
みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
ITスキルって、なんだか難しそう…そう感じているあなたへ。
この記事では、ITが苦手だと感じている方でも、自信を持ってスキルアップできる具体的な方法とロードマップをご紹介します。大丈夫、あなたもきっとできますよ!
ということで、今回は「IT苦手でも自信をもってスキルアップ!初心者向けロードマップ」です。
では、行ってみましょう!
「IT苦手」の呪いを解き放とう! あなたもきっと大丈夫
「ITが苦手だから、自分には到底無理…」そんな風に、ご自身にレッテルを貼ってしまっていませんか?
もしかしたら、新しいスキルを身につけようと思ったときに、「自分にできるかな…」「何から始めたらいいんだろう…」と、最初の一歩が踏み出せなかったり、途中で自信をなくしてしまったりした経験があるかもしれませんね。
そして、「やっぱり自分には無理だ」と諦めてしまった方もいらっしゃるかもしれません。
「ITが苦手」「自分には無理」の原因はその「目線」にあり
まず、最初に知っておいてほしいのは、誰もが最初は初心者で、自信がない状態からスタートするということです。これは、ごく自然なことなんですよ。
ただ、そのときに、ご自身の目線がどこを向いているか、一度確認してみてほしいのです。もしかして、ほんの少ししか時間をかけていないのに、ものすごく高い目標ばかりを見てしまっていませんか?
特に、今の時代はSNSなどで、現時点ですごいスキルを持っている人たちの姿が簡単に見えてしまいますよね。その人たちも、実はものすごい時間をかけて、努力を積み重ねてその場所に到達したはずなのに、今の自分とその人たちを比べてしまうと、「自分はなんてダメなんだろう…」と落ち込んでしまうことがあります。
そうすると、モチベーションが下がってしまって、頑張れなくなってしまう。これが、「ITが苦手」「自分には無理」と感じてしまう大きな原因の一つなんです。決して、あなたの能力が低いわけではなく、そういうものの見方をしがちなだけ、ということが多いんですよ。
目線を変えれば道は開ける! 小さな成功体験を積み重ねる秘訣
では、どうすればこの「IT苦手」の呪いから解放されるのでしょうか? 答えは、その見方を変えることです。
まずは、たくさんの時間をかけることを前提にしましょう。そして、その上で、日々の取り組みの中で達成できた「小さな達成」を、ちゃんと見つけてあげるんです。
これまで短期間で高い目標ばかり見ていた目線を、長期間でコツコツと進む道のりに向け、遠くの大きな目標ではなく、目の前にある小さな達成に目を向ける。これが非常に重要です。
時間をかけて、一つ一つの小さな達成を丁寧に積み重ねていく。この意識を持つだけで、ITスキル習得への道は、ぐっと楽で楽しいものに変わっていくはずです。
【実例】ノンプロ研式!IT初心者でも着実に成長できるロードマップ
ここからは、僕が運営している「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会(通称:ノンプロ研)」で、実際に多くの初心者の方が歩んでいるスタンダードなロードマップを例に、具体的なお話をしていきますね。

ステップ1:コミュニティ参加と基本操作の習得(約1ヶ月)
ノンプロ研に入会される方の多くは、「IT初心者です」という方ばかり。ZoomはSlackなどのツールも触ったことがない方も多いです。
最初のステップとしておすすめしているのは、「はじめてのコミュニティ活用講座」という講座の受講。
これは、コミュニティでどのように学び進めていくか、Slackなどのツールの使い方、といった基本的な歩き方を学ぶための講座です。
全3回、期間にしてだいたい1ヶ月ほどです。ここで、安心して学べる環境に慣れていくんですね。
ステップ2:表計算ソフトの関数をマスター(約1ヶ月)
次に進むのが、表計算ソフトのスキルアップです。
Microsoft Excelをお使いの方なら「Excel関数講座」、Googleスプレッドシートをお使いの方なら「スプレッドシート関数講座」といった具合です。
こちらも全3〜4回、約1ヶ月のコースですので、ここまでで累計約2ヶ月となります。
この段階を終える頃には、中級程度の関数は使いこなせるようになり、データの集計や分析などがかなりスムーズにできるようになっているはずです。
日々の業務で「お、便利になったな!」と感じる最初のポイントかもしれませんね。
ステップ3:プログラミングの第一歩(約3ヶ月)
そして、いよいよプログラミングの世界へ足を踏み入れます。Microsoftユーザーなら「初心者VBA講座」、Googleユーザーなら「初心者GAS(Google Apps Script)講座」です。
これは、それぞれ全7〜8回、約3ヶ月間の講座ですので、ここまででだいたい半年が経過することになります。
この講座を終える頃には、実務で実際に使えるプログラミングによるツールを、1つか2つはご自身で作れるようになっているでしょう。
例えば、Excelファイルのデータから別のExcelファイルを自動で生成したり、スプレッドシートの管理表をもとにGmailで自動的にリマインダーを送ったり、といったことができるようになります。これ、すごいことですよね!
ステップ4:ホストチャレンジしながら実践経験を積む(約3ヶ月)
ここから先はいくつかのルートがあるのですが、ひとつのおすすめは講座の「ホスト」にチャレンジしてみることです。これは、講座の運営側に回って、Zoomの操作や、他の受講生のサポートをする役割です。
ご自身が受けたVBAやGASの初心者向け講座に、今度はサポートする立場で参加する。期間としては3ヶ月ほどです。
このホスト経験を通じて、学んだ知識を復習することができます。
また、並行して実務でどんどんツールを作っていき、実践での経験値をどんどん上げていきましょう。
同時に、ノンプロ研内の部活動に参加したり、Slackで他のメンバーと質問し合ったり、情報交換をしたりするのも、学びを深める上でとても有効ですよ。
また、このタイミングで「生成AI講座」も受講しておくと、さらに学習がブーストされると思います。
プログラミングのコードを作ってもらったり、作ったコードの保守を手伝ってもらったり、あるいはもっと学びを深めるためのヒントをもらったりと、生成AIは強力な学習パートナーになってくれます。
ステップ5:中級プログラミング講座でさらなる高みへ(約6ヶ月)
基礎を固め、実践経験も積んだら、次は中級のプログラミング講座に進みます。
VBAなら隔週8回、GASなら隔週6回程度の講座で、期間としては半年くらいが目安です。
ここまでくると、ノンプロ研に入会してから累計で1年数ヶ月~1年半ほど経過していることになります。
この中級講座まで修了すると、人から教えてもらわないと難しい、といったレベルのものは概ねクリアできているはずです。
あとは、生成AIなどを活用しながら、ご自身でどんどん実力を上げていくことができるようになっているでしょう。そう、概ね「自分でできる」状態になっているはずです。
1年後、2年後には想像以上の自分に!成長を実感できる未来
さあ、ここまでの道のりをご紹介しましたが、その後のキャリアも広がっていきます。
例えば、かつて自分が受講した初心者講座のTA(ティーチングアシスタント)や講師にチャレンジする道もあります。
さらに実力がつけば、中級講座のTAや講師といった役割も担えるようになるでしょう。
実際にノンプロ研では、2年くらい経つと、人に教える立場にまで成長される方がたくさんいらっしゃいます。
あるいは、Pythonのような別のプログラミング言語にチャレンジしてみたり、技術ライティングを学んで書籍の執筆にチャレンジしたりする方もいます。
最初に「はじめまして」とノンプロ研の門を叩いた時のことを振り返ると、自分でもびっくりするくらい多くのことができるようになっていることに気づくはずです。
僕は、そうやって成長していく方々を間近でたくさん見てきました。だからこそ、自信を持って言えるのです。「誰でもできる」と。
まとめ:ITスキルは誰でも身につけられる!今日から一歩踏み出そう
この記事を読んでくださっているあなたも、「自分には無理」「ITは苦手だ」ともし思っていたとしても、それは決してそんなことはありません。ただ、視点が少し違っていただけなのかもしれません。
大切なのは、高い目標を短期的に追いかけるのではなく、日々の小さな達成を、1年、2年とコツコツと積み重ねていくことです。
それを続けていけば、必ず、今とはまったく別の世界に立っているご自身を体験できるはずですよ。
あなたの新しい一歩を、心から応援しています!
以上、「IT苦手でも自信をもってスキルアップ!初心者向けロードマップ」についてお伝えしました。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!