クラウドソーシングとフリーランス紹介サービスを試した結果オススメなのは…?


みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

独立、そしてフリーランス。

好きな環境で好きな仕事ができる、勤務場所や勤務時間もコントロールできる、毎日の通勤もない、うるさい上司もいない、裁量がある…フリーになるとたくさんのメリットがある一方で、大きな悩みもあります。

そうです、仕事の獲得です。

フリーランスにとって最大の悩みは仕事の確保と言っても過言ではないでしょう。

もともとのつながりや紹介、ブログ経由、イベント・セミナーなど、弊社でもあの手この手で集客をしていますが、打てる手はいくらあっても良いというもの。

そこで、最近では新しいタイプの仕事の獲得方法があります。

そのうち、クラウドソーシングフリーランス向け仕事紹介サービスについてご紹介しつつ、私が試してみた結果どれがオススメかについてお伝えしたいと思います。

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前提

ちなみに前提として、私が募集する際のスキルは

  • プログラミング(VBA)
  • マーケティング
  • ディレクション

だいたいこのあたりで検索をしたり、登録をしたり、応募をしたりしています。

Webのフロントエンジニアもできないことはないのでしょうが、私の趣向としてはどちらかというとお仕事効率化に近い部分で携わりたいので、積極的に取りに行く活動はしていません。

ズバリ、スキルとしては市場が求めているド真ん中ではありません!

それでも仕事が獲得できるのであれば、それは素晴らしいサービスだということになります。

では行ってみましょう。

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、インターネットを利用して不特定多数の人に業務を発注したり、受注者の募集を行うことができるWebサービスです。

発注側としては

  • たくさんの人の中から適任を選べる
  • すぐに仕事を発注できる

などのメリットがあり、受注者としては

  • 自分にあった仕事を選べる
  • 自宅などで仕事ができる
  • スキマ時間に仕事ができる

などのメリットがあります。

コンペ形式という発注の仕方もあり、応募されたものから1つだけ選んで買い取るという形の利用の仕方もあります。

クラウドソーシングはもうだいぶ認知されてきていますので、ご利用されている方も多いと思います。

現在クラウドソーシングでいうと、クラウドワークスランサーズが主力ですね。受注者、発注者ともにたくさんの方が登録しているので、仕事の量としては活気があります。

クラウドソーシングで獲得できた仕事の件数

さて、そんな私もクラウドソーシングでのお仕事受注を頑張ってみました。

毎週月曜日にクラウドワークスとランサーズの両サイトをチェックして、気になる仕事には応募(たぶん、週に1,2件は応募したと思います)をして…、という作業を繰り返しましたが、受注件数は

0件

でした。1年間ずっとやっていたわけではなく、3カ月くらいで諦めて応募をしなくなったのですが。

仕事が取れなかった理由はいくつかあると考察しています。

  1. 私のスキルがマニアックで、そもそも仕事の母数が少なかった
  2. そのわりに応募者が多く、競争率が高かった
  3. 報酬単価が安すぎて応募できない案件が多かった
  4. 実績があるフリーランスに勝てない
  5. 企画倒れになる案件も多かった

たくさんのフリーランスが登録していますし、ネット上でのやり取りになるのでフリーランスとしては個性を出しづらい、というのが非常に大きなデメリットとしてあると感じます。

発注側としては、どうしても単価と過去実績(そのクラウドソーシングでこなした件数などがわかる)で選びがちですから、新参者が入っていくのは正直しんどいと思います。

また5についてですが、見積等でまあまあやり取りをした末に、「やっぱりこの仕事はなくなりました」というのが多くて、ガッカリすることが比率としては多かったです。

なんとなく、仕事の受発注のスタンスが、リアルでのやり取りはもちろんWebサイト経由の問い合わせよりも「軽く」なってしまう、というのがあるかも知れません。

発注側としてのクラウドソーシング

ちなみにですが、クラウドソーシングは発注側としては最高に使えます。

弊社のロゴや、リストアップ作業などいくつかを発注していますが、早くて安いです。決まり切った仕事を依頼するにはとても適していると思います。

フリーランス紹介サービス

IT・Web業界では企業側としては人材が超絶不足している一方で、働くほうも組織に縛られずにフリーで働きたいというニーズが高まっているということもあり、そのマッチングを手伝ってくれるフリーランス向けのお仕事紹介サービスが増えつつあります。

フリーランスとして本来やらなくてはいけない営業、交渉、契約を引き受けてくれますし、そもそも案件が潤沢に揃っているのでマッチングまでのスピードも速いなど、数々のメリットがあります。

当然、登録自体は無料です。

私もいくつかのサービスに登録してみましたので、レポートできればと思います。

いずれのサービスも流れとしてはだいたい一緒で

  1. Webサイトで登録と必要事項入力
  2. エージェントと面談
  3. 具体的な案件紹介(メールなど)
  4. 応募
  5. 書類審査やクライアント面談などを経て成約

という流れになります。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは私の勝手な評価ではフリーランス紹介サービスではかなるの大手なのではないかと思っています(広告表示数とかで判断していますが)。

登録するとすぐにメールが来まして、エージェントとの面談になります。

場所は渋谷ヒカリエなのですが、朝10時からの面談はエレベーターが超絶混雑するので、30分前に行ったほうがいいです。私は20分前にヒカリエについたのに、ギリギリでした。

いきなり契約書にサインをさせられます(内容はあんまり覚えていませんが…)。正直キョドりました。私は契約書をちゃんと読みたいタイプなので、いきなり渡された書面にサインをして、というのはけっこう抵抗感あります。

面談に関しては

  • フロントですか?
  • アジャイルやったことありますか?

など、できれば開発現場に送り込みたい感じがプンプンしていました。それはそうですよね、わかりますよ。

一通りお話した後、たくさん案件をプリントアウトして持ってきてくださったのですが、いずれも「週5常駐」でした。

「週5しかないですか?」

「基本は週5ですね…一応週3以下があったらご案内しますね」

んー、弊社でいうと他の仕事も抱えていますし、週5常駐だとフリーになった意味があまりないかな…

ガッツリエンジニアの方であれば、週5案件を中長期で経験して、その後また別の現場で…というキャリアの積み方は当然あると思うので、その場合は良いと思います。

さて、面談以降、毎週2~3通ほどメールにてご案内を頂きます。案件としては、ディレクター、ゲームデザイナー、プランナーなど幅広いです。単価も高いです。もちろんほぼ週5常駐です。

ちなみになぜかCOBOL案件の案内をけっこう頂きます。VBAとカテゴリ一緒なんですかね。

プロシート

レバテックフリーランスに限らずだと思いますが、IT業界は人材不足ということで、どうしても週5常駐案件が多くなってしまいます。

ただ、フリーになったからには自分の好きな仕事もしたい!そんな願いも聞いてくれる素敵なサービスがいくつかあります。

そのうちの一つがプロシートです。

フリーランスやIT起業家の「独立をサポート」するために、週2からの案件を紹介してくださいます。

登録をしてエージェントとの面談予約をします。だいぶ前だったので、今は変わっているかもしれませんが、渋谷のコワーキングでの面談でした。

案件としては、9割がエンジニアで残りがデザイナー、マーケターとおっしゃっていました。

プロシートの特徴は、契約がクライアントと直接ということです。プロシートさんは別途クライアントから紹介報酬を頂いているという形ですので、いわゆるピンハネ制ではないということですね。イメージはいいですよね。

一件、マーケターの案件ということで面談をさせて頂きました。

なんですが…その結果の連絡がないんですね。面談の感じからしてマッチしないなというのは私も感じてはいたのですが、フィードバックは欲しいです。ちょっと残念な気持ちです。

それ依頼、メールで毎週メルマガ的な案件情報は来ますが、いずれもガッツリエンジニア案件ですので、応募できるのがない状況が続いています。

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズフリーランス向けに週2からのお仕事紹介をしてくれるサービスです。

登録をすると、すぐにスキル的にマッチする案件の通知が来るようになります。

エージェントと面談予約もできます。非公開案件もありますし、後述しますが色々とメリットがあるので面談をしておいたほうが良いと思います。

面談は渋谷ヒカリエのすぐそばのビルなのですが、入ると急にオシャレなオフィスです。

案件としてはこれまで同様にITエンジニア案件が多いようで、中でもベンチャー企業が多いということです。

ただ、中にはITに強くない会社もあるそうで、そういう会社に週3のフリーランスを集めてチームで提案するといったような案件もあるとのこと。面白いですね。

エージェントさんがクライアントも担当されているということもあり、具体的な案件について突っ込んだお話になりました。

ここが面談のメリットで、お話している間にマッチするように案件を調整したり、新たなニーズを引き出したり、工夫をしようと試みていらっしゃる感じでした。

それ以来「スキルにマッチした案件」ということで、週に1,2回ほど案件のご提案が頂けます。

案件としてはマーケター、ディレクターという私にある程度マッチしたものばかりなので、いくつか応募もさせて頂きました

ITプロパートナーズ…その後

その後、面談から2カ月くらい経ってから、エージェントさんからポンとメールが来まして

本日往訪してきた会社が、少し特殊な案件なのですが、高橋様のご経歴にマッチしそうな印象を持ちましたので、以下にてご相談させて頂ければと存じます。
(中略)
ご面談した際にExcelを使った業務効率化が非常にお得意だったかと思い、本日ご連絡させていただいた次第でございます。

おお!よくぞ覚えて下さっていました!!

正直、IT系の人材サービスでExcelに興味持っているエージェントさんなんかほとんどいないと思うんです。

しかし、何カ月の前の面談なのに、それをちゃんと覚えて下さっているし、クライアント様からもそのようなニーズをちゃんと拾っていて、マッチングの機会を作っていらっしゃる。

素晴らしいと思いました。

残念ながらこの案件は成立しなかったのですが、私は思います。

フリーランス紹介サービスがどこがいいか…それはエージェントで決まる!

ITプロパートナーズはフリーランスであれば間違いなく登録して面談をしておくことをお勧めします。

まとめ

以上、クラウドソーシングフリーランス紹介サービスについてお伝えしました。

お伝えしてきた通り、いい仕事に出会うためにはいいエージェントさんに出会うことが重要だと思うので、ぜひ何人かのエージェントさんにお会いしてみて下さい。

今後、IT業界の人材不足は顕著なので、紹介した以外にもたくさん活用できるサービスが出てくると思います。

ビジネスとしては、たくさんの案件を効率よく流れ作業のように大量にさばいていくようなモデルが望ましいんだと思います。それはわかります。

ただ、クライアントも人が作る組織だし、フリーランスも人で、それぞれの個性やニーズ、そして理念や生きがいがあります。

ITプロパートナーズのエージェントさんのように、普段はつながらないようなところを上手につなぐ、そういうところがマッチングサービスの本来の意義があり、腕の見せ所だと思うんですね。

ぜひフリーランス紹介サービスの皆さまには、そういったところで個性を発揮して頂きたいと思います。


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