みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
先日、ガイアックス様主催のエンジニア交流会にて登壇をしてまいりました。なんとテーマは「Google Apps Script活用ミートアップ」!
イベントページはコチラ。
なんとガイアックスのnorinuxさん(@norinux)にTwitterでお声がけいただいて、今回の登壇が決まりました。
私、基本的に一人で活動をしていますし、GASのことを語らい合うなんて機会はとても少ないので…それは、もう…
楽しかった!!
ということで、“GAS活”にて話したことと学んだことについて、レポートをさせて頂きます。
ちなみに、写真はガイアックスのOGATA Tetsujiさん(@xtetsuji)許可をいただいてお借りしております。
では、行ってみましょう。
Google Apps Scriptのユーザーってどんな人?
登壇のお声がけをいただいたのが10/18ですから、ちょうどイベントの2週間前。
イベントの趣旨をお伺いして、テーマもGASですし参加しない手はないのですが、いざ登壇をするとなると
「何を話せばいいの?」
となります。事前情報では、PMや情シスの方が多いのでは?というヒントを頂いていたのですが「エンジニア交流会」ですので、ゴリゴリのエンジニアの方ばかり集まってしまう気もしなくもない…
そうなんです。
ゴリゴリのITエンジニアから、ITから遠そうな管理部門の方まで、当然その間を埋める情シスの方々…GASのユーザー層ってかなり広いんですね。
それで、実際に参加してみるとまさにその通り。
参加した方々の職種もスキルレベルも様々でしたし、スピーチの内容も多岐に渡ります。
開発力のある方はPythonと組み合わせたり、APIとガンガン連携したり…一方で最近学び始めたとしても、自動でドキュメントのひな形をつくるツールや、備品の発注ダッシュボタンを作ったり…すごくその用途が幅広いんですね。
登壇でいうとターゲットが絞りづらいという難点があることに気づきましたが、利用者の職種が広いっていうのは、他の言語にはない面白さがあると感じました。
『壁』を超える鍵としてのGAS
それで、私のスピーチなのですが、私らしさを出したほうがいいかなと思いまして、以下の内容にしました。
まあ、高い技術を提供するというよりは、ITリテラシーがあまり高くない方々にいかに技術を提供するか、というところにテーマをおいてますので、そこを出したほうが良いかなということで。
以下で、スライドの内容を簡単に補足しますね。
中小企業がIT導入で失敗する理由
中小企業がIT導入で失敗する理由は、一言でいうと「導入だけして運用をしないこと」によることが多いんですね。
お金を払った→導入した→だから価値が得られる、そう考えていらっしゃるのですが、実はそうではありません。
システムの価値は納品時が価値がMAXで、外部環境や内部環境の変化により、その価値は低下する一方です。
なので、お金を払った→導入した→そして正しく運用をし続けることで→ようやく価値が得られるんですね。
導入のお金とリソースは想定しているのですが、運用のお金とリソースを想定していないんです。
想定できたとしても、運用も外部に依頼するのは毎月の固定費となってしまうので、ショットで払いきるよりも経営に重くのしかかるので、できればやりたくない。
だから失敗します。
GASなら社内で運用する体制を作れる
スライドで書いている通り、GASであれば
- G Suiteとその拡張で 中小企業がやりたいことはたいがいできる
- 全てGoogleのクラウドにあるので準備が不要
- 無料ではじめられる
- JavaScriptベースなのでジョブチェンジに強い人材を育成できる
- 業務にそのまま活用して時間を生み出せる
という理由から、導入のハードルが低く、社内でなんとかする体制を作りやすいんですね。
ただ、技術の部分はどうしても習得が必要なので、そこで弊社ではシステム導入とセットで研修などスキルアップのお手伝いをしているということになります。
交流会でもお話したのですが、社内で1~2人でも「できる人」が育成できれば、あとはその方をハブにして、他のスタッフにも教育をすることができちゃったりします。
これってものすごく価値があると思います。
おそらく、中小企業でいうとG SuiteとGAS導入が、IT活用の壁を超える最大の鍵になるケースが多いはずです。
GASで気をつけること
ただ、気を付けるべき点がありますので、ご一読を。
他のスピーカーの皆さんもおっしゃっていたんですが、まずは「実行時間6分の壁」です。
6分の壁はどこでも厚い #GAS活
— タカハシノリアキ@パーフェクトExcelVBAは11月発売予定 (@ntakahashi0505) October 31, 2017
他にもGASならではの気を付けるポイントはいくつかあります。
- 容量と制限
- メール、トリガー、他…
- スクリプト・トリガー・ライブラリの管理
- シートの構成をいじっちゃうユーザー
- ドメイン間で譲渡ができない
このあたりは最初にきちんと知っていれば対応はできるものですので、事前に確認しておきましょう。
会社っていいな、と思ってしまったこと
サラリーマンとか会社という組織でどうしてもうまくいかなかったので独立したようなものなので、「独立のほうがいい」などといつも思ってしまいがちな私なのですが、実は不覚にも「会社っていいな」って思ってしまいました。
イベントスペースがうらやましい
まず、こちらの写真をご覧ください。
こんな素敵なスペースが使えるという点です。永田町から徒歩2分ですよ。
今、オフラインの活動を重視したコミュニティを設立しようとしているものですから。
ほんとスペースが悩ましい。一回借りると数万円かかりますでしょ。ひと月3回やったら10万超えですよ。大変。
どなたか
- 平日夜に使える40~50人くらい入れるセミナー用のスペース
- 土日に使える10人程度のキャパシティのモクモク会用のスペース
のオススメ情報、お得情報、ご協力情報がありましたら、Twitter・Facebookもしくは、以下問い合わせにて、ぜひご連絡くださいませ…!
話がそれてしまいましたが、この規模感は組織ではないと難しいですよね。うらやましい…。
仲間がうらやましい
場所もそうなのですが、それ以上に良い仲間が集まるのって強いな~って。
ガイアックスの冨士松さんのLTにて、ペアプロのお話があったんですね。
ペアプロとはペアプログラミング、例えば先輩と後輩などのスキルに差がある同士で、かわりばんこにプログラミングをする手法です。
30分交代で3時間ってお話だったと思います。
…めちゃめちゃスキル伸びると思うんですが、どうです?
ちょっと調べたら、以下のような記事も。
あと、それ以上に重要なこととして
絶対楽しい…!
楽しいって結構重要で、つまらないことって継続しづらいので、楽しいに越したことはないんですよね。
仲間の重要性みたいな点も、個人的には大きな学びになりました。
まとめ
さて、GASのイベントは初めて参加&登壇したのですが、とても楽しく発見もありました。
ガイアックスさんのお話では、また”GAS活”をやろうとのことでしたので、期待…!
もちろん、自らの活動やこれからスタートをするコミュニティにも有用な学びもありました。
引き続き、皆さんがITやプログラミングを楽しんで学べるお手伝いを、企業への支援やコミュニティを通じて頑張っていきます。