みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
AIで遊ぼうの時間、アイキャッチ画像を作成するというタスクのフローを改善していたら、GPTsで超便利なAIアプリ「SEOアイキャッチメーカー」ができてしまった…という話です。
発信活動をしている人は…ぜひ!
ということで、今回は「GPTsで超便利な記事作成アシスタントAIアプリができてしまった」です。
では、行ってみましょう!
毎日同じ条件で依頼するならGPTsを使おう
これまでの流れでいうと、アイキャッチ画像をつくるフローをCanvaのマジック生成、GeminiのImagen 3などいろいろ試した結果、ChatGPTのDALL-E 3を使うのが良さそうということになりました。
で、日々の業務に落とし込んでいくのですが、以下のような条件は毎回設定する必要があります。
- 画角は16:9で統一
- 日本のビジネスパーソンをターゲットにしたデザイン
- ポップなイラスト風だが、色合いは淡め
- 記事タイトルを配置できるよう、要素は少なめでシンプルな構成
毎日、同じ条件をプロンプトにコピペ入力するのもなぁ…ということで、GPTsでAIアプリをつくってしまおうということにしました。
GPTsとは、オリジナルのカスタムAIをつくることができる機能です。
例えば、「糸島弁で話す」「ポジティブなコーチ」など、条件や役割を指定しておくと、それに基づいて回答をしてくれます。
GPTsで「アイキャッチ画像メーカー」を作成する
まずは、記事データからアイキャッチ画像を作成するアプリを作ります。
右上アイコンメニューの「マイGPT」から「GPTを作成する」をすると、GPTsをつくる「GPTビルダー」が開きます。
左側画面が「作成する」になってますので、チャットに「記事データからアイキャッチ画像を作成するアプリをつくりたい」と入力すると、自動でGPTsを作ってくれます。
次に、アイキャッチ画像の作成条件、今回は具体的にお願いしたいので、細かく指示をするべく、「構成」のタブをクリック。
こちらの画面では、細かい指示を具体的に入力できるので、前述の条件を以下のように明記しました。
## アイキャッチ画像の作成条件
- 画角は16:9で統一
- 日本のビジネスパーソンをターゲットにしたデザイン
- ポップなイラスト風だが、色合いは淡め
- 記事タイトルを配置できるよう、要素は少なめでシンプルな構成
その他の指示は自動でつくってくれてます。たとえば、「※デザインの自由度は高く、追加の依頼に応じて調整可能です。」なんて、書いてあって優秀ですよね。
あとは、右側のプレビュー画面で試します。
試しに記事データを渡しつつ「アイキャッチ画像を作成して」とお願いするとつくってくれます。
これにて「アイキャッチ画像メーカー」が完成です。
パーマリンク生成機能を追加する
そこで、ふと思いつきました。
「ついでに、パーマリンクもつくってもらえるのでは?」
パーマリンクとは、各ページに対して個別に与えられているURLのこと。SEOに影響するわけではありませんが、何らかは決めなくてはいけないので、考えるのがちょっと面倒でした。
GPTsに機能追加をしていきます。
再度、GPTビルダーを開き「パーマリンクも作成するように改修して」と指示を出し、アプリを変更してもらいます。
その上で「構成」を開き、指示に以下の作成条件を設定します。
## パーマリンクの作成条件
- 記事の主要キーワードとなる英単語を抽出
- それらの英単語をハイフンでつないだシンプルな構成
- 3ワードから5ワード程度の長さで、記事のポイントを反映
同様にプレビュー画面で動作をチェックして、問題なければOKです。名前も「アイキャッチ&パーマリンクメーカー」に変更しました。
ディスクリプション作成機能とSEO評価機能を追加する
しばらくこのGPTsを活用していたのですが、あるとき、ふと思いつきました。
「ついでに、ディスクリプションもつくってもらえばいいのでは?」
ディスクリプションとは、ページの要約文のことで、検索結果画面にも表示される100文字程度の文章です。
検索結果ページに表示されるのにも、検索結果ページでユーザーに選んでもらうのにも関連する、SEOの観点で超重要な要素です。
再度、GPTビルダーを開いて「ディスクリプションを作成する機能も追加ください」と指示を出しました。
これで、これまで同様に機能追加してくれるのですが、思い出しました。
一回作成したディスクリプションについて、「評価して」と依頼すると、AIは★いくつと表示しつつ、改善ポイントを列挙してくれたりします。その上で、「その評価を踏まえて、改善案を提出して」と依頼すると、よりよいディスクリプションが作成されるのです。
どうせならこの動作も乗っけてしまおうということで、「ディスクリプションは作成後にSEOの観点で評価を実施し、評価と改善ポイントを踏まえて修正を行った最終版を提出してください」とお願いしました。
GPTsが変更されますので、「構成」で指示を確認、以下のように自動で書いてくれてました。
## ディスクリプションの作成条件
- 記事の内容を簡潔にまとめ、読者に興味を持たせる文章
- 120〜160文字程度で、SEOを考慮した自然な文章
- 主要なキーワードを含め、記事のポイントが伝わる構成
- 作成後にSEOの観点で評価を実施し、評価と改善ポイントを踏まえて修正を行った最終版を提出
GPTビルダー、頭良いですね~。
機能がさらに充実したので、GPTビルダーに提案してもらい、「SEOアイキャッチメーカー」という名前にリニューアルしました。
実際に記事の3点セットを作成してみる
それでは、「SEOアイキャッチメーカー」を使ってみます。
記事データを渡しつつ、「以下記事の3点セットをつくって」と依頼すると、アイキャッチ画像のデザイン案、パーマリンク、ディスクリプションの3点セットを出力してくれます。
デザイン案はテキストベースなので、追加で「画像を生成して」と指示を出して生成してもらいます。
まとめ
以上、「GPTsで超便利な記事作成アシスタントAIアプリができてしまった」についてお伝えしました。
ということで、超便利なGPTs「SEOアイキャッチメーカー」が完成です。
とても楽になりましたし、質も悪くありません。
しばらく運用して、気づきがあれば、育てていきたいと思います。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!