みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
先日、戸村涼子さんが主宰をされている、ひとり仕事のみなさんのためのコミュニティ「結NITY」に招待いただき、発信・習慣についての座談会に参加してきました。
発信に関しては、最近スキルアップラジオでもお伝えしている通り、個人的にホットな話題。
今回、座談会でお話することで、自分でも整理できたこと、気づきがありましたのでお伝えしたいと思います。
キーワードは「空中戦+地上戦」です。
AI時代のこれからの発信はどうすべきかお伝えしたいと思います。
では、行ってみましょう!
そもそも発信はなぜ重要なのか
極論、会社に所属しているみなさんであれば発信は別にしなくてもよかったりします。
では、発信する意義はどこにあるのでしょうか?
それは、以下のようなものです。
- アウトプットをすることで学習機会とする
- 記録をして後日参照をする、または実績として活用する
- 内省、振り返りの機会とする
これだけでも、十分に意義があるのですが、結NITYのみなさんのように、ひとり仕事をしている人たちからすると、「営業活動」という超重要な要素がそこに追加されます。
それは、僕も同じです。
たとえば、コミュニティ「ノンプロ研」のメンバー数も何もせずに勝手に増えてくれればいいのですが、そうとは限りません。
そこで、コミュニティを知ってもらう機会を設け、入会してもらうための活動が必要です。そのために、発信は有効です。これは、いわばセールスです。
すでに、コミュニティに入っているメンバーの向けて、もっと楽しんでもらう、役立ててもらう。発信はそこにも役立ちます。これは、カスタマーサクセスに近い活動です。
しかも、発信活動は複利で資産が蓄積される、という特性も強いです。
ブログで記事を蓄積すればSEOで有利になりやすいですし、音声プラットフォームやSNSで発信を続ければフォロワーが増えることを期待できます。
リソースが限られている個人にとって、発信という活動は超重要です。
これまでの発信の歴史
起業と同時に技術ブログ「いつも隣にITのお仕事」をスタートしました。
毎日1記事を目指して、ノンプログラマー向けのIT・プログラミングを学べる記事を書いていました。
SEOがうまくいき、一時期は月間130万PVを超えるほどまで成長を遂げ、6,7年くらいかけて、1600記事ほどを書きました。
しかし、徐々にPVは下がり続け、数十万PV程度に…
さらに、僕のテーマである「『働く』の価値を上げる」を考えたとき、新たな技術についてアウトプット続けることで、そこにはあんまり近づかないように思えました。
というのも、SEOで来る人は、そもそもITを学びたいというモチベーションがある人たちです。そこに情報を届けるというのはもちろん価値があります。
しかし、それよりも、ITを学びたいというモチベーションがそもそもない人たち、その人たちにアプローチしなければ、その人たちを変えていかないと、働くの価値が上がる方向に社会のシステムが回っていかないのではと感じていたからです。
それでVoicyをはじめました。
音声であればパーソナリティ、人にリスナーが集まるようになる。そうしたら、セレンディピティ的にITを知り、お近づきになることを期待できるかも知れない。そう思ったのです。
発信の現在地と現状評価
Voicyでの発信を2年ほどやって今はどうか。
音声はパーソナルを伝えやすい手法です。しかし、だからといって、人にリスナーが勝手に集まるわけではありません。
話すスキルは上がってきたと思いますが、もうひとこえ何かしないと、その他大勢のパーソナリティが何やら専門的なチャンネルをやってるレベルから脱せないように思います。何か仕掛けていく必要を感じてます。
一方で、ブログのほうは、どんどんアクセスが落ちています。
これはヤバいのでは?と思うかも知れませんが、たとえばコミュニティの入会数はあまり変化はなく、ここ2年くらいキープをしています。
ノンプロ研の入会者に1on1面談をしていますが、ノンプロ研の認知経路はブログを読んだ、Voicyを聴いた、書籍を読んだ、いろいろでした。
「よくわからない」と回答する方もいますし、数年悩んでようやく入るという方もいます。
一昔前はブログで一本釣りというタイプでしたが、今はさまざまな発信を網の目のように組み合わせによる沖網漁業のようなタイプに変化してきたということです。
ブログ、Voicy、SNS、そして入れるなら書籍…と、複数の発信活動を続ける場合、リソースの限界があるので全てに全力投球というわけにはいきません。
発信自体を価値あるものにして、結果的に集客にもつながるということを意識しつつ、注意深く観察評価しながら、各発信手法の組み合わせを調整していくということになろうかと思います。
空中戦に地上戦を加える
今後ですが、ネット上のコンテンツはAIによる提供が増えていくと考えられます。
とくに、テキストは早い段階で訪れそうです。
そうすると、コンテンツを発信していても、人にたどり着く導線が失われていきます。
そう考えたときに、音声は可能性がありますが、一方向の発信で、この人は面白い、この人は信頼できる、なかなかそう思ってもらうのは難しいもの。
そこで、ネットでの空中戦に加えて、地上戦も加えていくのが有効と考えています。
近い距離感でつながりがあり双方向にコミュニケーションがとれるなら、価値観や人柄を知ってもらいやすく、熱量も伝えやすいのではないかと思うのです。
つまり、コミュニティです。新たなコミュニティに出かけていったり、コミュニティをつくったり、コミュニティを接続したり、今後はそういった活動が発信としても重要になってくるように思います。
今年後半は、学習コミュニティフォーラム、糸島市100人カイギ、One Kyushu DX、高松・広島リスキリングコミュニティなど、いくつかのチャンスがあります。これらの活動からどのようなことが生まれるのか、ワクワクしています。
まとめ
以上、AI時代のこれからの発信は!?キーワードは空中戦+地上戦をお伝えしました。
ネットでの空中戦の発信活動を整えながら、地上戦のほうもうって出ていきます。また、そこで得られた学びがあれば、みなさんにも共有しますね。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。
次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!
戸村さんのレポートもご覧ください。