非IT職のみなさん向けプログラミング書籍の選び方


非IT職のみなさん向けプログラミング書籍の選び方

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、非IT職のみなさん向けプログラミング書籍の選び方です。

#606 非IT職のみなさん向けプログラミング書籍の選び方 | タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「タカハシノリアキ」の「#606 非IT職のみなさん向けプログラミング書籍の選び方(2024年2月3日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

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ノンプログラマー向けプログラミング書籍の選び方

今日は、ノンプログラマー向け、つまり非IT職のビジネスパーソンの皆さん向けのプログラミング書籍の選び方。これについて、話をしていきたいと思います。

ある程度経験ある方は、こんな書籍がいいというのは分かると思うんです。ただ、全くの初心者の時には、本屋さん行ってどんな書籍を選ぶか。そこで迷うみたいなことは、当然あるわけです。

特に、ノンプログラマー向けの人気の言語Excel・オフィス関連のソフトを操作することができるVBAという言語があります。これに関して言うと、大きな書店に行くと、たくさんの書籍が並んでいますので、どれがいいのかなとなりがちなんです。

あと、最近人気のPythonという言語もあります。

これも、本職のITエンジニアの皆さんがよく使っている言語ではあるんですが、その人気の高さ、いけている感。それと共に、ノンプログラマーの皆さんのお仕事にも使えるということで、結構チャレンジするみたいなノンプログラマーの皆さんが多いんじゃないかなと思います。

あとは、Google Apps Scriptという言語があります。これは、Google Workspaceを使っている会社さんであれば、かなり使用頻度の高い言語になるんじゃないかなと思います。

最近の言語なので、あんまり書籍は多くないんですが、ぼちぼち増えてきたかなという印象です。

他にもノンプログラマーの皆さんが使えるツールとして、全然コードを書かなくても、業務の自動化とか、アプリケーション開発ができるノーコード・ローコードと呼ばれるツールが最近は多く出てきています。

または、人が画面上でやっている操作をロボットのように同じ操作をしてもらう。こういった、RPAと呼ばれるツールもあります。

これらのノーコード・ローコードとかRPAは、コードつまりコンピューターへの命令文をあんまり書かなくていいというのは確かにあるんです。とはいえ、プログラミング的なところがありますので、専門用語だったりとか、基本的な考え方とか、そういったところは、学んで使えるようにする。

そういった必要性はありますので、書籍を使うというのは、1つの手段としてあるわけです。

どういった書籍を探すのがいいのか

では、これらの書籍を探す時に、どういった書籍を探すのがいいのかというところがあります。 そのポイントについて、今日はお伝えしたいなと思っています。

ちなみにどの言語を使うといいのかとか、どのツールを選ぶといいのかみたいなところは、今日の放送ではふれません。別の機会に、お話できればと思います。

もし、ご要望があれば、ぜひコメントなどいただければと思います。

脳みそが鍛えられるかどうか

では、これらの書籍を探す時のポイントです。

何かと言いますと、自分の脳みそが鍛えられるかどうか。これが1番のポイントかなと思っています。

よく、特にノンプログラマー向けの書籍だと、簡単とかやさしいとか、初心者でもオッケーとか。そういったうたい文句で、タイトルとかキャッチコピーが入っている書籍がたくさんあるんです。

それ自体が悪いという話ではないんですが、これらの部分を過度に追求しすぎる書籍に関しては、ちょっと注意が必要かなと僕は思っています。

というのも、もし簡単すぎるのであれば、あなたの脳みそには何もインストールされることはないという話になります。

つまり、数千円かかけて書籍を買いました。何時間・何十時間かけて、その書籍を読みました。するすると読めて、なんか楽でした。でも、その前後で、自分の脳みその中は変わっていません。

極端に言うと、そんなことが起きてしまうってことなんです。

実際の書籍の目的

実際の書籍の目的、本来はどういったものかというと、脳みそに新しい知識をインストールして、その知識をさらに手を使って動かす。今回、プログラミングとか、そういったスキルでいうと、仕事で使えるようになること。これがゴールになっているわけです。

それであれば、書籍を読むことによって、脳みその中で何らかの変化がある必要があるわけです。

つまり、その書籍の中には、新しい言葉とか、新しい概念とか、そういったものが含まれている必要があって、それに出会った時には、当然負荷を感じるわけです。

その負荷を乗り越えるからこそ、自分の脳みそは鍛えられるということになりますので、そこを避けて通ってはいけません。そういった話なんです。

ただ、多くのノンプログラマー・初心者の皆さんは、その負荷を避けて通りたくなってしまう。なので、簡単・やさしい・初心者でOK。こういった書籍を出版社も出しますし、そういった書籍が売れてしまうんです。

残念ながら、その経済活動では学習にはなかなか繋がりづらいというところがあります。そこは、本当に皆さん気を付けていただきたいなと思います。

具体的な書籍の見極め方

では、どんなふうにその書籍を見極めていったらいいかという話です。

たとえば、本屋さんに行っていただいて、冒頭の方をパラパラとめくってみるわけです。そこで適切な負荷を感じるかどうか。それをチェックしていただきたいなと思うんです。

知らない単語とか知らない概念とか、そういったものが出てくるパートがあるんですが、ちょっと負荷は感じるんだが、そこを読み終えた時に理解できそうだ。こういった感覚であれば、程よい可能性が高いなと思います。

プログラミング書籍は英語の参考書を探すのと近い

よくプログラミングは理系なんて言われるんですが、全然そんなことはないかなと思っています。このような書籍の選び方で言うと、英語の参考書を探すのと結構近いんじゃないかなと思うんです。

パラパラとめくってみて、もうI have a penみたいな知っている英文しか書いてない。

普段の会話の中で十分に使えている。そういった内容しか含まれていないのであれば、その参考書はあなたにとっては簡単すぎるという話になるんです。

知らないフレーズとか単語があって、そういう時にはこういうフレーズを使うんだ。この単語の組み合わせは、この文脈だと、こういう意味があるんだ。そういった新しい発見があってこそ、その参考書を手に取る意味があるわけです。

または、こういう構文は、現在完了形というのだとか、関係代名詞というのだとか、英語のフレーズとか単語だけではなくて、それを説明するための用語。これも知る必要があって、そこも知らなかったみたいな発見があれば、自分にとって意味のある内容なんじゃないかなと思います。

この話は、プログラミングの参考書を探す時も全く一緒なんです。

プログラミング言語も言語なので、文法があるわけです。そして、単語もあります。それらの意味をちゃんと理解して、キーボードで打って、コンピュータにその指示を与えられるようになる。

これが、スキルを身につけるということに繋がるわけです。そして、プログラミングの文法・世界観。そういったことを解釈するために必要な専門用語。日本語でも、横文字でも、いっぱいあるわけです。

たとえば、変数・演算子・関数・オブジェクト・クラスとか、色々あるですが、そういった言葉の意味、概念というのも身につけていく必要があります。

驚きの書籍執筆オファーの話

これに関して、ある出版社さんの編集さんとのやり取りがあります。僕的には、ものすごくびっくりしてしまった出来事があったので、紹介しておきたいなと思います。

どういった話かというと、僕が書籍を執筆する。そういったお話だったんですが、書籍の内容に含まれている全てのソースコードに日本語でコメントを書いてほしい。横文字、専門用語、たとえば、さっきお話したオブジェクトとかクラスとか、そういった言葉を一切使わずに書籍を書いてほしい。そういったオファーだったんです。

その本の中だけ読み切るんだったら、その方が楽に読めるでしょうが、その本から1歩飛び出して、Web上の情報を見たりとか、他の書籍を参照したりとか、他の人のソースコードとかを参考にする必要がある時とか、そういった時にどうしたらいいのという話なんです。

そういった時こそ、書籍から得られた知識を持ってちゃんと読むことができるし、その意味を理解することができる。そういった知識を身につけるために書籍を提供しているのに、なんだかそんなことしたら書籍の価値がなくなる。そんなふうに思ったわけです。

自分の脳みそが鍛えられる負荷がありそうな書籍を選ぶ

ということで、ちょっと話を戻しますと、皆さんがプログラミングを学ぶ参考書を探しています。そういった時には、自分の脳みそが鍛えられるな、それぐらいの負荷が得られそうだな。こういったところをポイントにしていただくといいかなと思います。

最初のうちはちょっと判断難しいかもしれないんですが、困ったら、ちょっと難しそうな本を選んでもいいのかなと思っています。

というのも、実際難しかったとしても、1冊目別の本読んで、2冊目として、役に立つ可能性が十分にありますので、そういった選び方もあります。そして、コピペでOKとか書いてある書籍は、無視していいかなと思います。

その一文だけで、その書籍の著者さんのスタンスとして、読者の脳を鍛えるつもりがあんまりないな。そういったことがわかるからです。

あとはできれば、先輩を見つけて、その先輩の意見を聞くというのが、いいかなと思います。先に使った人の意見は、かなり貴重です。

その点、Amazonとかのレビューもあるんですが、あれはちょっと偏った意見も多いです。できれば、信頼できる人の意見を聞くのがいいんじゃないかなと思います。

あとは、ちょっとわからないのであれば、数冊買って、実際に自分で使ってみるというのも手かなと思います。

内容かぶっていて、もったいないなって感じはあるかもしれないんですが、いろんな書籍に出会うことで、見る目を養うことできますし、被ってない部分もあると思うんです。

2,000円とか3,000円で、新たな知識・スキルを得られるなら、安い買い物なんじゃないかなと思います。

ということで、ノンプログラマーがプログラミング書籍を選ぶ時の選び方について話をさせていただきました。

ぜひ、ご参考いただければと思います。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「非IT職のみなさん向けプログラミング書籍の選び方」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。

では、また。

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