みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
年末は振り返りには最適のタイミングでした。みなさんは振り返りはされましたか?
今回は、振り返りの具体的な方法や、OODAループとの関係性について解説ていきます。
ということで、今回は「振り返りってどうやればいいの?~タイミング×方法×カテゴリでルーチン化!」です。
では、行ってみましょう!
リスナーさんからの質問:「振り返りが苦手。何をどうすれば?」
先日、Voicyのリスナーさんから、次のような質問コメントをいただきました。
『ふりかえり』がひとつのキーワードでしたね。私はふりかえるのが苦手です。計画と実行は好きですが、ふりかえりとなると、具体的に何をどうすればいいのかさっぱりわかりません。手法のようなものがあれば知りたいです。ちなみにOODAループで言うと振り返りはオブザーブにあたりますか? でも『オブザーブ』と『ふりかえり』は、言葉だけで見るとちょっと違うのかなと思います。
コメントありがとうございます!
いくつかの工夫をすることで、振り返りを習慣化できるようになりますので、その方法について、お話ししたいと思います。
振り返りを習慣化するための3つの要素
振り返りを習慣化するためには、「型」を決めてしまうのがおすすめです。
具体的には、「方法」「タイミング」「カテゴリ」の3つの要素を組み合わせて、自分なりの振り返りの型を作ります。
方法:書くか、話すか
振り返りの「方法」には、大きく分けて「書く」と「話す」の2つがあります。
「書く」の例としては、日記やブログが挙げられます。やってきたプロセスや結果、それに対する自分の考えや気づきを文字にします。
「話す」の例としては、プレゼンテーションや、このVoicyのような音声配信が挙げられます。必要に応じて、そのためのスライドや台本をつくる必要があるかも知れません。
タイミング:日、週、月、年
振り返りを行う「タイミング」は、日単位、週単位、月単位、年単位など、さまざまです。
毎日少しずつ振り返りたい人は、日単位での振り返りが適しています。
ある程度まとまった時間を取って、じっくりと振り返りたい人は、週単位や月単位が向いているでしょう。
また、1年間の大きな流れを振り返りたい場合は、年単位での振り返りが効果的です。
タイミングによって、振り返りの内容や効果も変わってくるので、いくつかのタイミングを組み合わせるのがオススメです。
カテゴリ:仕事、学習、趣味など
振り返る「カテゴリ」をあらかじめ決めておくことで、より具体的な気づきを得ることができます。
例えば、仕事、学習(プログラミング、英語など)、趣味など、自分が関心のあるカテゴリを設定しておきます。
そして、それぞれのカテゴリについて、うまくいったこと、改善したいこと、今後の目標などを振り返ります。
カテゴリを設定することで、振り返りの視点が明確になります。
マトリックスで振り返りをルーチン化
「方法」「タイミング」「カテゴリ」の3つの要素を組み合わせることで、自分なりの振り返りの型を作ることができます。
これらの要素をマトリックスにして、どのタイミングで、どの方法で、どのカテゴリについて振り返るかを決めてみましょう。
例えば、日単位では「書く」方法で「仕事」について振り返り、月単位では「話す」方法で「学習」について振り返る、といった具合です。
このマトリックスを作ることで、振り返りがルーチン化され、無理なく続けられるようになります。
僕の振り返りルーチン
ここからは、僕自身の振り返りルーチンを例に、具体的にどのように振り返りを行っているかを紹介します。
日単位の振り返り
僕は、このVoicyとその内容のテキスト記事化を、日単位の振り返りとして行っています。
特に、何かイベントがあったときや、気づきや発見があったとき、新しいことを試したとき、学んだことがあったときは、ネタとして採用するようにしています。
Voicyで話すネタを探す過程で、自然と日々の出来事や気づきに意識が向くようになり、振り返りが習慣化されました。
月単位の振り返り
月単位の振り返りとしては、毎月月末の木曜日21時から、ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会(ノンプロ研)の「月例振り返り会」がありますので、そこでノンプロ研の活動に関しては振り返りができるようになっています。
その後の22時からは、Voicyの生放送で「今月の振り返り」を行い、Voicyの振り返りや、ノンプロ研を含むその月の活動全体の振り返りをしています。
年単位の振り返り
年単位の振り返りとしては、毎年12月に、1年間の活動について振り返る機会を設けています。
例えば、ノンプロ研の年末のイベント「BT大会」での発表があります。
また、Voicyとブログ記事では、今年の漢字を決める全体の振り返り、ノンプロ研について、Voicyなどの発信活動などのカテゴリでそれぞれ振り返るようにしています。
そして、1月には、前年の振り返りをもとに、その年にやりたいことを設定し、宣言しています。
それを年末に受けて、また振り返る…そのようなルーチンを毎年行っています。
振り返りはOODAループのどのステップ?
最後に、リスナーさんから質問にあった、OODAループと振り返りの関係について考えてみましょう。
OODAループは、Observe(観察)、Orient(状況判断、方向づけ)、Decide(意思決定)、Act(行動)の4つのステップからなる意思決定のフレームワークです。
振り返りは、この中のObserveとOrientのステップに関係していると僕は考えています。
まず、Observeのステップでは、自分自身の行動の結果や、その時の自分の状態、周囲の環境などを観察します。
そして、Orientのステップでは、流れを掴み今後の方向性を定めます。振り返るということは、前後の2点間を比較することですから、その流れを掴むことができますよね。
それを受けて、次の意思決定と行動につなげていくことになります。
まとめ
以上、「振り返りってどうやればいいの?~タイミング×方法×カテゴリでルーチン化!」についてお伝えしました。
振り返りは、自分の成長を実感し、未来の方向性を定めるために、とても大切です。「方法」「タイミング」「カテゴリ」の3つの要素を組み合わせて、自分なりの振り返りの型を作ることで、無理なく振り返りを続けることができるようになります。
ぜひ皆さんも、自分なりの振り返りの型を見つけて、日々の成長につなげてくださいね。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!