みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
先日、「【Google Apps Script完全入門】LT必須輪読会Vol.1」というイベントを開催しました。
このイベントはコミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の分科会という立ち位置ではあるのですが、IT勉強会支援プラットフォームconnpassを使ってオープンでも申し込みができるようなイベントにしてみました。
イベントとしては無事に開催を終えて、収穫もあったのですが、洗礼を浴びたというか…手痛い学びがあったというか…
ドタキャンが超絶激しかったんですね。
実際どんなもんだったのか、次にどういう対策を打ってみたのか、書いていきたいと思います。
では、connpassイベントのドタキャン問題による悲劇とその対策です。
行ってみましょう!
【Google Apps Script完全入門】LT必須輪読会とは
今回のお話の対象となるイベントは、9/9に開催された「【Google Apps Script完全入門】LT必須輪読会」です。
このイベントは、拙著GAS本をみんなで読み進めながらGoogle Apps Scriptを学ぶ勉強会です。
コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」(通称ノンプロ研)の分科会的なポジションでの開催ではありますが、コミュニティの宣伝や体験も兼ねて、connpassでのオープンイベントとして開催をしました。
教えることは二度学ぶこと
毎回、特定の章を対象に開催前に事前学習と準備をしておいていただいて、当日はその学習成果を全員が5分間のLTとして発表するというスタイルです。
今回は、Vol.1つまり初回でしたので、1,2章を、Vol.2は3,4章を、Vol.3は5章を…というふうに、章単位で進めていくので、毎回参加いただければGAS本の全体を発表できるくらい習得できるということになりますよね!
まさに、「アウトプットファースト」「教えることは二度学ぶこと」なイベントなのです。
著者がイベントに参加する
それで、このイベントの最大のウリは、著者である私自身が参加するという点です。
GASはアップデートが速いので、書籍執筆時点と現在に差分が生まれてしまうという書籍的には悲しい現実があるのですが、どんな差分があるのかとか、書籍に入れ込みきれなかったことなどを、私のほうからも発表させていただきます。
しかも、たった500円(ノンプロ研のメンバーは無料)で参加できてしまうという…!
自分で言うのもなんですが、とても恵まれた場かなと思います。
イベントページ公開後に申し込みが殺到!
イベント自体は9/9開催で、イベントページの公開と申し込み開始はその3週間前くらいの8/21でした。
公開後のイベントページのPVと、申し込みの様子はconnpassの機能で確認できますので、見てみましょう。
こちらです。
ページ公開は17:38。夕方だったのですが、PV・UU・申し込みともにギューンと伸びてますよね。
ものの3時間くらいで、10枠の参加枠が全て埋まってしまいました。
その後も補欠狙い(キャンセルが発生したら先着順の繰り上がりで参加枠に昇格します)で、たくさん申し込みをいただきまして、最終的には19件の申し込みがありました。
ノンプロ研のメンバーも参加枠に入りれなかったということで、急遽調整をして9/22にも同内容のイベントを追加開催をすることにしました。
追加開催に関しては、Twitterなどでの告知は控えて、先にノンプロ研の希望者が入れるように工夫したくらいです。
しかし、これは嬉しい…!
GASの勉強会もそんなに多くないですし、やっぱり著者がいるとなると、参加してみたくなりますよね。
著者冥利につきますよ。ていうか、著者ってチョロいんですよ。
どうチョロいかは、染谷さんのこちらの記事を見ていただければ、わかります。私もそうです。
イベント直前に大量のドタキャンが発生
さて、イベント近くになると、「急遽予定が…」とか、「ちょっと体調がすぐれないので…」といった理由で、何件かキャンセルが発生しました。
まあ、それはイベント運営ではよくあること。
補欠の方からすると繰り上がりで参加できるので、「待ってたかいがありましたね!」とほっこりした気持ちになりました。
それで、以下で赤枠で囲ったように、数日前から徐々にイベントページのPVが上がっていきますね。
私のほうで前日に事前のお知らせメールを参加の皆さんに送ったり、参加者の皆さんが場所や時間の確認でご覧に来ているというのもあるのだと思うのですが、別の理由でのアクセスもあったようです。
というのも、前日あたりから、あれよあれよとキャンセルが相次ぎます。
補欠で繰り上がった方も、繰り上がった端から次々とキャンセルをされました。
いざ当日のイベント時間を迎えたときには、こちらのようになりました。
ここまでで12名がキャンセルしたことになります…。
いや、7名だったら、まだカタチになるかな…と思っていたのですが、実際に会場に来たのは私を含めて4名でした。
私、あまり感情が動かないタイプなのですが、さすがにこの日はかなりヘコみました。
著者としての自分、全然人気ないんだな。
connpassイベントのあるあるなドタキャン問題
この状態で、この輪読会イベントを重ねていく…というのはかなり微妙です。
私がヘコむというのもありますが、それよりも真剣に学びたい人の機会が阻害されるほうが、やるせない気持ちでいっぱいになります。
ということで、ボキボキに折れた心を奮い立たせて、このドタキャン問題に立ち向かわなければいけません。
「connpass ドタキャン」
で調べたら、すぐにヒットしたこの記事。
connpassを運営している株式会社ビープラウドの社長さんではないですか。
人が集まりやすい仕組みになってるからこそ、勢いでくるというか。ドタキャン率も高い印象です。
なるほど、connpassではドタキャン問題はあるあるなのですね。
connpassでドタキャンが多い理由
上記の記事によると、ドタキャンが発生しやすい理由はいくつかあるようです。
まず、気軽に参加、キャンセルがしやすいこと。「都合が合えば行こう」くらいの軽いノリで参加登録をして、結果行かないという人が一定数いるのだということ。
もしくは、参加申し込みをしておきながら、予定を入れ忘れて、結局イベント自体を忘れる方もいるそう。
また、connpassには事前決済がpaypalしかなく、それだと集客が厳しいので、結果的に事後の会場払い決済を多くのイベント主催者が選択すること(クレジットカード決済…導入して!)。
事後払いなら懐も傷まない、と…。
ちなみにですが、決済に関しては、イベントンを使えばクレジットカード等による事前決済ができますが、connpassの「グループ」に参加者が増えていく仕組みはかなり魅力なので、どちらをとるか…という悩みがあります。
ドタキャンを防ぐべくとった対策
これらを踏まえて、いくつかの対策を打って、Vol.2のイベントを立てました。
実際のイベントページはこちら。
どんな対策をとったかわかりますか?
イベントの申し込み開始を直前にする
まず、イベントの申し込み開始は1週間前にすること。
connpassのイベントは、イベントページを公開はしながらも、申し込み開始日を別途設定できます。
申し込みからイベント開催日までのスパンを短くすることで、予定忘れや他の予定の割り込みの余地を減らす作戦です。
参加枠を分ける
次に参加枠を分けること。このように分けました。
- 一般参加枠 1000円(会場払い)先着順 2人
- 絶対に行くぞ!枠 500円(会場払い)先着順 4人
- ノンプロ研メンバー限定枠 無料 先着順 3人
「絶対に行くぞ!枠」については、以下のように注意書きを入れています。
体調不良などの予期せぬ理由なくキャンセルした場合、次回の申込みが不利になる可能性があります。 キャンセルする時は、その理由をコメントに残しておいてくださいね。
私はやると言ったら、本当にやります。なにせ「#スーパードライ」な性格なので。
それでいうと、キャンセルしそうな方は、一般参加枠に申し込みをすることになるのですが、そっちは1000円です。
「高くても行きたい、でも本当に調整できるかわからない。」そんな方が来てくださるといいなと思います。
そして、ノンプロ研のメンバーが参加できないという件が発生していたので、それを避けるべくノンプロ研専用枠を用意しました。
いつも、お世話になっている皆さんは当然VIPになるわけです。
どうなるんでしょうか…楽しみですね!
まとめ
イベント運営…ほんと大変なんだなと思い知らされました。
いつもは、ノンプロ研内のクローズドのイベントが多いので、このような悩みがないイベント運営ができていました。
ノンプロ研の皆さんには感謝しなければいけませんね。
あと、この記事を読んだ皆さんにはわかっていただきたい。
ドタキャンは、本当に参加したい人の邪魔をしている行為になっちゃうんですよ。
さて、次回9/22の開催はノー対策なので、どうなるかちょっと不安があるのですが、10月のほうはいくつかの対策によりどんな結果になるか、少し楽しみです。
また、面白い結果が出たら報告したいと思います。
どうぞお楽しみに!