発信するなら集中するべきか、分散するべきか


発信するなら集中するべきか、分散するべきか

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、発信するなら集中するべきか、分散するべきかです。

#671 発信するなら集中するべきか、分散するべきか | タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「タカハシノリアキ」の「#671 発信するなら集中するべきか、分散するべきか(2024年4月8日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

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発信する場所を集中すべきか分散すべきか

ハッシュタグ企画について話をします。「集中か分散か」というテーマになるんですが、何を集中、分散するのかって話がありますよね。

今回は、発信する場所を集中するべきか分散するべきかについて話ができればと思っています。

自らの経験とか昨今の事情などを踏まえて、今であればこれがいいんじゃないかなという話をさせていただきます。ご参考になれば幸いです。

発信するためには戦略も必要

今、「発信」と言いますと、ブログとかnoteなどのテキストはもちろんですが、XやFacebook、InstagramなどのSNS、YouTubeやTikTokなどの動画、そしてVoicyやポッドキャストなどの音声などなど、様々な方法で発信ができるようになりました。

そうなると、どこで発信をしたらいいのかといった問題が出てきます。

単純に学んだことをアウトプットするだけとか、趣味程度に何か楽しく発信できればいいのであれば、好みで選んでいいのかなと思います。

ただそれ以外にも、発信することによって自らのプレゼンス、つまり存在感を高めたかったり、仕事やキャリアを有利に進めるツールとして活用したい、さらには、もっと直接的に副業とか本業の案件を獲得したいといった目的があれば、どこでどのように発信するかというのは重要になってきます。

いずれにしても、まず始めることが最低限必要になります。

そして、きちんと目に見える形にするためには、それを改善しながら継続することも必須と言っていいと思います。

ただ、残念ながらそれだけでは不十分かなと思うんです。プラスで、どこでどのように発信していくのかといった「戦略」が必要になってきます。

発信場所は分散すべき

今、様々な発信場所があります。

今日は、この発信の戦略の中でも、発信場所を集中してやっていくのがいいのか、それとも分散していく方が有利なのか、といったことについて考えていきたいなと思っています。

この点、僕の考え方なんですが、10年ほど前は集中するというのが定石だったんですが、この10年間で大きく変わってきた感じがしていまして、今は分散していくのがいいんじゃないかなと思っているんです。

その根拠は、僕がこれまで行ってきた発信活動の経験にありますので、それについてみなさんにシェアしたいなと思います。

10年間の発信活動の変遷

僕は、2015年から発信活動をスタートしています。

「いつも隣にITのお仕事」ブログスタート

独立起業しましたので、お客さんを集客する目的でブログを始めました。

ブログを始める上では、WordPressという今でも定番のツールを使って、独自のサイトを立ち上げました。

非IT職のみなさん、つまりノンプログラマーのみなさんがITやプログラミングを学び活用するためのお役立ち情報を発信するサイト、いつも隣にITのお仕事というブログをスタートしたんです。

いつも隣にITのお仕事 | IT活用で「働く」の価値を上げる!

時期にもよるんですが、基本毎日更新、そして時には外部のライターさんにもお願いしながら、2022年の6月頃までずっと書き続けていました。

結果的にその時までに1600記事以上溜まっていたかなと思います。

特にノンプログラマー向けのプログラミング言語VBAやGoogle Apps Scriptの記事は、それぞれおそらく数百記事ぐらい以上書いていますので、かなり人気があったんです。

ブログをスタートしてからしばらくは停滞していたんですが、その後順調に伸び始めて、一時期は月間135万pvを叩きだすほどの人気ブログになりました。

ほとんどはGoogel検索からの流入

そのトラフィックの多くはどこから来ていたかというと、ほとんどがGoogle検索だったんです。

つまり、情報が欲しいと思っている人、これを知りたいというニーズがある人が検索をしてやってくるわけです。

そういった人たちに役に立つというのはとてもいいことだとは思うんですが、僕としては、ITが苦手だったり、プログラミングなんて自分には関係ないと思っている人たちにも、なんとか情報を届けたいなと思っていたので、ここで、発信の方法を変えました。

Voicyへの転換でブログ発信もキープ

この書き起こし記事の元となっているVoicyに発信の軸足を切り替えたというのが2022年6月の話でした。

これについては、その時のブログのページビューの問題も少しあったんです。

というのも、Googleの検索のアルゴリズムは定期的に何度か変更されているですが、それによって自分のブログにGoogle検索からどれだけ来てくれるかというのが大きく左右されてしまうという問題がありました。

一時期は100万ページビュー以上毎月叩き出していたわけですが、毎日記事を更新していたとはいえ、どんどん下がっていくみたいな現象もあるんです。

この2022年の時点で言うと、おそらく数十万ページビューぐらいに落ちていたんじゃないかと思います。

それもあって、音声配信Voicyに切り替えたということになります。

Voicyの方に切り替えて2年ぐらい経ちますが、その後、ブログの方もこのVoicyの書き起こし記事を配信するようにしていたんです。

その後しばらく、30万ページビューぐらいをずっとキープしていたので、Voicyで配信をしながら、ブログでもそれなりのページビューをキープする状態が続いていました。

Googleのアルゴリズムの変化によるブログビューの減少傾向

ただ、昨年末ぐらいからその様子が明確に変わってくるんです。

というのも、この2024年明けてから、毎月10万から15万ページビューぐらいまで下がってしまいました。

僕のブログだけではなくて、他のブログとかそういったところでもGoogle経由でのトラフィックが減ったといった話がなされているので、全体的な話なのかなと思います。

生成AIの影響によるアルゴリズムの変化

アルゴリズムがどのように変わったかというのは公表されていないので予想するしかないんですが、僕の勝手な予想としては、生成AIの影響が大きいだろうなと思っているんです。

まず、生成AIとブログの関係で言うと、この我々がインターネット上に公開したブログなどのテキスト情報は生成AIたちの学習データになるわけです。

もちろん、GoogleもGeminiなどの生成AIに力を入れていますので、どのような学習データをどのように集めるかというのはすごく大事な話なわけです。

それで言うと、学習データとして信頼性がない、たとえば間違った情報が入ってしまっているとか、読者に本質的な価値を提供しないようなクオリティの低い記事、こういったものは学習データとして正直美味しくないわけなんです。

実際に心ない人たちがGoogle検索をハックしようとして、以前であればコピペ記事を量産し、最近であればそれこそ生成AIを使って記事を量産して、検索上位を狙って広告などで設ける、そういった人たちが後を絶たないわけです。

一方で、権威のあるニュースメディアとか、きちんとした母体のあるメディア、これであれば信頼性が高い。

正確でクオリティの高い記事が出てくるだろうということで、Google検索としてはそういったメディアを優遇するということは十分に考えられるなと思います。

これに関しては僕の勝手な予想なんですが、一方で、個人ブログなどの権威性がはっきりしないメディアに関しては、その煽りを受けて相対的に順位が下がってしまうってことが起きているんじゃないかということなんです。

発信にも多様な戦略が必要に

いずれにしても、Google1本やりで稼ぎを上げようとしている場合は、Googleのさじ加減で大きく左右されてしまうわけなんです。

実際、今回のGoogle検索のアルゴリズム変更で、Googleで収益を上げていた人たち、集客を頼ってきた人たちはかなりダメージを受けているんじゃないかと思います。

これと同じようなことはYouTube動画でも起きていると言われていまして、YouTuberたちとしては、ただ単純に広告収益で稼ぐだけではなくて、企業と提携したりとか、スポンサーを得たりとか、そういった動きも必要になってきたと言われています。

軸を分散してリソース配分を考える

今、僕の収益の柱は、運営しているオンラインコミュニティ、ノンプロ研の活動になります。

以前はブログ経由の流入が圧倒的だったんですが、去年ぐらいからその様子が変わってきてまして、書籍だったり、SNSだったり、口コミ、これは直接の口コミと、あとはノンプロ研のメンバーが書いてくださったブログなどもあります。あとはこのVoicyです。

そういった形で流入経路が多様になってきたなと感じています。なので、Google1本足打法だけではなくて、色々とやってきて良かったなって正直ホッとしている感じなんです。

この背景にあるのは、やはり時代の流れがとても速くなったというのと、そして激しくなったというのがあるんだと思います。

1つの軸足だけだと、早くて激しい変化が来た時のダメージ、これをもろに食らってしまう、なので、分散していくつかの軸足を持っておく、そして常に様子を見ながら、各軸足にどれぐらいリソースを配分していくかを柔軟に変えていくということなんじゃないかなと思うんです。

そして、新たな注目のメディアが出てきたら、なるべく早くに入っていくというのも大事かなと思います。当たるかどうかはわからないんですが、実際にライバルが少ない時にポジションを取れるというのはかなり大きいわけです。

このように分散して発信していく、これは簡単ではないんですが、今の時代には身軽さとか柔軟さが大事かなと思います。

ぜひご参考にしていただければと思います。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「発信するなら集中するべきか、分散するべきか」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。

では、また。

タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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