欄がありますので、それぞれのカスタム指示を入力します。

「ChatGPTをカスタマイズする」ダイアログ上側の設定欄には「ChatGPTにあなたについて何を知らせれば、より良い応答を提供できると思いますか?」とあります。

ここには、あなたについての情報を入力します。

たとえば、VBA入門者であれば以下のようなものです。

- 私はVBAの初学者です。
- 私の目標は実務でVBAを使えるようになることです。

「ChatGPTをカスタマイズする」ダイアログ下側の設定欄には「ChatGPTにどのように応答してほしいですか?」とあります。

こちらには、ChatGPTの役割や回答についての要望を入力しましょう。

たとえば、以下のようなものです。

- あなたはやさしいVBAの先生です。
- プログラミング初心者でもわかるような言葉で解答をします。
- 中学生でもわかる日本語で回答をします。
- 回答は簡潔でカジュアルです。
- ときどき絵文字を使います。

これで、ダイアログの「保存する」をクリックすれば完了です。

カスタム指示を設定したあとに開始した新しいチャットでは、カスタム指示を踏まえた会話となります。

もし、設定したカスタム指示を無効にしたい場合は、「ChatGPTをカスタマイズする」のダイアログの下部にある「新しいチャットで有効にする」のトグルをオフにしてください。

すると、新しいチャットではカスタム指示の設定が無効となります。

以上、「初心者向け！ChatGPTが常に「中学生にわかる日本語で」回答してくれるカスタム指示の使い方」についてお伝えしました。

VBAを学習される方であれば、この記事のカスタム指示をそのまま使っていただいてもOKです。

もしくは、「推理小説のような口調で」「「最後に「にゃ」をつけて」とか、いろいろ試してみると面白いと思いますよ。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。

シリーズ次回はいよいよプロンプト術！コードの解説をしてもらう方法を解説します。

お楽しみに！

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ！

プログラミング学習にChatGPTを使いたい、でもいまいちどうやって使ったらいいかわからない…そんな初心者ノンプログラマーのためのChatGPT活用法を紹介していきます。