先日の2018/1/11。
新年始まって間もないというのに、チャットワーク大好きユーザーさんたちが、ChatWork社シアタールーム(の卓球台の周り)に集結しました。
チャットワークのユーザー会「ChatWork Café 東京 Vol.1」が開催されたのです。
いや~、イベントからその後の懇親会まで、どんどんボルテージが上がりましたね!
今回、私タカハシも運よく運営に関わることができました。
舞台裏的な開催までの経緯についてと、当日のプログラムについてばっちりレポートをさせていただきたいと思います。
ChatWork Caféとは
「ChatWork Café」は、チャットワークユーザーが集まり、チャットワークについて主体的にかつ楽しく学び、共有するためのコミュニティです。
ふつうのイベントとちょっと違うのは、ポイントとして
- ユーザーが主体
- 参加者全員がN対Nで価値提供をする
という二点が挙げられます。
ユーザーが好き好んで集まって、それぞれのノウハウを教え合ったり、悩みを相談して解決しあったりする、そういう場です。
とはいえ、ChatWorkさんにも会場を提供してもらったり、登壇者や参加者を紹介していただいたり、おんぶにだっこしちゃったのですが…。
そして、今回。
「ChatWork Café 東京」の第1回目を開催することができました。
なぜチャットワークのユーザー会が必要だと思ったのか
さて、そんなユーザー主体のイベントをなぜやることになったのか、ということを少し詳しめにお伝えします。
孤立している担当者さんを助けたい
まず、普段の私の立場はというと、あちこちの企業様に対してチャットワークの導入や運用の支援をするという立場です。
これまで、イベントに参加したり、ネットから集めてきた情報をもとに、企業の担当者さんに「こういう使い方したらいいですよ~」と提案をしていました。
ですが、多くの企業さんで
- チャットに書いているのに、口頭や電話で質問が来ちゃう
- 役員がどうしても使ってくれない
- みんなプロフィールアイコンがデフォルトのまま…
- 使ってはいるもののいまいち活発なコミュニケーションになっていない気がする
など、なかなかうまいこと導入が進まない…ということが多いのです。
それには、いわゆる「現状維持バイアス」という心理的な強い抵抗感が影響をしていて、社員の多くの方が抱いている抵抗感に対して、担当者さんは一人で向き合わなくてはいけない。
それって、しんどいじゃないですか?
あえてのユーザー会で解決できること
ですが、私は所詮「ひとりの会社」。上司も部下も同僚もいない身分なので、残念ながら組織ならではの悩みを現在進行形で味わうことができません。
また、その悩みの解決法も企業の大小、社歴の長さ、業種、チャットワークの導入の経緯や経過などによって、ケースバイケースで千差万別のようにも見えます。
そこで、同じように悩みを持っているユーザー同士が集まる場を持ってみたらどうかと考えました。
A社の悩みはB社が解決したことのある件で、一方でB社の悩みはC社が解決策を知っている…たくさんのユーザーがある間れば、こういう課題解決法提供の連鎖が生み出せるのでは?
いや、すぐに解決できなくても、チャットワーク大好きな人たちばかりが集まって、ワイワイ話合うだけで、元気を充填できて頑張れちゃうのでは!?
そこでChatWorkさんに「ユーザー会やりたいんですけど、どうでしょう?」と相談したのです。
ChatWork Caféは札幌生まれ
それが11月の下旬のこと。
その際に、ChatWorkエバンジェリストのネオラボ中山さんと、アノテーションの田邊さんの主催で、チャットワークのユーザー会「ChatWork Café」を札幌で開催するよ、という情報をいただきました。
運よく乗っからせていただいたのでございます。
渡りに船。ありがたい…!
札幌の様子について、ChatWork藤井さんによるステキなレポートがされてますので、よろしければご覧ください。
ChatWork Café東京Vol.1のプログラム
さて、そうして開催できた「ChatWork Café東京Vol.1」ですが、そのプログラムについてご紹介します。
いずれもすてきな内容…ご登壇の皆様、ありがとうございました!
また、全員が初参加なわけですが、卓球台を囲んで活発なコミュニケーション(打ち合い?)が発生しました。
たいへん素晴らしい時間だったと思います。
自分のつぶやきばかりで恐縮ですが、Togetterもまとめたので、合わせてご覧くださいませ。
ちりも積もれば山となる~新卒社員も実践しているChatWorkの便利な機能~
記念すべき、東京Vol.1のトップバッターは、株式会社ネオラボの中岡さん。
まだ24才で2年目なのに、チャットワークとkintoneの連携ツールとかバリバリ開発していらっしゃいます。
トップバッターらしく、ショートカットキー、ミュート、ピン、カテゴリーなどの基本機能のおさらいから、マイチャットや概要、おひとり様グループなどのハック的な使い方まで、個人としてどのような工夫をするとチャットワーク使いが良くなるのか教えてくださいました。
次回以降もネタいっぱい持ってらっしゃるみたいです。楽しみです!
接客一筋の私がチャットでワークできるようになったお話し
次は、ChatWork Café札幌の運営メンバーでもいらっしゃるアノテーション株式会社の田邊さん。
なんと、札幌からチャットワークLive経由の参加です。中山さんも同じグループからLive参加していただいてご挨拶いただけました。良かった。
しかし、ChatWork Café…のっけから勝負しますよね。でも、チャットワークらしさが出てすごく良いと思いました。
さて、田邊さんのお話のテーマは「テキストコミュニケーション」。
ツールとしての使いこなしというよりは、メッセージの書き方とか、作法といった、配慮のノウハウ。
もうしばらく使いこなすと慣れて気にならなくなってきちゃいますが、チャットでのコミュニケーションって確かに、配慮をすべき点もいっぱいあるはずで、まずはそのことをフォーカスされたこと自体がうれしい驚きでした。
これは、新しいジャンルとして掘っていくと、すごく有効そうな香りがします。
キャップクラウド流、チャットワークの使い方
ユーザーからの最後のご登壇は、キャップクラウド株式会社の松永さん。
1日のうち9時間以上もチャットワークに触れているという…ヘビーユーザーですね。
インターンさんや研修生の教育にどのように活用しているか、あの人って今日リモートワークだっけ?などの細かい組織の隙間を埋めるために、どのようにグループチャットを活用されているかについて、キャップクラウドならではの事例をいただきました。
だいぶ会場もあったまってきたので、松永さんへの質問タイムでは、
- 若手の発信が少ないのはどうしたらよいか
- なかなか使ってもらえない偉い人を巻き込むには?
といった「人の動かし方」を中心に、組織でコミュニケーションをする上でのいろいろな悩みが皆さんから出てきました。
放っておいたら、そのままずっと話続けられそうな感じでしたね。
ChatWorkの今までとこれから
ラストはChatWorkの藤井さんから、チャットワークの歴史と未来についてお話いただきました。
チャットワークがどのように生まれてきて、どのように進化をしてきたか…昔のロゴとかデザインとか、懐かしいですよね。
もう、最新では導入者数は16万社を超えたんですって。
こうしてどんどん大きくなると、もう手の届かない存在になってしまうなぁ…なんて、ちょっと寂しい気もしなくはないときもありました。
ですが、今回のようにユーザー会の開催を全面的にバックアップくださって、そういう接点を持ち続けられるのは本当にありがたい話です。
藤井さんのお話の中では「ユーザーあってのチャットワーク」強く強調されていました。
ユーザー会についての想いについては、ご自身のブログでも書かれているのでぜひご覧くださいませ。
まとめ
さて、こうして皆さんの協力のもと、ChatWork Café 東京 Vol.1は開催されました。
ひとまず、まずは初回の開催でいっぱいいっぱいだったのですが、皆さんから「次も参加させてください!」「次やるならお手伝いさせてください!」とお声がけいただいております。
ありがたい…!ぜひとも…!!
そして、個人的な話になっちゃうんですが、私なんかはチャットワークが大好きすぎて、産業技術大学院大学でCTOの山本正喜さんとお話させていただいたときも、ビッグサイトでCEOの山本敏行さんと名刺交換させていただいたときも、感激して泣きそうだったのを考えると、自分がこうしてお仕事にかかわれるようになれたのって本当にありがたいと思っています。
引き続きチャットワークが皆さんの仕事をストレスフリーに、そしてその「働くの」価値を上げていくであろうことを、微力ながら応援していきたいと思います。