みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
「プロ意識」とは一体何でしょうか?
今回は、僕がサックスプレイヤーとして活動していた頃に体験した、”プロ意識”の厳しさを感じたエピソードをランキング形式でお伝えします。
ということで、今回は「プロ意識といえば思い出すサックスプレイヤー時代の厳しかったことランキングTop3」です。
では、行ってみましょう!
プロ意識とは?仕事に必要な2つの視点
まずはプロ意識について整理しましょう。仕事におけるプロ意識は、大きく分けて以下の2つの視点があります。
1. 常に約束通りに成果を出す
まず、約束したこと、たとえば納期や品質について守りつつ成果を出し続けるという視点です。
当たり前ではありますが、これを継続的に達成するためには、自己管理が必須です。健康管理、スケジュールの習慣化、そして突発的なトラブルにも対応できる余裕を持つことなどですね。
2. 期待を超える価値を提供する
もうひとつは、期待された以上の価値を提供するということ。
たとえば、想定を超えるアウトプットを出せるように工夫する、自分を磨くこと、または、良いコミュニケーションをとって気持ちよく仕事を遂行することなどもそうですね。
会社員のプロ意識について思うこと
ですが、このようなプロ意識を持っていない会社員の方々、多くないですか?と思います。
もちろん、素晴らしいプロフェッショナルもいらっしゃいますが、そうでない方の比率がちょっと多いのでは?と思います。
というのも、かつて僕はサックスプレイヤーとして活動していたのですが、そのときに求められていることを思い返すと、だいぶ乖離があるなと感じるのですよ。
サックスプレイヤー時代に学んだ厳しさランキングTop3
ということで、僕がサックスプレイヤー時に体験した、「これがプロの世界か…」と感じた厳しい出来事を3つ、ランキング形式でご紹介します。
第3位:サックスレッスンの苦い決断
ある小さな音楽スクールで講師をしていた時の話です。そこでは1対1、もしくは2人クラスでのレッスンが基本でした。ある日、スクールのオーナーから、
「1人ずつのレッスンを2人クラスにまとめてほしい」
と依頼がありました。理由は経営的な効率化です。人件費と会場費の観点から、2人同時のほうがコストが下がるのです。
しかし、僕は断りました。生徒一人ひとりの成長スピードは異なりますし、目指す方向性も違います。
そこを無理して一緒にするのは、明らかにサービスダウンと思えたからです。
結果として、その後は仕事をもらえなくなりました。
第2位:銀座の老舗ライブハウスでの大失敗
次は、銀座にある老舗ライブハウスでのお仕事の話です。友人の紹介で出演が決まりましたが、メインのアルトサックスではなく、テナーサックスでの演奏が求められました。
しかし、そこは想像以上の過酷な現場でした。
演奏する曲の楽譜は当日渡されます。全部知らない曲…。当日渡されたのはC譜(音楽の楽譜の1つ)で、テナーサックス用にB♭への読み替えが必要。この場合、フラットを2つ増やして1音上げるというのを頭で変換しなら演奏するとうのをみんなやってます。
さらにリハーサルはなしで、楽屋でも音は出せないという制約があり、ぶっつけ本番。
こんなに準備させてもらえないこともあるのか…と、はじめて知りました。
僕の技量が足りずに、ミスを連発。当然、その仕事は二度と呼ばれることはありませんでした。
第1位:結婚式の演奏での痛恨のミス
サックス、ピアノ、ベースのトリオで、ある事務所経由で結婚式の演奏を定期的に受注していました。ある日、FAXで送られてきたスケジュールに、「入り時間:11:30/開始時間:11:30」と書かれていました。
いつもは「入り11:00、開始11:30」と、30分ズレているのですが、僕は「おや?」と思いつつも「そういうスケジュールもあるんだな」と思い、メンバーにもその通り伝えました。
しかし、これがFAXの記載ミスだったのですよ…
運の悪いことに、ベースのメンバーが、「いつも入り時間と開始時間に30分ある」ということを知っていたので、それを踏まえて12時を目指して来てしまいました。当然、遅刻です。
結局、僕とピアノのデュオで演奏したのですが、後から事務所から連絡があり、しこたま怒られました。
いやいや、あなたらのミスもあるでしょ…と思いましたが、僕たちは二度とその事務所から仕事をもらえなくなりました。
ミュージシャンの世界から見えた会社員のプロ意識
このような世界で仕事を取り続けている、ミュージシャンのみなさん、本当に尊敬します。
全員にここまでリスキーな環境で働けとは思いませんが、もっと世の中の会社員のみなさんにはプロ意識を持ってほしいなと思います。
というのも、ミュージシャン時代、派遣として会社で働いていた期間もあったのですが、社員の誰よりも、ミュージシャンの傍らで派遣をしている僕のほうがExcelのスキルが高かったのですよ。
僕は定時に上がって練習しなくてはいけなかったので、それでスキルを上げていたというのはあります。プラス、ミュージシャンは社会不適合のように思われるのも嫌というのがありました。
しかし、それにしても、なぜこんなに向上心がないのか…と思っていました。
人が悪いという話ではなくて、働き方とか社会の仕組みの問題だと思うのですが、もっと多くの方がプロ意識を持って活躍できれば、もっと世の中はよくなるのになと思います。
まとめ
以上、「プロ意識といえば思い出すサックスプレイヤー時代の厳しかったことランキングTop3」についてお伝えしました。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!