
みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
「週刊Work&Techニュース」 2025/05/23版をお送りします!
今週のワークとテックの主なニュースをざっとチェックし時流をつかんでいただくことができますよ。
では、行ってみましょう!
「Android 16」発表まとめ 外観刷新、Geminiがテレビや車にも進出–Google
Googleは開発者向けイベント「Google I/O」の前に「Android Show:I/O Edition」を開催し、最新OS「Android 16」を発表しました。
今回のAndroid 16は、2022年以来となる大幅なデザイン刷新「Material 3 Expressive」を採用し、鮮やかなカラーや滑らかなアニメーションで操作性が向上しました。
また、AIアシスタント「Gemini」がスマートウォッチやテレビ、車など多様なデバイスに拡大。新しい「ライブアップデート」機能で配達状況やナビ案内などをリアルタイムで確認できるほか、強化されたセキュリティやプライバシー機能も搭載されています。

Android 16、楽しみなアップデートになりそうですね。まずPixel端末に2025年後半に登場し、その後、他のメーカーのスマートフォンにも順次展開されるとのことです。
今回のAndroid 16で特に注目したいのは、見た目の大幅なリニューアルとAI機能の拡張です。デザインのコンセプトは「バネのように弾む」だそうで、どんな操作感なのか、ちょっと触ってみたい気持ちになりますね。
私自身は長らくiPhoneを使っているのですが、先日開催されたGoogle I/OでのAI「Gemini」の進化には目を見張るものがあり、iPhoneユーザーとしてもその影響は大きいと感じています。
正直なところ、ちょっとAndroidに浮気したくなってしまうほどでした。GoogleのAI関連の詳しい情報については、昨日の記事でもお伝えしていますので、そちらもぜひチェックしてみてください。
携帯4社、「ニセ基地局」を注意喚起–ドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天モバイルが一斉に
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの携帯大手4社は、東京都内を中心とした一部の都市で「ニセ基地局」と呼ばれる不法無線局による被害が確認されたとして、利用者に注意を呼びかけています。
ニセ基地局は正規の基地局を装い、スマートフォンに不審なSMSを送信するなど、フィッシング詐欺や個人情報の流出につながる恐れがあるということです。
各社は、怪しいSMSのURLを開かないことや、個人情報の入力を避けるよう強く呼びかけています。

「ニセ基地局」というのは、正規の携帯電話基地局になりすまして、違法な電波を発する装置のことなんです。
私たちのスマートフォンは、より強い電波を自動的に選んで接続する性質があるため、気づかないうちにこのニセ基地局に接続されてしまうことがあるんですね。そうなると、通話内容やSMSの内容が盗み見られたり、フィッシング詐欺を目的としたSMSが送りつけられたりするリスクがあります。
もし、普段使っているスマートフォンに怪しいSMSが届いた場合は、本文に記載されているリンクを絶対に開かないようにしてください。そして、個人情報やパスワードなどを入力することは絶対に避けましょう。
万が一、誤ってアクセスしてしまった場合には、すぐにそのサイトを閉じて、ブラウザの閲覧履歴やCookieを削除するなどの対応を心がけてくださいね。
Googleの新たな認定資格「Generative AI Leader」とは–無料講座も要チェック
Googleは、非技術系の学習者やビジネスリーダー向けに新しい認定資格「Google Cloud Generative AI Leader」を発表しました。
この資格は、生成AIの基礎知識やGoogle CloudのAIサービスの活用法、ビジネス現場でのAI導入戦略などを問う内容です。
受験料は99ドル(約1万4500円)、試験時間は90分で、オンラインまたは会場で受験可能です。
資格の有効期間は3年間。加えて、誰でも無料で受講できる7~8時間の公式トレーニングコースも提供されています。

Googleから生成AIに関する新しい認定資格と無料の講座が提供されるというニュースです。
生成AIについては、最近さまざまな情報があふれていて、中には少し怪しいと感じるものもあるかもしれませんが、AI技術のトップランナーであるGoogleが提供するものとなれば、安心感がありますね。
提供されるトレーニングコースの内容を見てみると、
- 生成AIの基礎概念
- 大規模言語モデル(LLM)やその他の機械学習システムの仕組み
- AIエコシステムの概要
- Googleの業務向け生成AIアプリケーションの活用
- 人に代わって作業をするAIエージェントの概要
などが含まれているようです。
特に、AIエージェントに関する内容が入っているのが特徴的で、Googleがこの分野に力を入れていることがうかがえますね。
この新しい資格が、日本の企業でどのように評価され、活用されていくのか、とても興味深いです。
特に、Google Workspaceを導入している企業にとっては、社員のスキルアップやAI活用の推進に向けた良い判断材料になるかもしれませんね。
マイクロソフト「AIエージェント」独自開発できるサービス発表
アメリカのIT大手マイクロソフトは、企業や開発者が自社専用の「AIエージェント」を自由に開発できる新サービスを発表しました。
AIエージェントは、人の代わりにパソコン上で作業を自動的に行うもので、専門知識を学習させることで、業界や業務ごとのニーズに合わせたカスタマイズが可能です。
さらに、複数のAIエージェントが連携して、より複雑なタスクにも対応できる仕組みも導入されました。今回の発表は、AI活用の新たな時代の到来を象徴しています。

AIエージェントという言葉、最近よく耳にするようになりましたね。これは、従来のAIチャットボットよりも一歩進んだ存在で、ユーザーの指示に基づいて自動で作業を行ったり、意思決定をサポートしたりする、まさに「デジタルの助手」のようなものです。
例えば、メールの自動送信や会議のスケジュール調整、さらにはデータ分析といった幅広い業務を代行できるようになるんですね。
今回のマイクロソフトの発表では、このAIエージェント開発サービスに加えて、同社が提供するサービスの中に、実業家のイーロン・マスク氏が率いるスタートアップ企業「xAI」のAIモデルを新たに追加することも明らかにされました。
マイクロソフトはこれまで、xAIと競合する関係にある「オープンAI」に巨額の投資を行ってきましたが、AIの開発競争がますます激しくなる中で、他社との連携の幅を広げることで、より多くの利用者を獲得しようという狙いがあるのかもしれませんね。
ドコモショップで「Gemini講座」、分かりやすい解説で初心者をサポート
NTTドコモは、全国2,048店舗のドコモショップでGoogleの生成AI「Gemini」の使い方を学べる無料講座「AIを使ってみよう(Google Gemini 編)」を5月21日から順次開講しました。
講座では、生成AIの基本的な仕組みや注意点を分かりやすく解説し、実際にGeminiを使った体験もできます。
初心者やAIに不安を持つ方でも安心して参加でき、スタッフが丁寧にサポートします。受講には事前申し込みが必要です。

ドコモショップでGoogleの生成AI「Gemini」の無料講座が始まったというのは、興味深い取り組みですね。ドコモショップの主な利用者層を考えると、やはりご年配の方が多いのかなという印象があります。記事によると、実際に60代の女性3人が受講されたそうです。
参加された女性はGeminiについて「使いやすい。無料というところも良い」と感想を話されたとのこと。また、「簡単に質問しただけでたくさんの答えが返ってくる。本当に相談相手がいるかのようで楽しい」ともおっしゃっていて、AIが身近な話相手になる可能性を感じますね。
このような講座が実施される背景には、日本の生成AI利用率が他の国々と比べて低い水準にあるという現状があるようです。
携帯電話ショップという身近な場所でAIに触れる機会をつくるのは、とても良い試みだと思います。
まとめ
以上、「週刊Work&Techニュース」 2025/05/23版についてお伝えしました。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!