みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
今回は、お仕事効率化といったらもう欠かすことのできない存在となりましたEvernote(エバーノート)についてのお話です。
ちょっとしたメモやWEBクリップに始まり、画像や音声、動画に至るまで様々なものネット上に蓄積・管理することができるオンラインメモサービスです。
少し前のインタビュー記事ですが、その中でEvernote社のCEOであるPhil Libin氏は「Evernoteとは何か?」という問いについて
「Evernote は『外部の脳』なんだ。あなたのいく先々についてきて、何か覚えておきたいとおもうことがあるなら、何年先でもそれを代わりに覚えてくれる。そうすることで、けっして忘れることがないという安心が手に入るんだ」
と回答しています。
さて、そんなEvernote。ある方は行った場所や買ったものなどライフログを記録したり、ある方は資料を全てスキャンしてデジタル保管をしたり、ある方はお買い物リストを作ったり、本当に様々な活用法があるようです。
まさに「脳」が人それぞれあるように、Evernoteの使い方もまさに人それぞれと言えますね。
私もご多分にもれず仕事を中心にEvernoteを大活用しておりますが、今回はその中でもいつの間にかブログの記事ネタができちゃう的なEvernoteの活用法を紹介します。
では、よろしくお願いします!
Evernoteのノートブック
実際にEvernoteを活用してブログ記事をまとめていく方法の説明をする前に、私のEvernoteのノートブック構成をお伝えしておきますね。
どのようなノートブックを作成し、またノートブックを活用してどのようにノート整理しているか、人それぞれの個性が出るところですよね。
ノートブックの数、少ないですかね?少ないですよね?
「40.ツイエバ」以降のノートブックは自動記録もしくはあんまり活用していないので、通常自ら使用しているのは「00.Inbox」から「31.名言」の6つのノートブックだけです。
以前はもっとたくさんのノートブックがありましたがシンプルにまとめちゃいました。忘れんぼなので、多いと存在を忘れちゃうのです。
ネタはアチコチに転がっている
さて、ではここから具体的にブログ記事を作っていきます。
まず、このブログは仕事効率化がテーマとなりますが、そのネタはどうやって生み出しているのでしょうか?
「次のブログ記事のネタ、どうしようかなぁ…」
など、頭を悩ましている場面を想像されるかも知れません。
ですが、ありがたいことにネタを生み出すために悩むことはいっさいありません。ゼロです。
ブログ記事のネタ元は
- 経験した仕事やタスク
- 興味があって調べたこと
- 誰かと会話したこと
- ニュース記事
など、よほど仕事や情報収集をサボってない限りは毎日いくつかのネタの種が勝手に生まれます。
もちろん、そのネタをどうやって膨らませようかなぁと考えることはありますが、そんなときEvernoteは
- ネタの種を忘れないように簡単に記録する
- 考えや構成を膨らませたり整理したりする
という点でナイスサポートをしてくれる非常にステキなサービスなのです。
Inboxにネタの種を放り込む
まずネタの種になる部分ですが
- ブログネタ
- タスク
- ニュース記事
などについてメモしたいなー、と思ったらひとまずEvernoteに投稿します。
「ブログネタ」「タスク」に関しては
- 「20150505ブログネタ:記事タイトル(仮)」
- 「20150505やること:タスク内容」
といったタイトルだけのノートを作成しておきます。
ニュース記事はWEBクリッピングしたものを入れます。後ほど見返す可能性が1%でもあると思ったらEvernoteに保存するようにしています。
他にはネタとして「議事録」や「名言」などがありますが、使えそうなものは後で役に立つ可能性が1%でもあれば投稿しておきます。
これらは全てInboxというノートブックに入れます。
Inboxにあるノートについて、各ノートブックに仕訳していくのですが、ブログネタに関連するノートに関してはちょっとした工夫を加えながら整理をしていきます。
ちなみに、こちらの記事でEvernoteのタスク管理への活用法をお伝えしていますので合わせてご覧頂ければと思います。
ブログネタ一覧ノート
Inboxには「ブログネタ一覧」という特別なノートを置いています。また、それをショートカットでいつでも開けるようにしています。
未だ記事として公開していないブログネタノートを一覧にしているノートなのですが
こんな見栄えです。記事タイトルをクリックをするとそれぞれのブログネタノートへリンクします。
これらのブログネタノートですがブログネタ一覧へ追記したら「20.ネタにする・後で読む」に移動しちゃいます。
ブログネタ一覧がネタの目次の役割を果たします。ネタの状況もパッと見でわかりますし、入口が一定なのでノートを探す手間が省けます。
晴れて記事として公開されたネタに関してはブログ記事一覧からも削除します。
ちなみにノートリンクとその作成方法について詳しく知りたい方はこちらをご覧くださいね。
Inbox内のその他のノートを整理していく
その他、Inbox内にはニュース記事やタスク、議事録などのノートが残っていますので、それぞれ「11.議事録」「30.スクラップ」などのノートブックにそれぞれ整理していきます。
がその前に、そのノートがいずれかのブログ記事に関連する内容であればブログネタノートにリンクを貼ります。
こうやって整理する際に、関連ノートにリンクをつけながら整理していくわけです。
最終的にはinboxには未完了タスクと仕訳していないノートブックだけが残る形になります。
ネタの骨子を固めていく
あとは、記事のストーリーが成り立つように
- ノートリンクや内容の順番を入れ替え
- テキスト情報を追加
- WEB検索、Evernote内検索でノートリンクを追加
などをして骨子を組み立てていきます。
骨組みが70%くらいの構成ができたかなという段階でWordpressにコピペして実際の執筆活動を開始します。
実際に記事にしたブログネタノートを晒す
イメージを膨らませて頂くために、いくつか実際に記事にしたブログネタノートを例として紹介しますね。
議事録からブログネタノートを作成
これは2015/4/23に開催された「MFクラウドEXPO 2015」での講演内容をもとにしたものです。
議事録を取っている段階で既におおまかな流れはできていました。ほぼ議事録そのままのノートになっています。
できた記事はこちら。
講演の内容って順番や内容が整理されているのでレポートをするほうは比較的楽にできるんですね。
ニュース記事からブログネタノートを作成
こちらは非常に閲覧数の多かった記事です。
まずノートには私が実際に直面したトラブルを箇条書きに並べるところからスタートしています。
それぞれの対策に関しては、既に「30.スクラップ」の中に保存されていますので、その中で最も参考になった記事のリンクをEvernote内検索でほじくり出してきてノートリンクするという作り方です。
できた記事はこちら。
このような作り方が最もEvernoteらしい記事の作り方かなと思います。
ソースコードからブログネタノートを作成
ほぼソースコードしか書いてありませんが、実はプログラム解説の記事はすごく作りやすいです。
問題提起、解決法の提示、ソースコード、解説…の繰り返しですから。
できた記事はこちらです。
記事を書きながら思いましたが、ネタとして使えそうなソースコードもEvernoteに最初から入れておくのが良いかも知れませんね…。
ちょっとやってみます。
まとめ:Evernoteを使うとブログがはかどる
いつもの情報収集や仕事の延長線上でEvernoteのinbox整理をしていますので、ネタ集めからブログ記事の骨子を作るまでの作業が気が付いたら終わってるというのが大きなポイントといえます。
実際にここからWordpressで文章化をして、画像も準備して、装飾をして、色々忘れないようにチェックして…という手順は、まだかなり時間がかかります。
とはいえ、日中は仕事をしていながらも定期的に更新ができているのは、Evernoteを活用しているおかげであることは間違いありません。
なお、今回お伝えした方法はブログの記事以外に、企画提案書や会議資料などの作成にも活用できますよ。
よろしければこちらの前後編の記事もご覧下さい。
ぜひEvernote活用してステキなブロガーもしくはお仕事ライフをお過ごしください!