日本政策金融公庫の創業融資が下りましたのでその一部始終を記録します

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みなさん、こんにちは!
社長歴1か月のタカハシ(@ntakahashi0505)です。

先月2015年6月に法人設立、本格的に独立起業をしまして、早1か月が経とうとしています。

入念に事業計画や資金繰りの計画を立てていたとしても、コツコツためてきた資金もアグラをかいていられるほど多くはありませんし、できることなら別の方法で資金調達はしておきたいもの…

そこで頼りになるのが日本政策金融公庫の創業融資です。設立仕立ての信用がない状態でも銀行より融資が下りやすいなど起業時の資金調達としてはポピュラーな手段です。

この度、弊社も無事に融資を受けることができました。

今回は融資を受けるまで私がやったことと感じたことを順を追って記録しておきたいと思いますので、これからチャレンジされたい方はご参考頂ければと思います。

(※注:各社の事業内容や確認されるポイントが異なります。この通りやれば融資が下りるよと保証するものではありませんので、あくまで参考としてご覧くださいね。)

とにかく情報収集!多角的に

「日本政策金融公庫 創業融資」などと検索すると、たくさんのWEBページが出てくると思います。

日本政策金融公庫のWEBページをはじめとして、制度の申込みの手順に関しての情報がかなり出てきます。

またそれ以外に欲しい情報としては「どうすれば融資が下りるか?」ということですが、それも当然たくさんのWEBページで様々なテクニックが紹介されています。

ただ気をつけなくてはいけない点として多角的に情報を集めるということがあります。

公庫さんのWEBページは当然見るべきです。ただ多額の資金を融資していただくので申し上げづらいのですが、少しわかりづらいです…。

他のWEBページはよくご覧いただければと思いますが、その多くは融資をサポートする方々つまり税理士、行政書士などの士業さん達が書いているということです。

税理士さんは創業融資へのノウハウをフックに起業家との顧問契約を結ぼうという目的があります。それは悪いことではないのですが、当然顧客獲得をする上で都合の悪いことは控えて書くケースも想定できます。

士業さんが書いているとしても、All Aboutや創業手帳Webなどの媒体で寄稿している場合は、また少し角度の違う書き方をしていると思います。

一方で、ぜひ見てほしいのは数は少ないのですが、起業家側が発信している事後のレポートです。単純に知ってほしいから書いていて、余計なバッファが入っていない場合が多いです。

書籍で情報を得る場合も一緒です。

一種類の情報だけで決めつけずに、いろいろな角度から情報集めをするのがオススメです。

良い税理士さんの選び方

パートナーである税理士さんの選び方で天と地の差がありますので、いくつかのポイントをお伝えします。

創業時に公庫に申込みできる融資は実は二種類あります。

知ってしまえばなんてことはなくて、間違いなく中小企業経営力強化資金を選ぶことになるはずです。

金利が安く、無担保無保証の枠も実質的に大きいなど明らかなメリットがあります。

詳しくはこちらをどうぞ。

起業家にとって理想的な公庫の融資制度があります。「中小企業経営力強化資金」です。低金利、無担保・無保証枠、自己資金要件なしと3拍子そろったこの融資制度。うまく活用して有利に起業したいものです。概要をご説明します。

ただ、この中小企業経営力強化資金ですが、認定支援機関の助言と指導を受けるというのが申込みの必須条件になっています。

認定支援機関は国から中小企業等への支援機関ですよとお墨付きをもらっている機関のことで、税理士事務所などが認定されています。

従いまして、中小企業経営力資金に申し込みたいのなら、その認定支援機関になっている税理士事務所と組むのが自然の流れです。

実は私の場合、二種類あるということを知らずに、6人の税理士さんとお会いしました。中小企業経営力資金を提案する税理士さんと、新創業融資のみを提案する税理士さんとがいるのです。

そりゃそうですよね、申込みできないものを提案することはできませんから。

また、創業融資に関しては顧問契約以外に着手金が数万円、融資が下りたら成功報酬で融資額の3~4%という条件が一般的です。

私はお会いした税理士さんは8割がたはそういう条件でした。

ただ、創業融資の支援は顧問契約内でやるから別途報酬は不要という税理士さんもいらっしゃいます。借金からは金はとれないと。

涙出ますよね。そういう気持ちがある方とパートナーシップを組むべきだと思うのです。

とにかく税理士さんとは多く会って、様々な問い合わせをして、コミュニケーションを重ねて、信頼できる方を選ぶべきだと思います。

あと私の場合ですが、追加の要件で

  • チャットワークが使えること
  • MFクラウド会計が使えること
  • 創業融資や助成金に強いこと

を要件として探しました。

また税理士さんによっては飲食店系に強い方、建築系に強い方、IT系に強い方など業種的な強み弱みがあるようですので、そこもチェックしてから声をかけたほうが良いかも知れません。

自信のある事業計画と申込

当然、起業をしているのですから、収支計画やキャッシュフローに関しては納得のいく計画を立てているべきだと思いますし、作成した事業計画がご自身の身体に沁み渡っていないと、面談のとっさの質問に上手に回答することはできないと思います。

正直、私の場合は面談のときは事業計画についてものすごくハードなツッコミがあったわけではないのですが、例えば事業に関する質問に対してドギマギしている人に、大金を預けられるか、というと私だったら考えてしまいます。

私の場合は税理士さん探しのときに、事業計画をエクセルとパワーポイントを持参して皆さんに説明をして回りました。まじめに聴いてくれない場合もありますが、プレゼンの練習にはなるので準備して説明をしたほうが良いです。

さて、実際の申し込み書類ですが中小企業経営力資金の場合

  • 借入申込書
  • 創業計画書
  • 企業概要書
  • 事業計画書
  • 事業計画書のパワーポイント版(フリーフォーマット)

上4つに関しては、公庫のWEBページからダウンロードできます。

創業計画書と事業計画書に関しては顧問税理士さんに提出してアドバイスをもらいながら作成をします。また、事業計画書は顧問税理士さんに記入いただく項目もあります。

パワーポイント(ともしかすると企業概要書)は持参しなくても申込みはできますが、いろいろなフォーマットに書いたほうが練習にもなりますし、ちゃんと申し込み時に受け取ってくれます。

以上を日本政策金融公庫の事務所に持っていくと申し込みができます。どこかのWEBページに「事前に相談したほうがいい」と書いてあったので、色々と相談したかったのですが、「これで申し込みは大丈夫ですから」と事務的な手続きだけで終わってしまいました。

面談のポイントは「信用」だと思う

申込みをしてからほどなくして電話と書面で面談の日程と持参書類についての連絡が来ます。

私の場合は申込みをした1週間後の設定となっていました。想定していたより展開が速いです。ただ私の予定が合わず、さらにその翌週の設定となりました。

準備する書類ですが、かなりたくさんあります。

自身と家族の預金通帳、会社員時代の源泉徴収票、個人事業時代の確定申告書控、運転免許証、予定販売先との受注契約書、創業のためにつかった経費に関する領収書…などです。

これらを面談時に持参します。

面談は私一人で行きました。WEBページでは「絶対に一人で行くように」とかあったり、税理士さんの話では「公庫の人にうちの事務所に来てもらって3人で面談するから」などと言われたり…色々な情報があったのですが、自然に一人で行く流れでしたし、それで融資下りたのでそれで良いかと。

面談ですが、持参した書類に関してじっくり読み合わせをしました。たまに質問がありますが、かなり細かくていろいろな質問を頂きます。あまり事業と関係ないものもありますが、勝手な予想としては嘘がないかなどを確認しているのかな、などと思いました。

感覚としては、自己資金をきちんと貯めて、やましい日々を送っていなくて、計画も自分でちゃんと作って、提出物や回答に怪しいところがなくて、などといった信用面のところが融資の最低限のポイントなのかなと思います。

ちなみに融資の振込先はネットバンクではダメのようです。

融資決定の連絡と契約

面談からちょうど一週間後に日本政策金融公庫からの封書が…。

開けるのドキドキする~!

なんていうのを楽しみたかったのに、封筒の表面に

※必要なお手続の上、同封の返信用封筒にてご返信ください

ってこれ、通ったやつじゃない?

案の定、融資決定の連絡でした。

しかし面談から一週間…マジで展開が速いです。

同封されている各契約書類、印紙、振込先銀行の通帳コピーと口座振替利用届などを準備して返送する必要があります。

融資実行までに10日しかなく、書類の返送必着日まで5日ばかりしかありませんので、慌てて都市銀行の口座開設に行きました。

結構追い立てられます。

都市銀行は日本政策金融公庫の融資が…などと追い立てたら結構急いで法人口座の開設をしてくれました。

申込みしてから3日間で開設して頂きました。公庫の信用のお墨付きがあったからですかね?

これで必要書類を全て送れば晴れて融資実行です。

まとめ

申込みから融資実行までちょうど1か月くらいでしたね。私が自分の都合で面談をずらさなければ3週間でいけていたかも知れません。

創業初期のキャッシュが乏しい期間にこのスピードは大変ありがたいです。

実際の融資もそうですが、こういった手続きを経験できたのも自分にとってはプラスな気がしています。

ここで得た限りある資金、当然返すお金ですから大事に育てないと。

勝って兜の緒を締めよ、ですね。


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1976年こどもの日生まれ。東京板橋区在住。「ITで日本の『働く』の価値を上げる!」をテーマに、VBA&GASの開発、講師、コンサル、執筆本を中心に活動しています。→詳しいプロフィールはコチラ ★ご依頼・ご相談はお気軽にどうぞ!→お問い合わせはコチラ ★フォロー頂ければ嬉しいです。

コメント

  1. Ryo より:

    コメント失礼します。
    ちょうど新創業融資制度について調べていたので、ためになる記事でした!申請者サイドの話が読めて、よかったです。

    もし、差し支えなければ、ご準備された自己資金と融資額はどれくらいだったか教えていただけませんか?

    • こんにちは!
      ご覧いただきましてありがとうございます。

      ご質問内容ですが、お恥ずかしい内容なので…回答は遠慮させて頂ければと思います。すみません。
      ただ、自己資金は多いに越したことはありません…