みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、転職するかどうか、またそのタイミングはどうやって決める?です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
ノンプロ研副業部の活動
僕が主宰をしています学習コミュニティノンプロ研というのがあるんですが、この中に副業部という部活動があるんです。
皆さん本業がある方が多いんですが、その本業の傍ら自分のスキル、経験を生かして、別のところからも収入を得る。それについて皆さん情報交換をしたり、学びあったりといったことをする部活動になっています。
ちょっと前のイベントになるんですが、年末ということで副業部のメンバーが、今年の振り返りやまとめだったりといったものをプレゼンするイベントがありました。
今回、7人の方が発表をされていました。
副業部ということなので、中には副業しまくって、あちこちで経験を積んだり、スキルを上げたりといったことに繋げていらっしゃる方もいるんです。
一方で、本業の方がなかなか融通が利かずに、思ったような副業の機会に恵まれず、モヤモヤという方も少なくなかったんです。
副業よりも転職か
そうなると、副業の話というよりは、それだったらまずは転職の話かなと、そんなふうに思われる方もいたようです。
確かに、中にはいまだに副業が禁止されていて、せっかくスキルや余力があったとしても、なかなかできない。もしくは、本業の仕事があまりにも忙しすぎて、副業はもちろん他の活動も、何にもできないといったこともあったりするんです。
そのような状態で、今の会社でなかなか成長ができなかったり、収入が上がる見込みもなかったり、それだとそのままいるのは確かにしんどいなというところもあるわけです。
一方で、今の会社でもっとやれることがあるんじゃないか。できることがあるのであれば、それにチャレンジしてからそういった転職を考えようといったアイデアもあるわけです。
実際、先日このスキルアップラジオライブ、パラキャリボイスにゲスト出演いただいた沖玲奈さん。
ファストキャリア代表で転職エージェントをされていますが、今の会社でやれることをやり切っていただきたいというようなメッセージをリスナーの皆さんに送っていただいていました。
転職のタイミングをどうやって決めるのか
じゃあ、この転職をするタイミングをどうやって決めたらいいのかという話です。
どこまで自分が我慢できるか、どこまで会社に期待できるかといった気持ちの問題なので、なかなか決めづらいというのは、皆さんあるんじゃないかなと思います。
そこで、僕が思う1つの指針についてお話ししたいなと思っています。
ポイントは2つでして、1つ目のポイントが資産、もう1つのポイントがリスクになります。
3つの資産をどれだけ蓄積できるか
まず、資産の方から見ていきたいんですが、今の会社で働き続けることによって、未来への資産をどれだけ日々蓄積できるかといった視点で見るという話です。
この資産というのは何かという話なんですが、ここで参考になるのが、ものすごい大ヒットした「LIFE SHIFT」という書籍の中で語られている3種類の資産です。
生産性資産、活力資産、変身資産この3つです。
生産性資産
生産性資産というのは、所得やキャリアに有利に働くような資産のことを言います。
例えば、スキルや知識、実績、経験がここに含まれます。
日々働く中で、自分のスキル、知識や経験といったものが、どんどん積み重なっていくのであれば、生産性資産が日々積み重なっていく状態になります。
将来昇給を狙うこともできますし、もしくは、転職した時により有利な条件で、転職できるようになるかもしれません。
活力資産
そして2つ目が活力資産になります。
これは、自分の健康状態や、あとは繋がりです。こういったものを資産として見る考え方になります。
体力面でいうと、年齢と共に衰えてしまっていく部分はあるんですが、一方で、精神面でいうと、より経験を重ねることでより充実していくみたいなことは期待できるかもしれません。
また、繋がりに関していうと、家族や大事な人たちとの繋がりはもちろんなんですが、色々な社会的なネットワークの中で、自分の大好きな人たちと繋がりを持てるようになったというのは宝物のような資産と考えることができると思います。
変身資産
そして、最後の変身資産です。
これは、 変化を成功させる意思、能力のことを言います。
今までとは違ったチャレンジをしていくことによって、自分の未来の可能性は一気に広がるわけです。
そういった姿勢や、それに対応できる能力を持っているかどうかということになります。
3つの資産が自分の満足いくだけ蓄積ができそうかどうかで判断する
つまり、今の職場にいて、これら3つの資産が自分の満足いくだけ蓄積ができそうかどうかを判断していくということになります。
もちろん、これら3つの資産に関していうと、これらが積み重なるかどうかというのは、会社や職場の環境に100パーセント依存するというものではありません。
自分が影響を与えられる影響の輪の範囲の中で、変化を加えることができるわけです。
たとえば、ちょっと仕事がマンネリしてきて、新しいチャレンジしたいなと思ったら、そういうふうに上司に相談することもできます。
ちょっと仕事が忙しすぎるなと思ったら、業務を効率的にこなせるようなスキルを身につけて、早めに上がれるようにして、ヨガをしたり、サードプレイスに参加したりといった時間を作ることもできます。
ただ、自分の影響を与えられる影響の輪の範囲がとても狭い。その改善余地が全くないといった固定的な状態なのであれば、なかなか厳しいので、別の環境に身を移した方がいいので、転職を検討するみたいなことはあるのかなと思います。
リスクを把握しておく
しかし、転職飛び込んでしまえというわけにはいかないですよね。というのも、もう1つのポイントであるリスク。これを見る必要があります。
つまり、その行動を起こすことによってどんなリスクが想定されるのか。そのリスクが大きいのかどうかをきちんと把握しておく必要があります。
できる限りそのリスクの発生率を下げたり、発生した時のリスクの大きさを小さくしたりといった活動をしておくのがベターということになります。
自分が転職した時の市場価値についてしっかりと把握しておく
この点、やはり重要だなと思うのは、自分が転職した時の市場価値についてしっかりと把握しておくことかなと思います。
もし、今もらっている給料が市場価値よりもすごく高いのであれば、年収ダウンを覚悟しての転職になります。そのために必要な資金面の準備を一応しておく、みたいなことが求められるわけです。
もしくは、可能な範囲で、スキルや資格を身につけておいて、その市場価値との差分を埋めていくといった活動もすることができるかもしれません。
このような市場価値を把握するために、僕は緩い転職と言っているんですが、いつでも転職できるように、自分のキャリアの棚卸しだったり、各種書類の準備、また、いくつかの転職サイトへの登録だったり、そこでの情報収集みたいなことをしておくというのをおすすめしています。
その緩い転職活動の中で、たまたまいい会社との出会いがあったら、そこは普通にアタックしていってもいいのかなと思います。
まとめ
ということで、転職するかどうか、そしてそのタイミングをどうやって測るかという話なんですが、2つのポイントをお伝えしました。
1つは資産です。
今の仕事を続けていくことで、自分の未来への資産、生産性資産、活力資産、変身資産この3つの資産が自分が満足するだけ積み上がっていくかどうかが、1つ考え方としてあります。
もう1つはリスクです。
転職することによるリスクを把握しておいて、なるべく小さくしておくということです。
以上、ぜひご参考いただければと思います。
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「転職するかどうか、またそのタイミングはどうやって決める?」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。