みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
いよいよ「糸島100人カイギ」がスタートしました!
いや~本当に熱かった…!
本日は、記念すべき第1回目の「糸島市100人カイギ Vol.1」の開催レポートをお送りします。
熱量のある前のめりの人々ばかりが集まるとどうなるか…では、行ってみましょう!
糸島市100人カイギがいよいよ始動!
「糸島市100人カイギ」は、先日11/27に無事に第1回が終了しました!
100人カイギというのは、全国各地で行われているプロジェクトで、クロスジャンルで人のつながりを生み、ゆるいコミュニティづくりを目指すものです。
「100人登壇したら解散!」のルールがあり、1回のイベントで5名のゲストを呼び、全20回のイベントを開催します。
「糸島にはなんかすごい人がいっぱいいそうだ…」そんな香りがプンプンしておりまして、そんな人たちがつながる機会をつくったらどうなるか…その第1回目のようすをレポートしたいと思います。
登壇者のみなさんの想い
今回登壇された5人のみなさんの想い。ほんの一部だけでも、その熱さと学びをお伝えできればと思います。
お米大好き HAPPYまっちさん
トップバッターはHAPPYまっちさん。素敵なお着物とともに、糸島富士と呼ばれる可也山と稲穂の実った田園風景の画像をバックに「楽しそうな人だと思っていただければ」との第一声。
「最後の晩餐には納豆ご飯を食べたい」とおっしゃるくらい、お米大好きなHAPPYまっちさん。食のイベントやキッチンカーでの米粉の唐揚げ屋さんなどをされています。
そんな活動を通して目指すのは「ヒーロー1億人創出計画」を目指されてます。これは、みんなが「好き」や「得意」を見つけて、魂を輝かせることで、日本全体をステキな国にしていこうというもの。
アプローチは全然違うものの、僕が目指している「日本の働くの価値を上げる」と同じじゃん!と勝手に共感しました。
スライドを使わずに自分の想いをストレートに伝える…このスタイルは以降登壇する須内さんや石長さんにも影響を与えるほどで、形式にこだわらず「想いを伝える」という登壇の幅を最初っから一気に拡げてくださったものと思います。感謝!
QUSIS共同代表 須内洸至さん
次の登壇したのは、九州大学3年生でQUSIS(九大起業部)共同代表の須内洸至さん。QUSISからはじまったスタートアップ株式会社よびもりのメンバーでもいらっしゃいます。
なぜ「起業」を目指そうと思われたのか。
須内さんは親御さんの故郷である対馬を「将来はここで悠々自適に暮らしたい」と思われるほど愛しているわけですが、離島の現実は確実に進む高齢化と人口減少。
このままでは帰る場所がなくなってしまうわけですが、そこにビジネスがあれば、シゴトがあれば、帰ることができる。自ら起業をすることで、それを実現しようというものでした。なるほどですね…!
率いているQUSISで目指すのは、コミュニティの力で熱を持った人材を増やすというミッション。現在100人ほどメンバーがいるので、QUSIS100人カイギができないかななどともおっしゃってました。
しかし、目を見張るのは圧倒的な説得力と言語化力。須内さんはじめ、100人カイギにはこのような素晴らしい若者がたくさんいらしてくださっていて、日本の未来は明るいぞ…と胸が熱くなりました。
株式会社イトシマ 三嶋直子さん
三嶋直子さんは、糸島市役所で20年間勤めた後、「糸島サイエンス・ヴィレッジ」を推し進める事業会社イトシマ株式会社に転職されました。
糸島市には、九州大学の近くのエリアに民間資金のみで学術研究都市をつくるという計画があったものの、難航していたところ、現イトシマ株式会社の代表でいらっしゃる平野友康さんが「自分がやる!」と手を挙げてスタートしたのが、「糸島サイエンス・ヴィレッジ」。
通常、このようなプロジェクトはコンサル雇って莫大なお金をかけて進めるのが通例なわけですが、糸島サイエンス・ヴィレッジは「フルスタック」で、すなわち地域全体が一体となって、手作り&地に足をつけて進める。その大きな推進力となるのが、生成AIの活用。プロジェクトの隅々に生成AIを用いて、地方創生のまったく新しいロールモデルを目指します。
三嶋さん、曰く一週間くらいが一年くらいの密度で怒涛のように進んでいく…このようにおっしゃってました。また、「どうして20年勤めた市役所をとびだせたのですか?」と尋ねたら「平野さんに出会ったから」との回答。人が動き、そしてそれが物事を大きく動かしていく…それが今起きているのを、この間近で見て、感じられるというのは、なんともワクワクすることではないか…!と思いました。
伊都の杜自治会長 石長史康さん
石長史康さんは、30歳から5年間、「伊都の杜」地区の自治会長を勤められています。
もともと、「地域」のことはむしろ苦手だったとおっしゃる石長さんですが、何かにチャレンジしたかった。そこで、見かけたのが自治会長の募集でした。
伊都の杜は、できてから10年ほどの新しい街。どんどん人が増えている、その活気の中で、コミュニティづくりをしてみたい!と、立候補をすると、700世帯のうち手を挙げたのが石長さんだけだったそうです。
僕なんかでいうと、自治会長…たいへん&面倒なイメージしかありません。「面倒なことはないですか?」と尋ねると「めちゃくちゃ面倒ですよ」とキラキラした笑顔で話されていたのが印象的です。
住民からの要望が、LINEで山のように集まってきます。防犯カメラの設置や道路の速度規制など、たくさんの取り組みをしながらも、多くは解決はできません。でも、それでもまずは受け取り、応える。これを地道に繰り返すことで、少しずつ変わっていくのだ、と。
また、やりたいことがチームでできるのもやりがいだとおっしゃっていました。
僕の自治会のイメージがガラリと変わりました…現場の生きた声を聴くのは本当に大事です。
政治家志望&来春ジョージアへ 麻生悠紀さん
最後に登壇したのは、福岡県中小企業経営者協会連合会所属の「あそちん」こと麻生悠紀さん。
九州大学法学部に在学中、国会議員事務所でのインターンに参加されました。「政治家なんてろくなやついないだろう」…と高をくくっていた麻生さんですが、そこで出会った代議士さんは、人生かけて仕事をされている、とても「いい奴」だったそう。それを機に、麻生さんも政治家になると心に決めます。
その後、選挙活動のお手伝いを経験する中、海外で活躍したり、外交やってましたという方との出会いにより、「海外に行きたい」とも思うようになり、海外大学院への進学をチャレンジ。しかし、残念ながら撃沈…。
行き場がなく途方にくれていたところを救ってくださったのが現職の上司だったそう。仕事は、「教育、経済、政治が混ざりあった仕事」。
ご自身のやりたいことともマッチしていて、とてもやりがいを感じる。このまま仕事を続けることもできたわけですが、「このままでいいのか?」とも。
そして、いよいよ、かつての海外への想いを貫くべく、海外青年協力隊に申込みをされ、見事合格。来春はジョージアに発たれるとのこと。
ていうか、24歳にしてこの人生の物語の密度…!
しかし、ふと見返すと、ターニングポイントには、素晴らしい大人との出会いがありました。
若者たちが「自分の人生を自分で生きる」、それを応援する大人でいたいなと心から思わされました。
つながりが増幅する熱量と新たに生まれるもの
1週間ほど前は、参加者20名ほどで、「これくらいかな」などと思っていたのですが、直前になって申込みが殺到、そして当日いらした方も(できればPeatixでご購入くださいね)いらっしゃり、最終的にはコミュニティスペース「みんなの」には46名のみなさんが集まりました!
わおんさんの「ではみなさん立ってください」の合図ではじまったアイスブレイクは、知らない人どうしで自己紹介をするものなのに、みなさんその瞬間からヒートアップ。5分ほどの予定でしたが、なかなか話が終わらない…!
この熱量を感じた時点で「あ、これはイケる…!」と確認しました。
というのも、100人カイギは、人とつながり合いたい、そして何かを生み出したい、受け身などいっさいなく、ポジティブで前のめりにそういうものを求めるみなさんが、こぞって集まる場だったのです。しかも、クロスジャンルですから、はじめましての化学反応がちゃんと起こる。
その後、お送りしたとおり、登壇されたみなさんの想いが、さらに燃料として投下され、ネットワーキングや二次会でさらなる交流により、熱量が増幅していく…。
初回にして、このモデルを体現でき、そして多くの方が体験できたのは、とても大きな一歩と感じます。
これから19回。継続の難しさはあると予想されますが、これからここで何が生まれるのか…楽しみで仕方がありません。
次回Vol.2は、12/16月@コミュニティスペースみんなので開催です。みなさん、ぜひこの熱量の輪に入りましょう!
まとめ
以上、「糸島市100人カイギVol.01: 熱量のある前のめりの人々ばかりが集まるとどうなるか」についてお伝えしました。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!