WordPressサイトのパーマリンクにカテゴリを入れてはいけない理由

自由を得た

みなさん、こんにちは!
カテゴリを好きに変えられるという自由を得ましたタカハシ(@ntakahashi0505)です。

誰ですか!?Wordpressのパーマリンクはカテゴリ+投稿名にしたほうがいいって言ってたのは!

おかげさまで、ブログを始めてから半年以上悩み、ビビり、そしていざやるとなったらそれなりの労力を費やしましたよ。

私もいくつかの著名な感じの記事を信じてカテゴリ+投稿名にしていたのですが、それが明かな間違いだったと気づいて、パーマリンクの変更とリダイレクトをしました。

そして結果どうだったのか?

今回の記事では、その顛末について実際の検索トラフィックの状況も合わせてお伝えしたいと思います。

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絶対にパーマリンクにはカテゴリを入れてはいけない

パーマリンクにカテゴリを入れるなんて愚の骨頂。絶対にやめましょう。

と、いきなりですが、その理由をお伝えしていきます。

カテゴリに関してユーザビリティを追いかけられなくなる

いやね、実際にSEO的にはほんのりいいらしいんですよ。

ただ、そのために犠牲となるものがでかすぎる。

最初っから、永久にユーザビリティがMAXのザ・ベストのカテゴリをつけられればいいんですよ。ただ、そんなのは神様でない限りはできませんよ。

サイトとしてEvernoteの記事が人気であれば関連記事を増やしますし記事が増えてくればEvernoteのカテゴリを設けたほうがいいわけです。GoogleChrome拡張の記事がたくさんあったのなら、それをカテゴリに分けたほうがいいですよね。

トレンドやユーザーの動きやサイトが置かれている状況や記事群の構成などが常に変化するわけですからユーザビリティをふつうに良くしていこうと考えるのであれば、カテゴリは都度検討して必要に応じて変更すべきなんです。

しかしながら、Wordpressではパーマリンクの設定に一度カテゴリを入れてしまったら、それを変更することに大きな労力と犠牲を強いられることになります。

パーマリンクを変更するデメリット

パーマリンクを変更することのデメリットですが、検索エンジンに対するページランクが下がるのではないかとか色々と言われていますが、私の経験と調査によるとそのデメリットは

  1. SNSカウントがリセットされる
  2. パーマリンクの変更に伴う労力

この2つだけです。

2つ目はリダイレクトの作業自体はうまくいけばスムーズにいきます。ただこのブログでも使用しているWordpressテーマのSimplicityに限ったことでいえばブログカードの機能

組織が無能なおじさんで埋め尽くされる!?ピーターの法則と戦う方法
今、企業に増え続けている「働かないおじさん」。なぜ「働かないおじさん」が生まれてしまうのかというメカニズムであるピーターの法則について、またそれを避けるための人材配置について考えてみたいと思います。

こういうやつですが、これがパーマリンクを変更してしまうと機能をしなくなってしまいます。どうなるかというと

http://tonari-it.com/work-task/peter-principle/

こうなります…。せつねー。

で、どうするかというと、この古いリンクを探して、全部新しいリンクに修正しなければいけません。これがね、正直しんどい。

また2つのデメリットに共通することですが、その状態を継続すればするほど犠牲が大きくなります。サイトが継続すればそれだけSNSカウントはたくさんついていきますし、記事が増えればサイト内リンクの修正作業が増えます。

ですから、やるならまじで早めにやったほうがいいです。

私はこの記事を読んでパーマリンクの変更を決めました

私はこちらの二つの記事のおかげでパーマリンクの変更を決めました。

というのも、なかなかSEOの順位が下がるという恐れを払しょくできなかったのです。今となれば、もっと早いうちにちゃんと調べてこれらの記事に出会っていればと思いましたが。

まず一つ目はこちらです。

WordPressパーマリンクを変更して1ヶ月、アクセス数の変化レポート
WordPressのパーマリンクを変更したあと、アクセスがどうなったかを分析した記事です。

私と同様にパーマリンクにカテゴリを含んだままスタートしてしまい、悩まれていたのですが、意を決してやってみたところどうだったか、というのがバシっと書かれています。

今回の私のブログの「ドメイン/カテゴリ/投稿名」から「ドメイン/投稿名」へのパーマリンクの変更は、きちんと301リダイレクトも効いており、ブログへのアクセス数や検索流入に悪影響は与えなかったと言えると思います。

むしろ、検索流入に関しては先月よりも増加傾向にあります。(パーマリンクを変更したから、というわけではないでしょうが…。)

さて、もう一本紹介しましょう。

301、302リダイレクト違いとGoogleの見解

記事の趣旨としては、永続的なリダイレクトである301だけでなく、短期的なリダイレクトである302でも場合によってはページランクを移行する場合がある、ということです。

順調にサイトのPageRank(サイト・ページの価値)も移行することができて安心です。基本的にレスポンシブデザインにしておれば、302リダイレクト処理を行う必要もなかったので、とりあえずリダイレクトの件に関してはトラブルがありませんでしたね。

リダイレクトってページランクも移行するんだ…!知らんかった!

もうこれはやらない手はありません。

てか、「パーマリンク オススメ」とかの検索で上位に来る記事。バズ部さんの記事はいいとして、L○Gさんの記事…さっさとなんとかしてほしい、またはどっかに行ってほしいものです。これからWordpressでサイト始める人は全員ドツボにはまってしまいます。

プラグインPermalink Redirectでリダイレクトをかける

実際のリダイレクトの方法ですが、たくさん記事が出回っているのですが

http://athomegeek.com/permalink-redirect/

ギークさんのこちらの記事で紹介されているプラグイン「Permalink Redirect」を使う方法が一番簡単で確実だと思います。

一点だけ補足ですが、PHPファイルを一部修正してアップしないといけないのですが、ローカルでPHPファイルを編集してサーバーへアップするよりも、プラグイン全部をアップロードしてからWordpress上で編集したほうが簡単かなと思います。

プラグインのアップロードが終わったら、Wordpressのプラグイン一覧から「Permalink Redirect」を探して「編集」。すると以下のような画面にいきます。

Permalink RedirectのPHPを修正

ブラウザで「302」とかで検索すると2か所ヒットしますので、図の1か所を「301」に変更、そして「ファイルを更新」すればOKです。

わかるかな~。ここの箇所です。

[php]
if (!function_exists(‘wp_redirect’)) {
function wp_redirect($location, $status=302) {
global $is_IIS;
[/php]

パーマリンクの変更とリダイレクトの作業ですが、全体の作業順番としては

  1. Permalink Redirectをサーバーへアップロード
  2. WordPressでPHPファイルを編集して更新
  3. パーマリンクの設定を変更
  4. Permalink Redirectの有効化と設定

だいたい作業としてはスムーズにいけば調べながらでも30分とかあれば十分だと思います。

Simplicityの人たちはこの後もれなく”リンク修正祭り”がやってきます。私は100記事以上ありましたので、6時間かかりました。まじ疲れます。

パーマリンク変更前後のアクセスを比較

では実際にパーマリンクを変更したところでの検索アクセスの違いについて明らかにしてみましょう。

こちらがサイト全体の検索経由のセッションの推移です。

パーマリンク変更前後のPV

9/19の夜8時頃に切り替えました。

9/19~9/23までアクセスがだいぶ下がっている印象ですが、これはシルバーウィークだからです。このサイトはお仕事関係なので、圧倒的に平日のデイタイムのアクセスが多いのです。

このタイミングにパーマリンク変更を実施した理由も、何か有事の出来事があったとしても被害が少ないから…というのもあるんですけどね。

今までの伸び具合からいうと9/28以降はもう少し伸びても良かったかなという印象ですが、パーマリンク変更の影響はほぼなかったと言って問題ないと思います。

では、具体的にサイト内のいくつかの人気記事について、個別の検索アクセスがどうなったかをお伝えします。

ビジネスマン向けVBAの必要性をアピールする記事

まずこちらの記事です。

1,200万人の事務員たちよ、VBAという武器を手に戦いに出よ!
エクセルを使う人たち全てがVBAの習得を目指すべきと思っていまして、今回はその理由を書かせてもらおうと思っています。習得はそれほど難しくありませんので、これを機にぜひVBAへの一歩を踏み出しましょう!

ここじばらく当ブログの人気記事で、どちらかというと平日のデイタイムに検索が非常に多いビジネスマンが職場で見る記事の代表格です。

検索アクセス数の推移はこんな感じです。

パーマリンク変更前後のVBA関連記事のPV

オレンジ色が新しいリンクでの流入です。9/15,16に旧リンクの時期にスマッシュヒットしていますね。パーマリンク変更後は少し地味かなという印象ですが、落ちたと確証が言えるほどでは全然ないですね。

こちらがこの記事の代表的な流入ワード「VBA」での検索アナリティクスです。水色がクリック数、赤色が表示回数、緑色が掲載順位です。

検索ワードVBAでの流入推移

パーマリンク変更後も掲載順位は変わってないですね。つっても実はこのキーワードはほぼ2位なので、上がるとしたら1位になるしかありません。

一方で表示回数が減っているので流入が伸びていない感じです。リンク変更の影響は感じられません。

iPhoneのホーム画面を晒す記事

今度はこちらの記事。

仕事効率化ヲタク向けのiPhone6ホーム画面を晒してみました
iPhoneのホーム画面ですが配置はこだわっていらっしゃいますか?いつも使つものですから大事ですよね。今回は仕事効率化ヲタクのホーム画面はどうなのか…私めのホーム画面を公開していきたいと思います!

当ブログにしては珍しく、どちらかというと休日や夜にもアクセスを稼げる記事です。どの時間帯もまんべんなくアクセスが取れています。

結果はこちらです。

パーマリンク変更前後のiPhoneアプリ関連記事のPV

リンク変更後にメッチャ伸びてますね~!

とは言いつつも、これはきっとiPhone6s発売の影響ですね。きっと5あたりから6sに乗り換えた人が、どんなホーム画面にしようかな~という検索が増えたのです。

実際に検索アナリティクスでキーワード「iphone ホーム画面」を見てみると

検索ワードiPhoneホーム画面の流入推移

こんな感じです。パーマリンク変更直後は掲載順位は少し上がりましたね。ですが、赤色の表示回数がドカっと増えると同時に、若干掲載順位が落ちます。

おそらく競合記事が増えたんですかね。ですが、それ以上に表示回数が増えているので結果としてクリック数が増えているという感じです。

んー、ですがこれではパーマリンク変更の影響はわかりませんね。

VBA初心者向け最初の一歩を踏み出す記事

では最後の記事です。

301 Moved Permanently

こちらもVBAの記事なのですが、どちらかというとテクニカルな内容です。初心者向けにまずやることを紹介しています。

パーマリンク変更後の検索アクセスの推移を見てみますと

パーマリンク変更前後のVBA関連記事のPVその2

お!けっこうガタついてはいますが、これは明らかに伸びていると言っていいのではないでしょうか。

では、検索アナリティクスも見てみましょう。「エクセル vba」で見てみます。

検索ワードエクセルVBAでの流入推移

これはですね、パーマリンク変更後に掲載順位が確実に上がっています。具体的には6位から3位くらいまで上がりました。

ちなみに、リンクは「excel-vba/vba-start-10minutes/」から「vba-start-10minutes/」への変更です。excelというワードはなくなりましたが、冗長な感じがなくなってスッキリはしていますね。

こういうのも掲載順位に加味されるのでしょうか。ちょっと意識してスラッグ考えてみます。

まとめ

さて、長々とお付き合い頂きましてありがとうございます。

SNSカウントがリセットになったのはさみしいですが、パーマリンクの変更とリダイレクトによるトラフィックの影響はなかったと言ってよいと思います。

むしろ、カテゴリが変えられるという自由を手に入れたことを考えると、全くもってさっさとやるべきでした。ユーザビリティを考えたら、絶対にそのほうが良いはずです。

もう一度言いますが、ほんのりSEOに良さそうなどの目的でパーマリンクにカテゴリを入れるのは絶対にやめたほうがいいです。

そして、スラッグも自由になるので、リンクのつけ方次第ではむしろSEOに有効なリンクをしばりなくつけられるのではないかとも思っています。

しばらくスラッグ気を付けてやってみますね。

それではまた!

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