みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、ChatGPTを強引にでも使う機会をどのようにつくるのか です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
ChatGPTを使う機会はいつやってくるか
さて、リスナーのあなたはChatGPTや生成AIを使っていらっしゃるでしょうか?
YouTubeとかXとか、ニュースメディアでも大量に情報が与えられてきますよね。
「あんなこともできるようになりました。こんな使い方もあります。」
タイムラインを眺めているだけでも、新しい情報がやってこない日はないんじゃないかというぐらいです。
たくさんの情報を与えられるですが、少なくないケースで、
「ふーん、すごいね。いい情報を知った。今度機会があったらやってみよう。」
そう思ったとしても、実際に試す日はやってこない。
そういったことになってしまっているんじゃないかな、なんていう風に思います。
プログラミング経験者でもChatGPTを使ったことがないことも
さて、先月のお話なんですが、学習コミュニティノンプロ研のハンズオンイベントとして、「ノンプログラマーがChatGPTで学ぶExcel VBA」、こういったタイトルのイベントを開催したんです。
ChatGPTも初心者だし、プログラミング言語VBAも初心者です。
そういった方に向けて、これからプログラミングVBAを学ぶとして、ChatGPTをどうやってうまく使うことができるのか、一緒に触りながら体験していただく、そういったハンズオンイベントだったんです。
こちら、ノンプロ研のイベントだったんですが、今回は特別に外部の方もPeatix経由で参加できるようにしていました。
結果的に40名以上の方が参加してくださいまして、おそらくノンプロ研のメンバーが半数ほど、そうじゃない方が半数ほどだったかなと思います。
ただ、すでにそういったITスキルとかプログラミングを学ぶコミュニティに参加されているノンプロ研のメンバーにとっては、今回のイベントかなり優しすぎるんじゃないかな、そんな風にも思っていたのです。
しかし、プログラミング言語VBAをそれなりに使いこなしているメンバーだったとしても、実はプログラミングをするときにChatGPTを使ったことがないメンバーもいらっしゃって、結果的にやってよかったなという話だったんです。
なので、ノンプロ研のメンバーであればChatGPTみんな使ったことあるんじゃないか、そんな風に思い込みをしていたんですが、決してそうとは言えないなと。
そして、これがChatGPTはじめ生成AIがもっと普及していくことを考えた際の、AIならではの難しさなのかなとも感じました。
ChatGPTに関する調査
ところで、実際の利用率、ビジネスパーソンで言うとどれぐらいの方が使っているんでしょうか。
これ、いくつか調査があって、結構数字に幅があるんですが、1つ紹介したいと思います。
TesTee Lab(テスティーラボ)というところが「チャット型AI(ChatGPT)に関する調査」を実施したんです。
調査の対象は大学生と社会人で、それぞれChatGPTの認知や利用について尋ねたものです。
低い社会人の利用率
まず、ChatGPTについて「利用したことがある」と回答した人は、大学生で27.2%、社会人で15.6%ということでした。
大学生でも4人に1人よりちょっと多いぐらいなので、決して多いというわけではないんですが、ビジネスパーソンで言うと15.6%、かなり低い数値だなという印象です。
実際にChatGPTを使えるシチュエーションで言うと、情報収集、質問や疑問の解決、アイデア出し、文章作成や構成、データ整理などです。
色々とあるわけで、おそらく少なくないビジネスパーソンのみなさんで使えるシチュエーションはあるんじゃないかなと思います。
しかし、そもそも認知率6割程度ですし、知っているという方の中でも使ったことがあると答えた人がさらに4分の1ということなので、なかなか厳しい状況だなという感じです。
利用率が低い理由
さて、ここまで便利で色々なシチュエーションで使えるAI。
しかも今ChatGPTで言うと、無料でもかなり性能のいい、そして多機能なAIを使えるですが、その利用率が上がらないのはなぜなのか。
これをちょっと一緒に考えていきたいなと思うんです。
使わなくても大きな問題もない
まず1つ大きいのは、AI便利なんですが、使わなければ使わないで大きな問題もないしいいかとなってしまうというのがあるのかなと思います。
使い込まなければ理解ができない
あともう1つ、結構実際に使ってみて、使い込まないといまいちピンとこないというのもあるのかなと思うんです。
AIとのコミュニケーション
この2点目、ちょっと詳しく解説しますと、結局のところ、AIをうまく使えるかというのは、AIとのコミュニケーションをどれだけうまくできるかによるです。
こういう風にお願いしたらこういったものが返ってきそうだ、こういうこともお願いできそうだ、そういったことを、頭で理解しているだけではなくて、感覚的にわかる、そこまで経験を積む必要があるんじゃないかなと思うんです。
外国語を学ぶことと似ている
これは、英語などの外国語を学ぶのと結構似ているなと思います。
たとえば、こういう時にはこのフレーズを使うみたいなのを暗記で覚えて使うだけだと、使い道がめちゃめちゃ制限されてしまうんです。
しかも、いつもの基本動作に組み込まれていませんので、使わずにうっかり過ぎてしまう。
そういったことも少なくないと言えます。
強引にでも使う機会が必要
そうではなくて、強引にでも使う機会を用意して、何回も会話をする機会を設けるわけです。
そして、何度も失敗や成功の体験を繰り返すことで、身体の基本動作の中に住み込ませていく。
それによって、「今だったらこういう風に使えそうだ。」
そういったひらめきがピンと来るようになって、それで実際にAIを活用するチャンスが増えていく。
そういったことなのかなと思います。
どのようにChatGPTを使う機会を増やしていくか
では、どのようにChatGPTを使う機会を増やしていくかということですよね。
いつもの仕事の中で、積極的に、意図的に使う機会を増やしていくというのはとても大事な話です。
しかし、ここに関してはこれまでお話してきた通り、これまでのやり方や基本動作がありますので、忙しかったりとか意識が十分に向いていないとなかなか使えずに過ぎていってしまうということもあるのかなと思います。
ですから、プラスアルファでもう1つ何か打ち手が欲しいところです。
新しい技術をChatGPTで身につける
そこでおすすめしたいのは、これから新しい技術を身につけようとか、新しいことを始めよう、そういったチャレンジにChatGPTを使うということを組み込んでしまうというものです。
今、僕は「ChatGPTで身につくExcel VBA」、こういった書籍を執筆しているんです。
この書籍は、ChatGPTも初心者、VBAも初心者、そういった方のために書かれている書籍なんですが、ChatGPTの力を借りることによって、より効果的に、効率よくエクセルVBAをマスターすることができる、そういったことを目指すものです。
書籍の中では、かなり意図的にChatGPTをたくさん使うような仕掛けにしています。
今回、書籍に書いてある通りに進めることで、きちんと学習が進められるのか、それを検証するために4人のモニターさんに手伝ってもらったんです。
そして、みなさんから
「結構な量をChatGPTとやり取りするので、かなりChatGPTの経験を積むことができた。そして使いこなせるようになった!」
このようにコメントいただいたんです。
新しいチャレンジにChatGPTを組み込む
このような新たな習慣、チャレンジであれば、ChatGPTを最初から組み込んでしまえば、それがスタンダードになりますので、それでChatGPTを使う機会を増やしていく、慣れていくというのは1つ手としてあるんじゃないかなと思います。
今回お話したように、プログラミングでもいいと思いますし、英語学習でもいいかなと思います。
ぜひみなさんがこれからチャレンジしたいこと、それに組み合わせてみていただければと思います。
まとめ
ということで、今日は「ChatGPTを強引にでも使う機会をどのようにつくるのか」について紹介をさせていただきました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。 では、また。