みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
「ブロガーズフェステバル2016」に参加してきました。
昨年に引き続きまして2回目です。
今年も実りの多い一日でした。
今年、参加して強く感じたこと
- PVは成功の指標ではなくなりつつある
- ブロガーの定義がしづらくなっている
の2点についてお伝えします。
PVは成功の指標ではなくなりつつある
まず「成功」の定義としてPVが使われなくなってきている、ということです。
というのも、冒頭のセッション「これからのブロガーはどうあるべきか」でよっぴーさんがお話されていたように
「量」から「質」への転換!
が、明確にWebメディア界隈で起こりつつあるからです。
端的に言うと、PVを稼いでも、収益は稼げなくなっているということなんです。
これについては、先日レポートをしたWordCampの「WordPressで運営する大手メディア座談会」でも語られていた内容と合致します。
逆に「高知へ行かなくてもプロブロガーになれる方法(仮)」で前原さんがお話されていたように、ビックリするほどのPVを稼がなくても、きちんと狙いさえ定まっていれば台湾と日本を言ったり来たりして、立派にブログだけで生活できるようになります。それ以上に、充実した毎日を送られています。
指標としては重要なことは変わりないとは思いますが
- コタツ記事量産
- 激安ライターに大量発注
- 記事パクベースのほんのりリライト
- 批判記事で炎上
などといった手段では、たいして稼げなくなってきているという素晴らしい状況になりつつあるということですね。
個人的にはウェルカムな流れととらえています。
ブロガーの皆さん、職業不明
次に、ブロガーのみなさん、職業不明になりつつあります。
昨今「プロブロガー」という言葉がだいぶ世間を賑わせています。そんなんじゃ食えないとか、騙されているとか、レールから外れたら戻れないとか…
しかし、ブロガーでない人たちから見る「プロブロガー」の見え方って、ちょっと偏っているというか一部分しか見えていないのだと思います。
ブロフェスに参加すればわかりますが、まずちゃんと成功している方々が山ほどいますし、みなさん同じようなやり方なんて一つもなく、それぞれの戦略と稼ぎ方があり、それぞれの目的があり、それぞれの個性が炸裂しています。
収益の柱としては
- Google AdSense
- アフィリエイト
- ライティング
といった具合で、全体としてはアフィリエイトの稼ぎが半分から2/3くらい?というお話が多かったかなという印象で、ここまで見ると、まあそんなもんだよねと大した感動もない話ではあります。
しかし、活動全体を見ると、その向こう側にはそれぞれ強烈なカラーが出てきていて、例えば、まなしばさんは待機児童問題で役所に乗り込んでいったりといったジャーナリストまたは社会活動家としてのやりたい事があり、前原さんは台湾観光の記事を書きながらなぜか淡路島でお米を作っていて、ゆくゆくは香港やシンセンにも足を延ばしたい様子。
入口はブロガーなんですが、しばらくブロガーを頑張って気が付くと色々カラフル。
面白いですよね?
ブログは個性を研ぎ澄ます
私は、継続してブログをやっていると、きっと個性が研ぎ澄まされてしまう現象が起きちゃうんじゃないかという強い仮説を持っています。
というのも、ブログを続けるということは、一定以上のスパンでアウトプットを継続しなければいけません。
例えば3日に1本のペースで記事を書いても、年間では100本になります。
ネタを考えて、検索したり閲覧したりする読者のことも考えながらタイトルや構成を考え、独自性を入れ裏付けもとりつつ執筆して、SNSでもポストして、その結果も見て…というのは100回繰り返します。
そりゃ、研ぎ澄まされるでしょ?
昔、サックスを少しかじっていたのですが、サックスって新品を買ったときはあんまり楽器が「鳴らない」んです。共鳴しづらいというか。
持ち主である奏者が、毎日同じように息を通し続けることによって、その息の通り道が出来上がっていき、響きが良くなっていき、奏者の個性を増幅し、人を感動させられるようになります。
ところが、毎日同じような息の通し方をしてあげないと響きは良くなりません。
もちろん、さぼってもダメ。
それって、ブログととても似ているな~ってつくづく思うんです。
定期的に発信し続けることによって、その人の言いたい事やキャラクターの輪郭がハッキリしてきて、人に伝わりやすくなる。
ということで、ブログをやっていると、その人らしい人生になるし、それを世間が理解をするようになるのだと思います。
ブロガーって面白いと思います。
まとめ
今回も実りある一日でした。
この話については、企業におけるコンテンツマーケティングでも全く当てはまると思っています。
よく、経営者の皆さんは主婦とかアルバイトとか安い労働力にたくさん記事を書かせればいいじゃん!などとおっしゃいます。
気持ちはわかるのですが、それはダメですとお伝えします。
魂込めて息を吹き込まないと、人を動かすアウトプットにはなりません。
私も引き続き魂を込め続けます。