SearchGPTがいよいよ登場!Perplexity AIとの使い分けはどうする?

SearchGPTがいよいよ登場!Perplexity AIとの使い分けはどうする?

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

2024年10月31日、OpenAIが正式に「SearchGPT」の提供を開始しました。

SearchGPTとは何か、そしてGoogle検索やPerplexity AIとの使い分けはどうなっていくのかについて、生成AI初心者向けにお伝えします。

ということで、今回は「SearchGPTがいよいよ登場!Perplexity AIとの使い分けはどうする?」です。

では、行ってみましょう!

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SearchGPTとは?

まず、SearchGPTとはどのようなものかを簡単に説明しましょう。

SearchGPTは、ChatGPTにWeb検索の能力を組み合わせた新しい検索体験を提供するものです。

従来のChatGPTでは、情報の精度や最新性に課題があり、「調べ物」という観点では、そこが弱点だったわけですね。しかし、今回のSearchGPTによってその点が補完されるかたちになりました。

SearchGPTは、現時点では、ChatGPT PlusおよびTeamプランのユーザーが利用可能となっています。また、EnterpriseとEduユーザーには数週間以内に提供予定で、無料ユーザーには数か月以内に開放される予定です。

SearchGPTの使い方

SearchGPTの使い方を見ていきましょう。

SearchGPTは、ChatGPTのWeb版とモバイルアプリから利用できます。プロンプト入力画面に新設された地球儀マークの「Webで検索」アイコンをタップしてONにすることで、SearchGPTを有効化できます。

あとは通常どおり、入力欄にプロンプトを入力して送信するだけです。

たとえば、「ノンプロ研について1000文字程度で解説してください。」と入力して送信すると、以下のような回答が得られました。

ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会(通称「ノンプロ研」)は、IT専門職ではない人々がプログラミングやITスキルを学び合うための学習コミュニティです。2017年12月に設立され、現在では200名以上のメンバーが参加しています。
[となりIT]

ノンプロ研の主な活動はオンラインを中心に行われており、ZoomやDiscordを活用したイベントや講座、Slackでのテキストコミュニケーションを通じて、メンバー同士が情報交換や学習支援を行っています。
[プランナーツ]
具体的な活動内容としては、月1回の定例会、テーマ別のライトニングトークイベント、課題図書について議論する輪読会、各自の課題に取り組むもくもく会など、多彩なイベントが毎日のように開催されています。また、メンバーが自主的にイベントを企画・開催することも奨励されています。

(以下略)

[となりIT]や[プランナーツ]と表現されているところは、参照したWebページへのリンクになっていて、クリックすると開くことができます。(プランノーツですけどね。)

内容についても、ほぼOKという感じでした。

SearchGPTの登場による影響

SearchGPTの登場は、検索業界に大きな影響を与えると言われています。どのような影響を与えるのか考えていきましょう。

Googleへの影響

まず、検索といえばGoogle。その影響を見ていきましょう。

SearchGPTの発表により、Googleの親会社であるAlphabetの株価は約3%下落しました。この反応は、投資家たちがOpenAIの挑戦が、Googleに良くない影響を与えると受け止めたということを示しています。

というのも、Google検索による広告収入は約73%を占めていると言われています。この牙城を崩されるのは、Googleにとっては大きな痛手です。

しかし、Googleは現在も90%以上の検索市場シェアを持っており、ユーザーの検索習慣を変えるのは容易ではありません。さらに、むしろGoogleはGoogle検索結果に自らAI Overviewを導入するなど、AI技術を積極的に取り入れることで対抗する姿勢を見せています。

Perplexity AIへの影響

Perplexity AIもまた、SearchGPTの登場による影響を受けると考えられています。

Perplexity AIは2022年のデビュー以来、精度の高い検索結果を提供することで、Google検索に挑戦してきました。

SearchGPTによってAI検索市場の競争はさらに激化すると言われています。

AI検索サービスの比較とポジショニング

現状、主要なAI検索サービスにはそれぞれ異なる特徴があります。

Googleでは、AI Overviewが検索結果に表示され、AIを使わないユーザーでも自然にAIの恩恵を受けられる環境が整いました。

現在、生成AIを積極的に使っていないユーザーは、Google検索のタッチポイントのままシームレスにAI検索に触れていくことになると予想されます。

ただし、検索広告のクリック率を維持できるかは別の課題となります。

一方で、AI検索を積極的に使いたいユーザーは、SearchGPTとPerplexity AIのどちらを使うか選択をすることになります。

ChatGPTはSearchGPTの搭載により、情報の最新性と信憑性という弱点を克服しつつあります。これまでの、UXとほぼ変わらずにその恩恵に預かれますし、いずれFreeプランにも展開されるのは大きいといえます。

個人的には、Canvas機能と組み合わせて使えれば最高だったのですが、現時点では実現されていません。執筆中の文章のキーワードを選択して、「この意味を解説する文章を追加してください」などとSearchGPTを使ってできればとても強力です。

Perplexity AIは、元来AI検索に特化したサービスであり、精度が高く、高度なAI検索が可能です。論文やニュースサイトだけにフォーカスして検索結果を得られるフォーカスモードのほか、調査・リサーチに特化した機能の数々が魅力です。

いずれも強みがあるので、どちらに軍配があがるのか…。個人的には、両方を使いながら、それぞれの特徴に合わせて使い分けをすることになるのではないかと思います。

現時点の印象としては、がっつりと調べたいときはPerplexity AIを使うかなという印象です。

いずれにしても、今後もAI検索の進化には目を離せません。引き続き、レポートをしていきますね。

まとめ

以上、「SearchGPTがいよいよ登場!Perplexity AIとの使い分けはどうする?」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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