非エンジニアのためのGitバージョン管理~BitbucketとかGitHubって何?


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photo credit: shock264 Remote control via photopin (license)

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

バージョン管理システムGitは使ってらっしゃいますか?

エンジニアであればもう必須のツールと言えるのではないかと思いますが、非エンジニアでも使いこなすと大変便利なものです。

そんなGitの概要と、Gitをグラフィカルに扱えるGitクライアントアプリのSourceTreeについて、以前シリーズでお伝えしてきました。

非エンジニアのためのバージョン管理Git~メリットと導入前の準備
バージョン管理システムGitについてお一人様かつ非エンジニアの皆さんがいざやってみようというときに読んで頂きたい記事です。Gitでできることと魅力、導入前に参考になるサイトなど紹介していきます。
非エンジニアでもSourceTreeを使えば超簡単にGitでのバージョン管理ができる
非エンジニアで初心者でも簡単にGitでのバージョン管理ができるGitクライアントツールSourceTreeの使い方とリポジトリ、コミットなどのGitのバージョン管理の基本についてお伝えしています。

ただ、Gitはせっかく「分散型」バージョン管理なわけですから、一人でローカルリポジトリにポチポチコミットをするだけではなくて、複数人のチームでソースコードの共有とかバージョン管理をしたいじゃないですか。

そこで、バージョン管理ツールのリポジトリのホスティングサービスであるBitbucketの登場です。

ということで、何回かに分けて、Bitbucketを使ったGitバージョン管理についてお伝えしたいと思います。

まず今回はその前準備として、リモートリポジトリとは何か、そして代表的なリポジトリホスティングサービスであるGitHubとBitbucketについて紹介をしたいと思います。

では、よろしくお願いいたします!

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Gitを使った共同作業

リモートリポジトリとローカルリポジトリ

一人でGitによるバージョン管理をするならば、そのバージョン管理をする場所つまり「リポジトリ」は自前のPCの中に作成すれば良いですよね。

いわゆる「ローカルリポジトリ」ですね。

しかし、ネットを介してそのバージョン管理の内容や各コミット時のソースコードを別の人と共有したいという場合は、サーバー上にリポジトリを用意する必要があります。

それをローカルリポジトリに対して「リモートリポジトリ」というんですね。

それで、そのリモートリポジトリを自前でサーバー上に設置するには、なかなか専門知識が必要になってしまいます。

それを手助けしてくれるのが、リモートリポジトリのホスティングサービスということになりますが、その代表的なサービスがGitHubBitbucketです。

リモートリポジトリを使うと何ができる?

リモートリポジトリを作ると

  • ローカルリポジトリの変更履歴をリモートリポジトリに反映する(プッシュ)
  • リモートリポジトリの変更履歴をローカルリポジトリに反映する(プル)
  • リモートリポジトリの複製してローカルリポジトリとして作成する(クローン)

といったことができるようになります。

基本的には共同開発を行う場合は

  1. 作業の開始時にリモートリポジトリからプルをしてローカルリポジトリを最新状態に
  2. 作業の完了時にローカルリポジトリからプッシュをしてリモートリポジトリを更新

という手順で進めることで、常にリモートもローカルも最新を保ちながら作業を進めることができます。

また、例えばAさんが進めている開発にBさんが途中で参加するといったときにも

  1. Aさんのローカルリポジトリをリモートリポジトリにプッシュ
  2. Bさんはリモートリポジトリをクローン

これで、すぐにソースコードをそれまでのバージョン履歴を手元に入手することができます。

便利ですよね。

BitbucketとGitHubについて

前述の通りですが、Bitbucketバージョン管理ツールのリポジトリをホスティングするサービスです。

Bitbucketは、GUIのGitクライアントツールSourceTreeを提供しているAtlassian社によるサービスですので、当然ながらSourceTreeとの相性が良いです。

Bitbucketの料金プラン

Bitbucketの料金プランはコチラ。

Bitbucketの料金プラン

5ユーザーまでは無料で利用が可能で、6人以上になると人数に応じて有料になります。

GitHubの料金プラン

同じくリポジトリのホスティングサービスとして有名なGitHubというサービスがあります。

GitHubはリポジトリが公開であるならば無制限に無料で利用できます。ただ、公開ですから、アップしたソースが誰でも見られちゃうのです。

非公開リポジトリを使用したい場合は有料プランになります。

GitHubの料金プラン

個人利用向けなら月額$7のパーソナルプランで非公開リポジトリを無制限に作成可能です。組織向けは最初の5ユーザーまでは$25ドル、以降はユーザーあたり月額$9ドルというプランです。

ビジネス用途でかつ小規模なものであれば、非公開リポジトリを無料で利用できるBitbucketが入りやすいですね。

まとめ

以上、Gitバージョン管理を複数メンバーで運用するための前準備として、リモートリポジトリとは何か、またそのホスティングサービスであるBitbucketとGitHubについてお伝えしました。

  • 複数メンバーでネットを介してリポジトリを共有するにはリモートリポジトリを使う
  • 自前でサーバーを立てなくてもリモートリポジトリをホスティングしてくれる便利なサービスとしてBitbucketやGitHubがある
  • 非公開リポジトリを少人数で使いたいならBitbucketが無料で利用できる

では次回ですが、Bitbucketの登録とはじめてのプッシュをしていきたいと思います。

非エンジニアのためのGitバージョン管理~Bitbucketの登録とはじめてのプッシュ
非エンジニアのためのGitバージョン管理の使い方についてお伝えしています。今回はリモートリポジトリのホスティングサービスであるBitbucketの登録方法とリモートリポジトリへの最初のプッシュについてです。

どうぞお楽しみに!

連載目次:非エンジニアの初心者向けSourceTreeによるGitバージョン管理

  1. 非エンジニアのためのバージョン管理Git~メリットと導入前の準備
  2. 非エンジニアでもSourceTreeを使えば超簡単にGitでのバージョン管理ができる
  3. SourceTreeでGit管理しているファイルのバージョンをリセットする方法
  4. SourceTreeでバージョン履歴を分岐したりマージしたりする方法
  5. コンフリクトって!?Gitバージョン管理でマージしたときに発生した衝突を解決する
  6. 非エンジニアのためのGitバージョン管理~BitbucketとかGitHubって何?
  7. 非エンジニアのためのGitバージョン管理~Bitbucketの登録とはじめてのプッシュ
番外編:

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