離職中で実践的なリスキリングをするにはどうすればいい?


離職中で実践的なリスキリングをするにはどうすればいい?

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、離職中で実践的なリスキリングをするにはどうすればいい?です。

#368 離職中で実践的なリスキリングをするにはどうすればいい? | タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

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お悩み相談室「離職中で実践的なリスキリングをするには?」

今日は、お悩み相談室です。Taroさんからお悩み相談を頂いてますので、そちらに回答したいなと思います。まずはお悩みを読んでみますね。

タカハシさんへ、いつも有益な情報発信、ありがとうございます。私の妻が最近退職し、全く新しい分野であるITスキルを習得しようとしています。

以前、359回目の放送で現在の職場の延長線上で学ぶべきだというアドバイスを思い出しました。しかし、今回は異なる状況で、リスキリングのハードルは非常に高いと感じています。

それでも、妻が進もうとしている道を応援したいです。このような状況で、一歩ずつでも前進するためにはどう対処すべきでしょうか?タカハシさんのご見解をお聞かせいただければ幸いです。

ありがとうございます。そうですね、確かに実務で使うというのは、本当に大事なんです。

ただ今、リスキリングブームが起きていまして、企業によってはe-Learningを導入してみたりとか、経済産業省からも動画コンテンツをたくさん提供されていたりしています。

しかしながら、この実践につなげるというところが、学習者任せになっていることが多くて、それだとただインプットしただけで実際に使う場所がないので、スキルとして定着しづらいというところがあったりするんです。

ただTaroさんの奥さまの場合は、今離職中ということなので、そもそも実践する職場がないという話です。では、どこで実践する場所を設けるのかという話なんです。

学んだことを実践する場を見つける

実はこういうケースでもあまり悩む必要がないかなと思ってまして、大事なのは仕事であろうがなかろうが、学んだことを実践する場を見つければいいということなんです。

たとえば、すべての家庭に存在する仕事があります。それは何かというと「家事」という名のお仕事です。「家事」と一言で言ってもたくさんあります。

お買い物、お洗濯、お掃除、ゴミ捨て、料理、育児、家計簿、犬の散歩、などなどいっぱいありますよね。

その中から、ITで解決できそうな課題を見つけて、それを目標にしていくといいんじゃないかと思います。

ただ課題を見つけろと言われても、毎日同じような生活をしていたり、忙しかったりすると、なかなか見つからないということはあったりするんです。

振り返りの習慣をつくる

そこでオススメなのが、振り返りの習慣をつくるということです。

まず、毎日の生活について、何時から何時まで何に何時間使ったかを棚卸してみるといった機会を設けると良いんじゃないかと思っています。

僕の場合は、Googleカレンダーを使って、過去の何に何時間使ったかというのを全部イベントとして記録するようにしています。

その記録の際に、自分の活動を振り返ることになるんですけど、この仕事にこんなにも時間かけちゃってたんだとか、SNSにけっこう時間使っちゃってたなとか、本当はこれをやる予定だったのに忘れてた、とかいった気づきが出てくるんです。

その気づきをほっておかずに、課題として取り上げて解決しようとすると良いと思います。

ITで解決できることを見つけていく

ゴミ捨ての日を通知する

すべてがITで解決できるわけではなくて、他にも解決の方法はいっぱいあるのでどんどん解決したらいいと思うんですけど、ITで解決できることもあるのでそれを見つけていくということです。

たとえば、僕の場合、ゴミ捨てなんです。

ゴミ捨ては僕の係なんですけど、たとえば月・水・金が燃えるゴミで、火曜日は資源ごみ、燃えないゴミは第1・第3の水曜日でみたいな、けっこう複雑ですし、自治体によって全然違うかったりもします。そして、一番避けなきゃいけないんですけど、人間の悲しい性で、忘れてしまうということがあります。

それを解決するために、朝6時に今日が何のゴミの日なのか通知するLINE Botを作ったんです。

たとえば月曜日だと、朝起きるとLINEで通知が来ていて、今日は燃えるゴミの日ですよと教えてくれるといった感じです。

これはすごく便利だなと思っていて、実際に使っています。

これに関してはGoogle Apps Scriptというプログラミング言語を使う必要があるんですけど、僕が過去に書いたブログの記事「いつも隣りにITのお仕事」でも連載でその作り方をお伝えしていますので、ご覧いただくと良いんじゃないかと思います。

スプレッドシートなどを使ってオリジナルのものを作ってみる

あと他にも、家計簿とか、お買い物リストとか、そういうのは既存の便利なアプリがあるので、それを使ってもいいんですけど、ときどき痒いところに手が届かないなといった課題が見つかることもあったりします。

そういうときには、スプレッドシートなどを使ってオリジナルのものを作ってみるというのもいいと思います。そうすると、スプレッドシートのスキルを上げる理由が出てくるわけです。

例えば、僕の場合でいうと、仕事用の銀行口座とプライベートの銀行口座があって、それぞれの資金繰りを一画面で見たいという時がけっこうあったりします。

それをスプレッドシートでパッと見れるようにしつつ、そこにデータ入力するのもなるべく手間をかけたくないのであの手この手を使って、効率化しているといったことがあります。

あと、通知です。決まった日時でLINEでもメールでもオリジナルの内容で通知を送りたいといった場合があります。

そういった場合は、先ほどのGoogle Apps Scriptなどを使って実現することができます。

趣味に絡める

あと家事だけではなく、趣味に絡めてもいいかなと思います。

これはノンプロ研のメンバーの方が事例としてあげられていたんですけど、自分の近所にあるいくつかの図書館の情報を拾ってきて、まとめるというのをPythonを使って実現されたという話がありました。

僕だったら糸島のお気に入りのレストランアプリとか、捌いたお魚実績アプリとか、そういうのをノーコードツールでつくるのも良いかなと思います。

仕事以外にも家事とか趣味とかそういったものに絡めて課題を見つけていくというのは、ひとつあるんじゃないかと思います。

ITを使う理由を作る

あと、他のアプローチとして、ITを使う理由をむしろつくっていくというのもありかなと思います。

たとえば、学習記録をSNSで発信してみたり、ブログを書いてみたりというのはかなりおすすめです。

そうするとPC使う時間も増えますし、文字入力とか文章力のスキルを上げる機会にもなるんですね。

それでいうと、文字入力はどんなIT関連の業務でも使うので、タイピングでタイピングスピードを上げていくとか、スニペットをうまく使うとか、そういったところのスキルを上げる理由が生まれるわけです。

プラスそうやって発信していくことで自分自身の記録になったり、ポートフォリオにもなります。継続して蓄積すればするほど役に立つようになると思うので、ぜひそういったことも検討いただくと良いんじゃないかなと思います。

目標を高く持ちすぎない

一つ気をつけなくてはいけないのは、目標を高く持ちすぎないことです。

ITスキルに限らず、多くのスキルで言えることなんですけど、3日とか1週間、1か月といった期間で一気に上達するというのはあんまりないんです。

IT技術の場合は、次から次へとどんどん新しいのが出てくるのでずっと追っかけ続けるみたいな感じになるんです。

どういった心構えでやった方がいいかというと、小さな成長を少しずつ毎日、ちゃんと感じながら継続するということです。

ITは基礎が必要

あともう一つですね、ITはやはり基礎が必要だったりします。

プログラミングはもちろん、スプレッドシート、ノーコード・ローコードなどもやはり基礎的なITの知識があった方がいいんです。

ただ独学だと、基礎を避けて通りがちなんですね。

基礎はあまり面白いものではないですし、基礎を学んでいる間はそれが実践にどうやってつながるかみたいなところが分かりづらかったりします。そして、長期の一定の学習が必要で、モチベーションの維持もなかなか大変なんです。

他者の力をうまく利用する

他者の力をうまく利用するというのがおすすめです。

やり方としてはノンプロ研みたいなコミュニティに参加していただいたり、メンター的な仲間を見つけたり、SNSでつながりをつくったりなど色々方法はあります。

この場合はTaroさんがメンターになってもいいかなと思いますが、夫婦など関係が近すぎるとちょっとやりづらいみたいなところもあるかもしれないので、その場合は第3者の他者を頼れる関係を作るといいんじゃないかと思います。

例としてノンプロ研でいうと、先日紹介したブートキャンプのような仕組みとか、朝もく会みたいな仕組みを利用すると、多少傾斜があってもずっと頑張れるみたいなところはあります。

ということで、色々とお伝えしてきましたが、離職中であったとしても、ITを学んでそれを実践する機会というのは見つけられるので、大丈夫かなと思います。

まずはご自身の生活をじーっと観察して課題を見つけてみて、それについてITで解決できるかどうかというのを検討していただくというんじゃないかなと思います。

ITを武器にハッピーに働ける仲間が増えることはとても嬉しいなと思いますので、僕も応援させていただきます。頑張ってください。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「離職中で実践的なリスキリングをするにはどうすればいい?」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。

では、また。

タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
「日本の『働く』の価値を上げる」をテーマに活動しているタカハシノリアキが、みなさんがいきいきと学び、働くためのヒントをお届けしています。働く、学ぶ、コミュニティ、デジタルなどがキーワードです。 #スキルアップラジオ ■生放送によるレギュラー...

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