みなさん、こんにちは!
Gitの魅力に憑りつかれつつありますタカハシ(@ntakahashi0505)です。
さてそのGitですがご存知ですか?
エンジニアの方々は当然のように使っていると思いますが、非エンジニアの皆さんには縁遠いかも知れませんね。
最近はエクセルでそこそこな規模のVBAを組むことが多くなってきましたので、ちまたで噂のた分散型バージョン管理システムGitを使ってみました。
最初は試行錯誤しながらあーでもない、こーでもないと調べながらやっていたのですが、慣れてくるとあら不思議!これがとっても捗るわけなのです。
Gitはバージョン管理をするツールなので、もちろんプログラムを組むときには重宝するし、エンジニアの皆さんは既に活用をされているのですが、例えば
- PowerPointで作っている企画書やマニュアル
- Wordで作っている契約書
- Excelで作っている事業計画書や設計書
など、非エンジニアの現場で作っているドキュメントのバージョン管理にもすごく便利だということに気づきました。
ということで、お一人様かつ非エンジニアで当然Git初心者である皆さん向けに私と同じようにあーでもないこーでもないと試行錯誤をせずに済むように、記事を書いておこうと思いました。
まず今回はバージョン管理システムGitでできることとその魅力、実際に導入する前に参考になるサイトや資料を紹介していきたいと思います。
そもそもバージョン管理はなぜ必要か?
まあ、これをみて下さい。
皆さんのマシンの中にはこんなフォルダはありませんか?
企画書や契約書など、何度も更新したり修正したりする必要のあるドキュメントがある場合、一般的にはファイルをコピーして、ファイル名を変えてのバージョン管理を行います。
更新回数が増えてきたり、てんぱって慌てて更新や提出を繰り返していると、上図のように、どのファイルが最新なのか、何がなんだかわけわからなくなります。
わけわからなくなると、一つ一つファイルを開いて確認をしなければならなかったり、非常に効率が悪いですね。
それを解決するのがバージョン管理システム、その代表的なツールがGitです。
Gitを使うとさっきのフォルダはいっくら更新しても
このまんまです。
バージョン管理システムGitでできること
Gitを使うとファイルをコピーせずとも、以下のようなことができるようになります。
- ファイルの変更履歴を記録する
- 以前のバージョンに戻す
- ファイルの変更履歴を分岐させる
いやー、フォルダの中がスッキリすると思うとワクワクしますね。
実は、バージョン管理をする対象ファイルがテキストファイルであればさらに
- 変更の差分を確認する
- 分岐した変更履歴をマージする
といったことができます。Officeで取り扱うファイルなどはテキストファイルではなく、バイナリファイルですので、残念ながらこの二つの機能などは使えません。
ですが、履歴が残っていて戻せるというだけでも大いに作業の効率化が図れますよ。
お一人様の非エンジニア向けの厳選参考サイト
Gitは一人でかつ一般的な使い方をするレベルであれば、それほど難しいものではなく、ちょっとやってみればすぐに使えるようになります。
ですが、ちょっとだけ専門用語や概念を理解しておく必要があります。そしてネットで検索するとすぐにエンジニア向けの記事にぶつかります。
エンジニアの皆さんはCLI(コマンドラインインターフェース)という、黒い画面にガンガンコマンドを入れていくようなGitの使い方をしているので、さも当然のようにコマンドの説明が始まります。
非エンジニアの方がそれを見てもチンプンカンプン…そして当たり所が悪いと気持ちが折れちゃったりという恐れがありますので、お一人様の非エンジニア向けに事前に読んでおくと良いサイトや資料を厳選してみました。
一通り目を通して頂けるとGitと少し仲良くなった状態で始められると思います。
では、まずこちら。
Gitに限らずですが、エンジニアになるために参考となるサイトや考え方についてこれでもか!と集められています。独学でWEBサービスを作れるようになるという何年かかるかわからない壮大な目標の記事なのですが、にも関わらず非常にコンパクトにまとめられています。
次はこちらです。
入門編の「チュートリアル1 Gitの基本」までを読んでもらえればOKですが、抵抗感がなければいけるところまで博多弁のおサルさんに教えてもらいましょう。
「Gitのインストール」の説明箇所でプルダウンで選択する箇所があります。
ここで「コンソール」を選ぶとCLIでの解説になるのですが、「Mac」を選ぶとSourceTree、「Windows」を選ぶとTortoiseGitというGitクライアントツールをベースにした紹介になります。
SourceTreeのほうがビジュアル的にわかりやすいので、Windowsユーザーの方も「Mac」を選んでご覧いただくのが良いです。SourceTreeは現在では日本語化されたWindows版がありますので。
次はこちらのスライドです。
若干エンジニア向けの内容で、コマンドの説明も入ってくるのですが、ひじょーに簡潔にまとめられているので、それほど抵抗感はなく読めると思います。
お一人様でなくなった暁には、複数人での作業をしたり、Githubを使ったりということになると思うのですが、そこまでのストーリーがなんとなくつかめます。
もう少しですよー。お次はこちらです。
Subversionの説明やコマンドや真っ黒画面が多少入ってきていますが、これまでの参考サイトをご覧頂いてきたのであればそれほど抵抗感なく読めると思います。
非エンジニアの場合は、Gitクライアントを使えば真っ黒画面は必要ないのですが、もしやのときのために少し慣れておこうという感じで読んで頂ければと思います。
最後はこちらの記事です。
どちらかというとテック系のニュースですね。Gitとは何か、歴史、そしてGit周辺の用語やサービスなどがパパパっとまとめられています。ちょっとお堅いですけどね。
まとめ
お一人様かつ非エンジニア向けにバージョン管理システムGitでできることとその魅力、また導入前に知っておいて頂きたいことや参考サイトについてお伝えしてきました。
これで少しでもGitに対する抵抗感が和らいで頂ければ嬉しく思います。
次回はこちらの記事
でGitクライアントツールのSourceTreeを使って、実際にGitを使ってファイルのバージョン管理をしていきたいと思います。
どうぞお楽しみに!
コメント
[…] http://tonari-it.com/git-merit-preparation/ […]