みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、アクティブで価値の高いコミュニティにするために気をつけていることです。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
ノンプロ研の運営で最重要指標とは
前回310回「成長し続けるコミュニティ運営の極意」についてお話させて頂きましたが、今回はその続きコミュニティ運営のコツをお話していきたいと思います。
それで前回お話した中でノンプロ研の運営で最重要指標としているものがあります。それが何かというと「メンバーとその周辺の価値提供の総量が高くなる」というのを最重要指標としています。
価値提供というのはたとえばですが、
- スキルを用いて業務を改善する
- 学んだことを教える
ノンプロ研内でやって頂いてもいいし、職場でやって頂いてもいいです。
後は、ブログや書籍を書くといったアウトプットするということです。
その最重要指標が高まるように、みなさんにどんどん活躍してもらえるようコミュニティを設計するということになります。
今回お話する内容は、ノンプロ研のように学びを目的とした人の集まり社内勉強会とか、学ぶためのコミュニティやサークルとか、そういったコミュニティを実践コミュニティといいますが、そういうことをされたい方にはけっこう役に立つのではないかと思っています。
メンバー
まず関連する要素として、メンバーがあります。純粋にメンバーの数が多くなれば、価値提供の総量は高くなるのではないかという話です。
ノンプロ研で学ぶ人が10人よりも、100人いたほうが10倍そのチャンスが多いという話になります。
ただ、人数だけが多ければいいかというとそうではありません。
価値提供の場
なぜかというと、価値提供の場が多いかどうかにかかっているわけです。
ノンプロ研に来て学んだとしても、誰もそのスキルを使った価値提供をしなければ目標達成度はゼロです。
メンバーには、学んだことをガンガン本業に活かしている人もいます。
業務改善する、職場の皆さんに教えて仲間を増やす、別のスキルを学んで別の業務も改善するのを繰り返されている方もいます。
しかも実務で使ったり、人に教えたりすると、それも学習機会になるので、ものすごい良いスパイラルが回っている状態です。
そういう人材を育てられるとしたら、ものすごい費用対効果高いです。
価値提供の場が作れない時
いっぽうで、職場によっては、他のメンバーがわからないようなスキルを使うなと却下されてしまうこともあります。
それだと職場の価値提供ができません。
そういう場合は、ノンプロ研の中で価値提供できる機会をつくるということをしています。
小さいものでいえばメンバーからの質問に答える、イベントで登壇してノウハウを共有する、ノンプロ研講座で講師をやったりティーチング・アシスタントを担当したりする。
質問してくれる人は、価値提供する場づくりに貢献してくれるので、たいへんありがたいことです。
次にくるひとたちにペイ・フォワードしてほしい
みんなじゃんじゃん質問してほしいし、教えてもらってありがたいなとおもったら、ぜひ次からくる人たちにペイ・フォワードしてほしいです。
それでいうと、以前はイベントの企画とか僕がやっていたのだけど、僕のリソースがボトルネックになりがちだったんです。
どうしたかというと、イベントの作り方のフローをつくって、マニュアルを整備して、仕組み化しました。
すると、僕が思いつかないような多様なアイデアを出してくれて、どんどんイベントをしてくれるようになりました。
アクティブに参加してもらうこと
ROM(Read-Only Memory)専でも参加してくれているのはありがたいのだけど、それだとまだまだもったいないです。
人と関わってなんぼですし、一番コミュニティの活動としておいしいのは、ギブをする側に回ることです。
それが一番学びが多いと考えています。
まずは、小さくてもアクションを起こしてもらうことが重要です。
Slackに投稿してもらう、イベントに参加してもらう、ツイートをしてもらうといったことです。
そうすれば他のメンバーがそれにリアクションする機会が生まれます。
最初のほうはどうしても勇気がいる所です。
なので、チュートリアルを用意したりとか、はじめてのコミュニティ活用講座を用意したりとか、いろいろと工夫している所です。
また、みなさん興味の対象もいろいろあります。
プログラミングでもいくつか言語があるし、最近ではノーコード・ローコード、RPAとか技術も多種多様となっています。
もっと手前に学べるようなスプレッドシート関数やExcel関数を学ぶ機会を増やしたりしています。
つながり
あとは、つながりです。参加するとつながりが生まれて、強くなります。
どういう人がいるというのがわかると、その人に一緒にこういうことやってみないかとなったり、困ったときにお願いしてみたりということが生まれます。
仲間がいるからというのが、学びや実践のモチベーションにもなります。
つながりは本数も大事だし深さも大事です。
すべてのイベントでアイスブレイク、リフレクション、グループに分かれて会話をするタイミングを作っています。
各種講座は、つながりをつくるかっこうのタイミングになっています。
あとは、部活チャンネル、エリア別チャンネルを作ったりして、技術方面以外でつながりを作っています。
オフ会などもしやすくなっています。
大事なのは最重要指標を、一貫して目指す
以上のようなことは最初から全部設計していたわけではなくて、コミュニティを運営しながら、前回お話したとおり、OODAループを回して少しずつ設計を改善して、ノウハウとして蓄積しているものです。
最初から全部うまくできなくてよいというかそれがふつうだと思いますので、僕の話で取り入れられるものは取り入れてもらって、あとは運営しながら改善をしていってもらえればと思います。
大事なのは最重要指標を、一貫して目指すということです。
以上参考になれば嬉しいです。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「アクティブで価値の高いコミュニティにするために気をつけていること」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。