
みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
糸島市100人カイギVol.04が開催されました!

今回も魅力的な登壇者のみなさんのお話をきっかけに、とても盛り上がりました。
レポートをお送りします!
ということで、今回は「糸島市100人カイギVol.04: 長い年月で捉えればみんな一緒に」です。
では、行ってみましょう!
多様な5名が語る、それぞれの「糸島」
先日、糸島市100人カイギVol.4が開催されました。
このイベントは、糸島市で活躍するさまざまな分野の人々が一堂に会し、交流を深め、ゆるいコミュニティをつくることを目的としたものです。
今回も、個性豊かな5名の方々が登壇されました。それぞれの活動や思い、そして糸島への熱い気持ちが伝わってくる、素晴らしい時間でした。
登壇者のみなさんの想い
今回登壇されたみなさんの想い、振り返っていきましょう。
川本竜也さん(一般社団法人チキウヲトトノエル協会 代表理事)
一般社団法人チキウヲトトノエル協会 代表理事の川本竜也さん(たっちゃん)は、昨年4月に糸島に移住してきたばかり。湯河原、長野、南伊豆、東京と様々な場所を巡り、糸島にたどり着いたそうです。
東京で手掛けられていた冷凍ピザの通販事業、現在も「おむすび講座」など、「食」に関するお仕事もされているたっちゃんですが、ちょっと面白い特徴があります。
それは「野菜の声を聴く料理」である、ということ。
以前出会ったシェフから「野菜の声」を聴く料理を学んだたっちゃん、「本来、野菜がなりたい姿がある。そうなるのを人が手助けしてあげるだけ。そうすると命が喜ぶ料理になる」と語ってくださいました。
なんだか不思議な話ですが、人間と一緒だと言います。
「やりたくないことをやるのが仕事」と思っている方は少なくありません。
でも、そうしてこなした「仕事」は「命が喜ぶ」ものなのでしょうか…?
チキウヲトトノエル協会では、経営者のみなさん向けに、自分をありのままにととのえるお手伝いをされているそう。
みんなが、自分の声を聴いて上あげて、なりたい姿で仕事できるといいですね。
安丸仁史さん(「いとしまの防人」)
たっちゃんは、穏やかに包み込むような語りだったのですが、対して、安丸仁史さんは、ユーモアをたっぷり交えながら、たくさんの笑いを起こしてくれました。
糸島出身で、若い頃は暴走族との喧嘩に敗れ、自衛官を目指したという安丸さん。
見事、陸上自衛隊に入隊するも、29歳で退職し、糸島にUターン。
自衛隊のみなさんは、命がけで働いている。では、今の日本は命をかけるほどのものなのか?
グサっとくる問いですよね。
そこで、安丸さんは「自衛隊の外からしかできないことがある」と気づき、現在は「糸島を良くすることが国防」と、地元企業に従事しながら、地域活動に取り組んでいます。
印象的だったのは、安丸さんの曽祖父の話。100年前に糸島に移住してきて、前原で家業を営んでいるそう。
移住者と地元の人と分けて考えるけど、長い目で見たらみんな移住者ともいえるわけですね。なるほど。
そして、最後の締めくくりとして「100年後の子どもがいいよねと思える糸島にしたい」と熱く語ってくれました。ほんとマジそうです。
村林勇紀さん(アウトドアブランドGRANDOOR 代表)
続く3番目の登壇は、アウトドアブランド「GRANDOOR」代表の村林勇紀さん。
以前のお仕事は、中国で起業し、日本企業の中国視察サポートや、中国企業と日本企業のマッチング、中国で起業する人のためのシェアハウス運営など、幅広く活躍されていました。
順調とのことでしたが、コロナ禍が一気にその状況を変えてしまいます。
人の往来がなくなり、仕事がすべて成り立たなくなってしまいました。売上もゼロに。
そんな状況下、やりたいこと、できること、それを突き詰めたところ、出した答えが「キャンプ用品のブランド立ち上げ」でした。
ものづくりが得意とおっしゃってましたが、企業とのコラボなども手掛けつつ、昨年10月に前原にお店をオープンしました。ゼロからの復活、すごいです…!
今後やりたいことは、地元糸島の企業とのコラボ、ものづくりのサポート、そして「モルック大会を開催」です。
糸島市100人カイギのSlackでも、モルックに興味がある方がいらして、糸島のモルック好きが広がっていくようすもうかがえました。ぜひ、モルック大会しましょう!
山上理貴さん(株式会社理貴の趣味部屋CEO/九州大学4年生)
株式会社理貴の趣味部屋CEOで、九州大学4年生の山上理貴さんは、小中高とサッカーに打ち込んだスポーツ少年。愛称は「リッキー」。出身は埼玉県で、地元が僕とすごく近いので親近感すごいです。
大学生活では、サークル活動、イベント開催、地元との活動、スタートアップでのインターンなど、様々な経験をしてきた山上さん。
現在4年生で、もうすぐ卒業。就職はせずに、自ら立ち上げたマーケティングや業務改善、イベント企画などのビジネスをされるとのことです。
営業電話の当たって砕けろ的なエピソードもありましたw。このアクティブさ、本当に大人のみなさんに見習ってもらいたいです。
社会に出るこのタイミングでいくつかのモヤモヤもあるそう。
印象的だったのは、「『今の若者は』という大人が多い」と反骨心を持ってしまったという話。
りっきーのような学生は特に、「大人からこれやって」と言われるけど、その大人から「何かしてもらったのか」と、率直な疑問を投げかけてました。
大人のみなさん、若者のやりがい搾取をするテイカーになってはいけませんよ。
小津智一さん(株式会社OZ Company 代表取締役)
ラストの登壇は、株式会社OZ Company 代表取締役の小津智一さん。
山口県出身で地元の石油コンビナートに入社し、転勤で福岡へ。というのが、糸島との出会い。
小津さん、実は若い頃は夢がなく、安定を求めて生きてきたと話されていましたが、糸島でサーフィンをしたことがきっかけで、ある夢を持つようになります。
それは「糸島の海のそばに住みたい」という夢です。すぐに家からサーフィンに行ける、そんな生活…ステキです。
結婚、そして子どもの誕生。小津さんのご両親は、若い時に離婚されたという原体験もあり、ご自身は男性ながら積極的に子育てに関わろうとされていました。
そこで、感じたのは、「親が笑顔ではないと、子どもも笑顔になれない」という事実。
そこで、会社に保育園があればいいのに…その想いと、糸島で芽生えた夢、そして転勤への違和感などが相まって、小津さんは保育領域での起業を決心されます。
最初は何も伝手がなく、全く稼ぐことができませんでしたが、なんとか手にした仕事はなんと有名な野外フェス「糸島サンセットライブ」でのイベント託児保育。
最初の売上はでの6.7万円だったそうです。鳥肌立ちました…。
そこからイベント保育、オズランド保育園、企業内保育園と、着実に事業を広げている小津さん。笑顔をたくさん生み出してくださっています。
糸島市100人カイギ、次なるステージへ
今回の「糸島市100人カイギVol.4」は、登壇者が早めに揃い、これまでの反省を活かした運営となりました。
そして、これまでのつながりが、少しずつ果実を実らせはじめている予感もあります。
というのも、これまで「みんなの」で開催されてきた糸島市100人カイギですが、次回は自然いっぱいのニ丈波呂地域にあるステキなお寺「龍国寺」での開催です!

この開催も、第2回で登壇してくださった石垣さんがつないでくれたもの。ご自身も今回からキュレーターとして参戦してくださっています。
夜のお寺…行ったことありますか?めちゃくちゃステキな雰囲気なので、ここでの開催、とてもワクワクしています!
まとめ:長い年月で捉えれば、みんな一緒に
以上、「糸島市100人カイギVol.04: 長い年月で捉えればみんな一緒に」についてお伝えしました。
今回の100人カイギを通して、ひとつ印象に残ったこと。
僕らはどうしても、地元の人と移住者とで分けて考えがち…
しかし、安丸さんの曽祖父は100年前の移住者、最初の登壇のたっちゃんは移住して1年未満など、みんなそれぞれ糸島に来たタイミングは違うものの、長い目でみたらみんな移住者だし、見てるものは「糸島が好き、糸島をよくしたい」という想いで共通でした。
長い年月で捉え、遠くをみんなで見る。
このゆるやかなコミュニティを、みんながそうできる場にしていきたいと感じました。
次回も、ステキなつながりをつくりましょう。引き続き、よろしくお願いいたします!
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!