1日10分!ITマスター塾 #5: Excelのカーソルをビュンビュン移動する


1日10分!ITマスター塾 #5: Excelのカーソルをビュンビュン移動する

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、1日10分!ITマスター塾 #5: Excelのカーソルをビュンビュン移動するです。

#607 1日10分!ITマスター塾 #5: Excelのカーソルをビュンビュン移動する | タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
【データ領域の端に移動】Ctrl+矢印キー/⌘+矢印キー

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

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カーソル移動のショートカットキーをおすすめします

今日は、1日10分ITマスター塾のシリーズをお送りしていきたいと思います。

このシリーズでは、10分程度でさくっとマスターできるちょっとしたITテクニックをお送りするシリーズとなっています。今日はその第5回目です。

お伝えするテクニックは、Excelのカーソルをビュンビュン移動するショートカットキーの紹介です。

こちら、Googleスプレットシートでも同じように使えますので、ぜひ覚えていただければと思います。

表計算ソフトで大きな表を扱う

さて、ビジネスパーソンの多くの方が使っているであろうExcelもしくはGoogleスプレットシート、売り上げを計算したり、いろんなリストを整理したり、プロジェクトの進捗を管理したり、いろんな目的に使われているんじゃないかと思います。

時にリスナーの皆さんは、こんな時はありませんでしょうか。

大きな表を扱っている場合、そのシートで使っているデータの範囲、1画面では表示できませんので、画面をスクロールしながらその表を扱わないといけないわけです。

そんな時、シート上のカーソルをあちこちに移動する必要があります。皆さん、その時にどういった操作で移動していますでしょうか。

マウスを駆使する初心者

よく初心者の皆さんで見かけるのは、縦にシートを移動しようと思ったら、マウスの真ん中にあるホイールをくりくり回して上下にスクロールさせる。

もしくは、表計算ソフトの右側にあるスクロールバーをマウスでつかんで上下に移動する、こういったことをしているんじゃないかと思います。

シートを横に移動するときは、表計算ソフトのウインドウの下側にあるスクロールバーを左右にドラックする、こんな操作がありますよね。

もし、このようなマウスを使った操作によってカーソル移動しているのであれば、もう今日から別の方法に切り替えていただきたいなと思うんです。

ショートカットキーが便利なカーソル移動

わざわざマウスなんか使わなくても、ショートカットキーでもビュンビュン好きなところに瞬時に移動することができます。

さて、このカーソル移動に関してなんですが、ちょっと前提としてお伝えしたいことがあります。

というのも、カーソル移動に関するショートカットキーなんですが、Excelでもたくさんの種類が用意されていますし、他のソフトウェアでもたくさん用意されているんです。

なぜ、そんなにたくさん用意されているかというと、ショートカットキーでやった方がメリットがめちゃめちゃ多いからなんです。

マウス操作の前提について

そのロジックを、先に前提としてお話しておきたいなと思います。

例えば、Excelとかスプレッドシートの表計算ソフトをイメージしてください。

どこかを操作したい、そこにカーソルを持っていきたい、その時の操作をイメージします。

その場所がどこか、もうすでに表示されている画面上のあやふやな場所だったら、マウスでカーソルを移動して、この辺ということでクリックして、カーソルをそこを移動するというのはありだなということなんです。

というのもマウスというのは、曖昧な操作、あやふやな場所を操作するのにすごく向いているデバイス、入力装置なんです。

ただ、その移動したい先の場所が画面上に表示できていないどこか別の場所だったり、1番先頭とか1番最後とか、A1セルとか、場所が完全に特定されている、あいまいさは一切ない状態であれば、その移動したい先の目的地はもう特定されているわけです。

わざわざ、ふらふら移動するようなマウスを使う必要は一切ないわけですよね。

ドラクエでの操作で例えると

例えとして、ドラクエというゲームがありますよね。目的地が多分この辺にあるなというところは、実際自分の足で歩いていかないといけないわけなんです。

でも、1度行ったことのある城とか村とかであれば、ルーラという魔法を使うとそこに瞬時に移動することができるわけです。

このルーラと同じような役割を果たす、カーソル移動のためのショートカットキーがExcelにも用意されていますし、いろんなソフトウェアに用意されていますよって話なんです。

これは本当に使わない手はないですし、1回覚えたら、もう使わないという世界にはなかなか戻れなくなるんじゃないかと思いますので、ぜひ、マスターしていただきたいです。

データ領域の端に移動するショートカットキー

そんなカーソル移動のショートカットキーのうち、Excelやスプレットシートで使える一押しのやつを1つお伝えしたいなと思います。これは、本当に最も覚えやすいなと思いますし、使いどころがめちゃめちゃ多いので、ぜひ持ち帰っていただければと思います。

先に、ショートカットキーのキーの組み合わせをお伝えします。

  • Windows:Ctrlキーを押しながら矢印キー(上下左右)

  • Mac:⌘キーを押しながら矢印キー(上下左右)

これでカーソル移動の向きを表すんですが、詳しくは後ほどお伝えします。

このショートカットキーは一言で説明すると、データ領域の端に移動する役割を持つショートカットキーとなります。

データが存在しないシートの場合

実際に操作しながら、もしくは頭の中でExcelとかスプレットシートのシートをイメージしながら聞いていただきたいんですが、今、真っさらなシートがあって、カーソルがA1セルにあるとします。

  1. 先ほどのショートカットキー、Ctrlキーを押しながら右矢印キーを押すとします。
    カーソルが瞬時に移動して、そのシートに存在している1番右側の列そこに移動します。

  2. 次にその状態で、Ctrlキーを押しながら下矢印キーを押します。
    そのシートに存在している1番下側の行にカーソルが移動します。

  3. 今度は、Ctrlキーを押しながら左矢印キーを押します。
    カーソルは1列目に戻ってきます。

  4. その状態でCtrlキーと上矢印キーを押すことで、1行目に戻ってきます。

右下、左上ということで一周回ってきてA1セルに戻ってきたという状態です。つまり、まっさらなシートの状態では、シート上の1番端っこまで移動するというのが、このショートカットキーの役割ということになります。

ただ、これだけでは終わらないのです。

データが存在しているシートの場合

というのも、データが存在しているシートだと、この挙動が少し変わってきます。

例えば、A1セルに何か入力していただいて、その内容を5列分Eの列まで、そして10行分10の行までコピーしたとします。

そうすると、10×5の表ができるわけですね。そこに全て同じデータが入っているという状態になります。

この状態で、A1にカーソルがある時に、Ctrlキー+右キーを押すんです。

そうすると、先ほどは、1番右側の列まで行ったんですが、今回の場合は、E列で止まります。つまり、E1のセルのところにカーソルがある状態になります。

これは、先ほどお話したショートカットキーの説明、データ領域の端まで移動するという話です。

つまり、データがあるのであれば、データがなくなる直前まで、すなわち、表のすみっこまで移動するってことです。

で、今E1セル、表の1番端っこにあるですが、そこからもう1回Ctrlキー+右キーを押します。そうすると、シート上の1番右端の列まで移動するんです。

さらに、そこで、Ctrlキー+左キーで戻ろうとします。そうすると、A1セルではなくてE1セル、つまりデータがある最終のセルに戻ります。

データがないのであれば、データがあるところまで瞬時に移動するという動きをするわけです。

これ、ちょっと言葉でうまく伝わっているか若干心配なんですが、もう一度整理します。

データ領域の端というのはどういうことかと言うと、データがある間ならばデータがある範囲の端っこまで瞬時に移動する。もしデータがないのであれば、データがない範囲を飛ばして、データがある最初の端っこまで、もしくはシートの端っこまで移動するということになります。

ちょっと言葉で説明するとややこしいように聞こえるんですが、とにかくビュンビュンカーソル移動したい時には、Ctrlキーを押しながら、その行きたい方向にポンポン矢印を押していけばビュンビュン移動するよって話です。

これ、実際に皆さん使ってみるともう離れられなくなりますので、ぜひ実際に触ってみて、練習してみて、マスターいただければと思います。

表の作り方とデータの置き方ついての補足

このデータ領域の移動のショートカットキーにに補足して、ちょっとデータの置き方についても触れておきたいなと思います。

1行目、A列を空けずに作る

表の作り方として、A列と1行目を空けて表を作る、みたいなのをよく見かけますよね。

書籍とかでもかなりよく見かけるんですが、これ、見栄え的にはわからなくもないんですが、はっきり言って、このカーソル移動の観点で言うと損しちゃっている作り方なんです。

やってみていただければわかるんですが、1行目とA列を空けているってことは、1番先頭のセルはB2セルになっているんですが、先ほどのCtrlキーと矢印キーで、表の先頭のB2セルにたどり着くのがかなり難しくなるはずです。

むしろ、場合によっては、Ctrlキーと矢印キーだけでは、どうやってもたどり着かないケースもあるんじゃないかなと思います。

表の見栄えを良くしたいのであれば、1行目とかA列とかに色をつけるなど色々な方法があるので、そっちを使う方がいいんじゃないかなと思います。

表内にデータ空欄を作らない

もう1つの補足をお伝えしておきます。

表の中のデータに空欄があってスカスカといった状態の表もあるかなと思います。

これも、先ほどのCtrlキーと矢印キー、データ領域の端に行くショートカットキーを使うのであれば、データのありなしがまだら状態になっている表になってしまいますので、表の中の移動で言うといちいち止まるみたいな状態になります。

なので、この表で言うとなるべく空欄なくデータを入れておいた方がいいということになります。

数字の列であれば空欄ではなくて0を入れておくという方法もありますよね。

それであれば、Excelとしてはその欄には0というデータが入力されているという認識になりますので、カーソルが止まることなくビュンビュン移動することができるようになります。

表計算の他の機能にも重要

さきほどお伝えした2つの補足についてですが、このデータの置き方に関しては、実はカーソル移動だけではなくて、関数を使ったりピボットテールを使ったり、表計算ソフトの力を借りる時の望ましい置き方にも関係しているんです。

これに関しては、別の機会に紹介したいと思います。

便利なショートカットキーを覚えましょう

今日は、Excelやスプレットシート、表計算ソフトでカーソル移動をビュンビュンするためのショートカットキーについて紹介しました。

  • Windowsであれば、Ctrlキーにプラス、矢印キー

  • Macであれば、⌘キーにプラス、矢印キー

これ、1度使っていただくともう離れられなくなるんじゃないかなと思うので、さっさと身につけていただくといいんじゃないかなと思っています。

ぜひ使ってみて、ここは良かったよとか、ちょっと説明だとわかりづらかったとか、もしそういう感想ありましたら、コメントいただければ嬉しく思います。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「1日10分!ITマスター塾 #5: Excelのカーソルをビュンビュン移動する」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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