みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、心や考えの「たが」を外してくれる珠玉の書籍4選です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
教養とは
教養という言葉なんですが、まずその言葉の意味を再度確認しておきたいなと思います。というのも、本当にいろんな意味で使われているなと感じていまして、そこの意味がずれていると考えているからです。
皆さんの期待と違う書籍の紹介になってしまうかもしれないので、そこを1度確認していきます。
教養という言葉は辞書で調べると、大きく2つの意味が書かれていました。
心の豊かさや物事に対する理解力
1つ目は以下のように書かれていました。
幅広い知識、精神の修養などを通して得られる創造的活力や心の豊かさ、物事に対する理解力。その手段としての学問、芸術、宗教などの精神活動
この一文だけでも、かなり意味が広いなという感じです。心の豊かさ、理解力とかです。心とか考えの「たが」を外して、柔軟に受け入れられるようにする。こういったニュアンスかなと思っています。
僕としてはこちらの意味の方が、教養という感じがしますので、今回はこちらの意味で書籍を選書したいと思っています。
社会生活を営む上で必要な文化に関する広い知識
ちなみに、辞書で紹介されていたもう1個の意味なんですが、こうありました。
社会生活を営む上で必要な文化に関する広い知識
たとえば、よく使われているのは、大学授業の種類で一般教養なんて言ったりします。そういった広い知識を持っているみたいなのが、教養がある人と使われることもあります。
さらにそれが転じて、雑学をいっぱい知っている人みたいなイメージで使われることもあります。
今回の選書でいうと、この意味ではなくて、前半にお伝えした心とか考えこれを豊かにしてくれる。そういった書籍を4冊オススメできればと思っています。
よろしくお願いいたします。
ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す
まず紹介したいのが、ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻すという書籍になります。
著者は山口周さん。有名な著作家・経営コンサルタントです。
皆さんご存じかなと思います。
そして、出版社がプレジデント社で、ページ数は320ページ。2020年12月の出版になりますね。
こちらの書籍なんですが、そもそもの前提として、もう経済成長を目指すべきではない時代である。そういった前提からスタートするんです。
基本的にほとんどの会社でいうと、売り上げを伸ばして、社員を増やして成長していこう。こういったことを目指そうとしているんです。
ですが、それをやり続けるのは無理なんじゃないかと考えていらっしゃいます。代わりに何を目指すのかみたいなことを、この書籍を通して伝えていらっしゃるということです。
これについては、僕がやっているビジネスも8年ぐらいやっているんですが、確かにそうだなと思うところがあります。
たとえば、ITの領域であったとしても、短期的に売り上げを伸ばそうとしていくのであれば、クライアントにITに詳しくないままずっといってもらって、そこの知識格差で商売をしていきます。
偽装請負いで人材派遣のようなことをしていた方が、短期的な経済合理性があったりするわけです。
ただ、それをし続けるということは、長期的には、業界を疲弊させてしまう。そういったことに繋がりかねないわけで、それをこの書籍では、不毛な延命措置と表現されているわけです。
じゃあ、どうするかというところの鍵になるのが、ヒューマニティということになるわけです。
今、そして未来を考える上で、1つの新たな視点。これを与えてくれる1冊になるんじゃないかなと思います。
世界は贈与でできている
次に紹介する本は、世界は贈与でできている――資本主義の「すきま」を埋める倫理学になります。
こちらは、2020年3月、NewsPicksパブリッシングから、出版されています。254ページです。
著者は、教育者・哲学研究者でいらっしゃいます、近内悠太さんになります。
僕は、仕事に関係する本ばかり読む傾向にありますので、ビジネス書に偏りがちなんです。
中でも、心理学とか、行動経済学とか、組織論とか、そういったものに偏りがちです。そういった傾向があるんですが、こちらの書籍は、いわゆる、哲学書の方になります。
なんで、この書籍を手に取ったかというと、贈与がテーマになっているからなんです。
僕自身はコミュニティ運営しているというのもあって、書籍でいうと、ギブアンドテイク。これがすごく好きな書籍として挙げられるです。
じゃあ、贈与というのはどういったものなのかみたいなところが、もっと深く知れるんじゃないかということで、こちらの書籍を手に取ったという話なんです。
哲学書でいうと、かなり難解で難しいイメージもあります。しかしながら、この書籍でいうと全くそんなことはなくて、贈与とは何かとか、言語とはとか、常識とはといったそういった話を割と軽快な論調で、しかも切れ味鋭く切り込んでいく。
そんな感じの1冊になっていて、僕も哲学に関してはほとんど読んだことなかったんですが、楽しく読むことができました。
贈与という視点でいうと、有名な映画ペイフォワード。これを題材に論じているパートもありますので、とても面白いので、ぜひ読んでいただきたいなと思っています。
シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成
次に紹介しますのが、シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成こちらの書籍になります。
2020年2月、NewsPicksパブリッシングから出版されていますね。
実数は444ページということで、そこそこのボリューム感です。そして、書かれたのが、安宅 和人さんです。
日本の情報学者・脳科学者。慶應義塾大学環境情報学部教授でいらっしゃいます。
安宅さんと言えば、Voicyフェスでも、Voicy社長、緒方さんとの対談が記憶に新しいところなんです。その対談の中で、未来について話されていたんです。
その話に僕もすごく感銘を受けまして、全てのビジネスパーソンが未来を作っていく。そういうふうになっていければいいなと僕自身も思っています。
僕が書いた書籍デジタルリスキリング入門の中でも、どんどん未来の局面を変えていくという方法のために、OODA(ウーダ)ループというフレームワークを紹介させていただいているんです。
話しを戻しますと、今、日本でいうと、たとえばデジタルに完全に遅れているとか、経済的にも停滞しているとか、そういった話もよく目にします。未来でいうと、どうしても悲観的に見がちみたいなところがありますよね。
しかし、こちらの書籍シン・ニホンでは、その大変に遅れている状態ではあるんですが、そこから生まれる余地は十分にある。それを実現するために、人材・教育・リソース配分、これをどうしたらいいのかってことを、ファクトベースで伝えている本になるんです。
こちらの書籍、僕もだいぶ前に読んだので、詳細は、忘れてしまっている部分もあります。
先日のVoicyフェスの熱をもらって、僕が読んだ時から、2・3年たっていますので、今の僕が読んだら、どう感じられるのか、そういったことも言ってみたいなということで、紹介をさせていただいています。
僕も再度、読んでみたいなと思っています。興味持たれた方、ぜひ手に取って見ていただければと思います。
人を動かす
そして、最後に紹介するのが、スキルアップラジオでも何度も紹介しているんですが、デールカーネギーの人を動かすになります。
こちら、創元社から出てまして、320ページです。
こちら、僕が学生の時だったと思うんですが、父が愛用していた書籍をプレゼントしてもらって、読んだ時は、本当に稲妻でも食らったかのような衝撃を受けたんです。
その時は、人のために行動する人が成功するとは信じられなかったみたいなとこがあって、そういった意味で、すごく衝撃であった記憶があります。
ちなみに、その時いただいた書籍、今でも愛用してまして、昭和55年発行・155刷の書籍になっています。
どうしても他人に期待しがちだし、怒ったり、悪態をついたりして、人を動かそうとしてしまうんですが、結局、人を動かすためには、人が気持ちよく動いてもらえるように自分が動くのが1番。
そういった当たり前のことなんですが、なかなかできないことを丁寧にスタートしてくれる。そういった書籍になります。
章立てでいうと、以下のように非常に分かりやすくまとめられています。
- 人を動かす三原則
- 人に好かれる六原則
- 人を説得する十二原則
- 人を変える九原則
この4つのパートのうち、今ちょっと気になるところを読むみたいな、そんな繰り返しの使い方がいいんじゃないかなと思います。
僕でいうと、人を変える九原則。ここをもう1度見直してみたいなと、話しながら考えていたところです。
そして、こちらの書籍、なんと880円という、非常に低価格で販売しているんです。僕が持っている昭和55年版も、なんと880円です。ずっと価格据置きで売っているんです。もうこんなに素晴らしい本はないなと思いました。
ぜひ読んでみていただければと思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「心や考えの「たが」を外してくれる珠玉の書籍4選」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。