Office 365 開発者プログラムとは、またどうして期限切れになったのか


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photo credit: Alexandru Paraschiv via photopin (license)

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

このところのローコード開発プラットフォームの勢いはすごいものを感じております。

ノンプログラマーに向けて「『働く』価値を上げる」をモットーに活動をしている私にとっては、絶対にキャッチアップしなければならない領域…

まず、Power Platformを使える環境を…!ということで、Office 365開発者プログラムに登録したのですが、本日「期限切れ」となって使用できなくなってしまいました。

ということで、今回はOffice 365 開発者プログラムとは何か、どうして期限切れになったのかについてお伝えします。

では、行ってみましょう!

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Office 365 開発者プログラム登録のきっかけ

きっかけは、私が運営を担当させていただいている「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の1月の定例会でした。

「進撃のMicrosoft」からノンプログラマーのこれからを考える
「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」は、プログラミングなどのスキルを学び合うコミュニティです。先日の定例会は「進撃のMicrosoft」と題してPower Platformなど注目のサービスについて学びました!

そこで、ご登壇されたビッグサン(おおやまゆういち) さんきぬあささんによると、Power Platformを使用するためには以下のプランのいずれかに登録が必要とのこと。

  • Office 365 Business Premium(¥1,360/月)
  • Office 365 E3(¥2,170/月)
  • Office 365 E5(¥3,810/月)

ただ、弊社はひとり社長なので、家庭用の

  • Office 365 Solo(¥1,284/月)

を使っており、このままのプランではPower Platformを試すことができないのです。

それで、きぬあささんに教わった2つの方法

  1. コミュニティプラン
  2. Office 365 開発者プログラム

のいずれかでまずは試そうということになりました。

結論からいうと、コミュニティプランのほうは最初のほうでうまくいかない部分があったので、Office 365 開発者プログラムに登録し、しばらくそちらで学んでおりました。

Office 365 開発者プログラムとは

Office 365 開発者プログラムとは、開発者向けの無料のサブスクリプションで、Office 365 E5相当のサービスを受けられるプランです。

ただし、90日間という期限がありまして、その間に開発活動をしていないと期限切れになります。

開発活動をすれば、その期限が自動更新となります。

Power Appsは開発活動に入っていると思っていたのですが…実はそうではなかったようです。

Office 365 開発者プログラム登録から期限切れまで

登録と最初のアプリ開発

まず、私がOffice 365 開発者プログラムの登録したのは、2020/01/25です。

ノンプロ研のもくもく会で、Power Platformを学ぶ環境を整えようということで、その日に登録をしました。

もくもく会では、それとともにMicrosoft関連サービスのさまざまな学習を行えるサイトMicrosoft Learnの「Power Apps の概要」に沿って、学習を進めました。

Power Apps キャンバス アプリに関する入門情報 - Training
Power Apps の基本と、組織内での使用方法について説明します。

チュートリアル通りに、Excelファイルから自動でフローリング床材の検索&編集アプリを作成して「お~~~!」となりました。

Power Appsのチュートリアル

楽器アプリを作る

また、タイミングよく2020/2/15に「Power Apps でローコーディングな勉強会 #13」が開催されるという話を聞きつけ、申し込みました。

Power Apps でローコーディングな勉強会 #13 (2020/02/15 13:00〜)
## Power Apps とは? Power Apps とは、Microsoft が提供するローコードによるアプリ作成プラットフォームです。 PowerPoint + Excel のような操作感でアプリの作成ができ、Office365製品...

「楽器アプリを作る」「ゲームアプリを作る」というテーマです。

私は、以下のようなベルのアプリを作成したり、

Power Appsのベルのアプリ

ピアノアプリを作成したり…最後はみんなで合奏したり、たいへん楽しませていただきました。

Office 365 開発者アカウントの期限切れ

しかし、この何日が後に、Microsoftから以下のようなタイトルの不穏なメールが…

WARNING: Your Office 365 trial developer subscription will expire soon」

メールは英語ですが、どうやら開発者アカウントが4/21/2020に期限切れになるという話。

そして、本文にはこうありました。

サブスクリプションの削除を避けるために、以下のような開発者のサブスクリプションを利用することをお勧めします
– Excel, Outlook, Word, and PowerPoint web add-ins
– SharePoint
– Microsoft Teams
– Microsoft Graph

いずれも触ったことがない…、今のところ頑張って勉強する予定(余裕)はない。

あと、「これ放置したらどうなるんだろ?本当に切れるかな?」みたいな悪魔の好奇心もありました。

で、予定どおり本日2020/02/21にアカウント停止となった次第です。

ていうか、2020/01/25に登録して2020/02/21に停止。

90日どころか30日も経ってないっすけど…?!

確かに以下のようにあるんだけどな…

It lasts for 90 days and is free to use for development purposes (coding solutions).

Microsoft 365 開発者サンドボックス サブスクリプションの設定
運用環境に依存しないソリューションを構築するための Microsoft 365 開発者サブスクリプションを設定します。

このあたりは、どういうことなんでしょうか…

よくわかりませんが、いずれにしても上記で列挙した開発に取り組まないのであれば、90日(というか30日待たないで)停止してしまうこともあるので、別の方法でトライしたほうが良い気がします。

まとめ

以上、Office 365 開発者プログラムとは何か、どうして期限切れになったのかについてお伝えしました。

ということで、このプログラムに参加し続けるには、以下のいずれかをやっていたほうが確実っぽいです。

  • Excel, Outlook, Word, and PowerPoint web add-ins
  • SharePoint
  • Microsoft Teams
  • Microsoft Graph

これらにもチャレンジしてもいいよ!という方はぜひ、開発者プログラムに登録してみてください。

次回は、その登録方法について紹介します。

どうぞお楽しみに!


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