話題のAIリサーチ機能『deep research』対決に大本命ChatGPTが参戦!

話題のAIリサーチ機能『deep research』対決に大本命ChatGPTが参戦!

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

ChatGPT Plusプランにいよいよ降りてきた「deep reseach」…その実力は?

AIリサーチによる詳細なレポート作成を試してみました。

ということで、今回は「話題のAIリサーチ機能『deep research』対決に大本命ChatGPTが参戦!」です。

では、行ってみましょう!

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ついにChatGPT Plusにdeep researchが搭載!

いよいよ、ChatGPT Plusプランでdeep reseach機能が使えるようになりました

これは、AIがインターネット上の情報を深く掘り下げてリサーチし、詳細なレポートを作成してくれるという機能。

これまで月額200ドルのProプランのみで使用可能でしたが、このたびPlusプランほか有料プランで、月10回までという制限があるものの、使えるようになりました。

そこで今回は、このdeep researchの実力を検証すべく、他のAIリサーチサービスとの比較対決に、大本命のChatGPTを参戦させてみました!

(Gemini 1.5、Grok 3、Perplexityの3つでの検証は以前の記事をご覧ください。)

題材は、僕が運営している「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会(ノンプロ研)」です。果たして、ChatGPTはどのようなレポートを生成してくれるのでしょうか?

ChatGPTのdeep researchでノンプロ研の会員数増加施策を調査

deep researchの検証にあたり、ChatGPTに「ノンプロ研の会員数を増やすための施策」についてレポートを作成するよう依頼しました。

具体的なプロンプトはこちらです。

「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会がより会員数を伸ばすための施策をレポートしてください。」

1回目の挑戦:一般的な施策の羅列に終わる

1回目、プロンプトを入力すると、以下尋ねられました。

どのような施策に重点を置きたいですか?例えば、SNSマーケティング、ウェビナー開催、コラボレーション、広告戦略などの特定の分野に焦点を当てますか?また、会員ターゲット層(初心者、ビジネスパーソン、クリエイターなど)についても教えてください。

以下のように回答するとリサーチがスタート。

月額制コミュニティ」という特性を考慮したうえで、効果的な施策をすべて挙げてください。ターゲットは、非IT職のビジネスパーソンです。

右側のパネルの「アクティビティ」に参照しているページや、何を考えているかが表示されて、けっこう面白いです。

10分後、ChatGPTは非常に詳細なレポートを生成。結果はこちらです。

  • 出力時間: 10分
  • ソース数: 20件
  • 文字数: 12,889文字

すごく詳細なのですが、一点大きな問題がありました。その内容は、ノンプロ研の現状や強み、課題などを踏まえたものではなく、一般的なオンラインサロンの施策を網羅的に列挙しただけのものだったという点。

具体的には、以下のような施策が提案されました。

  • マーケティング施策:
    • SNSマーケティング(LINE、YouTube、TikTok、X、Instagramなど)
    • インフルエンサーマーケティング
  • コミュニティの魅力向上:
    • 特典、コンテンツ、イベント、講師の充実
  • 料金体系・プランの最適化:
    • 多様なプランの提供
  • リファラル(紹介)や口コミ促進策:
    • 紹介インセンティブの付与
  • コラボレーション・パートナーシップ戦略:
    • 他企業や団体との連携
  • その他、月額制サービスならではの施策:
    • 継続利用特典の提供

1万文字以上のレポートの中から、ノンプロ研で使えそうなネタを抽出し、使えるようにカスタマイズしなければいけません…ちょっとつらい。

2回目の挑戦:Perplexityのレポートを参考に…?

ということで、2回目の挑戦。

ノンプロ研の情報を事前に渡さねば…と思い立ち、以前Perplexityで出力したリサーチ結果を読み込ませてからリサーチをしてもらおうと思いました。

というのもPerplexityのレポートには良い感じのノンプロ研の情報が含まれていたからです。

それで、PerplexityのレポートをChatGPTに読み込ませ、それをベースに、さらに上回るレポートの作成を依頼。

しかし、結果はPerplexityのレポートのパクリっぽい感じになってしまい、ダメでした。けっこう引きずられるのですね。

3回目の挑戦:事前準備と質問への対応がカギ

そこで、3回目。まず、deep researchの前に、Web検索でノンプロ研に関する詳細なレポートを作成し、ChatGPTに出力してもらいました。

その後、deep researchを実行し、「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会がより会員数を伸ばすための施策をレポートしてください」と指示しました。

すると

会員数を増やすための施策を検討する際に、以下の点を明確にしたいです。

と、現在の会員数と成長目標(どの程度の増加を目指しているか)、主要ターゲット層(例:特定の職種、年代、スキルレベルなど)などなど、5つくらい質問が。

「正直めんどい…」と思いつつ、入力していたところ、誤って途中でEnterキーを押してしまいました。

中途半端にdeep researchがはじまってしまったので、慌てて停止。

運良くクレジットは減っていませんでしたが…焦る。

再度、落ち着いて別チャットを開き、上記手順でやり直し。

結果がこちらです。

  • 出力時間: 10分
  • ソース数: 33件
  • 文字数: 13,059文字

すると、今度は非常に質の高いレポートが出力されました!

3回目の挑戦で得られたレポートは、大項目で6つの構成で、具体的かつ実践的な提案が満載でした。

たくさんあるのですが、一部出力された提案を紹介します。

ターゲット層の拡大:新規市場・参加者の発掘

属性ごとの課題に合わせた情報発信やイベントの企画が提案されました。

  • 文系出身の若手ビジネスパーソン向けプログラミング入門
  • 30-40代ミドル層のデジタルスキル再武装
  • 在宅ママ・復職希望者のITリスキリング

また、将来のDX人材育成として企業スポンサーの奨学金枠を作るなど、若年層が参加しやすい枠組みの検討も提案されました。

コミュニティ強化:エンゲージメント向上と紹介制度

「定期的な運営スタッフや上級メンバーによる初心者向けQAセッションの開催」など、なるほどです。

「紹介特典の案内を目立つ場所に配置」…たしかに、今は埋もれちゃってますね…。

技術的な施策:Webサイト・プラットフォームの改善提案

「初見のユーザーにとって必要情報にたどり着きやすい導線設計」「トップページに各情報への簡潔なナビゲーションを配置し、「ノンプロ研とは」「活動内容」「料金プラン」「入会方法」を一目で把握できるデザインに改善」など。ぐぬぬという提案です。

総評:ChatGPTのdeep researchは使い方次第で強力な武器になる

今回の検証を通じて、ChatGPTのdeep researchは、使い方次第で非常に強力な武器になることがわかりました。

他のAIリサーチサービスと比較しても、圧倒的な情報量と質の高いレポートを生成できる印象です。

ただし、deep researchの能力を最大限に引き出すためには、事前準備や質問への適切な対応が不可欠です。事前に必要な情報をWeb検索などで、いったん出力しておくのはとても有効な気がしました。

Plusプランでは全10回ですが、とても強力なので、ばっちり使い切りましょう。

まとめ

以上、「話題のAIリサーチ機能『deep research』対決に大本命ChatGPTが参戦!」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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